ドキュメンタリー映画は初めてかもしれない。

ロゴは公式サイトから拝借。
先行試写会に当たる
今回は先行試写会があるということで、申し込んだら当たりました。
平日に新宿18時30分スタートという、千葉で働くサラリーマンには少し厳しかったので、夕方に出張をぶっ込んでクリアしました。

新宿バルト9というビル内の映画館で、本作のエリザベス宮地監督と、吉井和哉本人が登壇。
ライブではない形で見たのは初めてですが、60歳間近とは思えない、やはりスタイリッシュでした。
監督は初めて知りましたが、素朴な感じの雰囲気の方でした。
その二人と司会者とで、30分近く、撮影の見どころや裏側を語ってくれました。
試写会って初めてでしたが、特に密着ドキュメンタリーだからかコアなファンしかいないので、終始和やかでした。
映画の内容
映画の内容について。
ドキュメンタリーもネタバレっていうのかわかりませんですが、内容には触れていきます。
THE YELLOW MONKEY のボーカル、吉井和哉の2022〜2025年を追ったドキュメンタリー映画。
撮り初めの頃は、何かのおまけ映像にしようかくらいだったらしいですが、途中で喉頭がんが発覚したことで軸が変わった(逆に言えば定まった)ようです。
最初は吉井和哉の幼少期とロックとの出会いを、母親や同級生などが登場しながら静岡の風景と共に紹介していく。
その後は闘病しながらのライブや制作活動、メンバーや取り巻く人の様子なども描写されていきます。
そして本作は、高林さんことERO(工ロ)がもう一人の主人公。
EROはずっと静岡でロックバンドのボーカルをやっており、吉井和哉が中卒後に働いていた喫茶店「地中海」に客として訪れ、「ロックが好きならライブハウスに来い」と言って、自分のバンドのベースにした人物だそうです。
私も全く存じ上げませんでした。
といっても音楽だけで食べていけるほどヒットはなく、普通に働きながら音楽をやっていました。
そして数年前に脳梗塞になり、半身が一時は動かなくなりながらも、リハビリにギターを引き続けます。
ロックに導いたEROと導かれた吉井和哉との深い関係性も垣間見えます。
EROはもう65歳くらいですけど、服装もバッチリで格好いい風貌です。
ちょっと甲本ヒロトっぽい感じかなあ。
感想
私としては珍しく飽きずに、あっという間に137分でした。
大まかな流れは闘病とライブと、それを取り巻く吉井和哉とEROの2人、更には様々な思いを持つ周りの人たち。
EROは熱心な反面、非常に不器用にも見えましたし、その不器用さと病気とを通じて映画として綺麗な着地点になっていました。
綺麗とは書きましたが汚れてもいて、シリアスでもありコミカルでもある。
台本・脚本では辿りつかない、これがドキュメンタリーらしい終わり方なのかなと。
ロックや自分の表現に執着し続けたERO。
絆を解いた(ほどいた)BiSH。
解いた後にまた絆を結んだTHE YELLOW MONKEY 。
人との絆は固く結ばれるというけど、縛られることにもなる。
だから解くことも時には大事なんだろうし、縛られたままもあり。
正確ではないですが、そんな話が印象的でした。
また何度か出てきた「(病気等)なってしまったものは仕方ない」という言葉が印象的でした。
まだその達観と諦観の領域というか、そういう心持ちになれていませんが、早くそこまで行きたいですね。
この映画には、シンプルに闘病記録という側面もあります。
私もここ数年、肺・呼吸が苦しいので何かと諦めることも多いのですが、それもちょっと考え直そうかなと。
あまりまとまりませんね。
いろいろいろんなことを言葉にするのは難しいですが、様々なことを考えました。
主人公の2人ももちろん、言葉にできない葛藤などもあったことでしょう。
とはいえそんなに重たい映画ではなく、笑いもあって気軽に見ることも可能です。
吉井和哉、EROも終始明るいですし、まだまだ現役という感じ。
ファンしか見るきっかけがなさそうではありますが、ファン以外が見ても得るものはあるんじゃないかなと思いました。
余談。
①スタッフロールに奥田民生って書いてあったけど出てきたかな?
②喋らなかったけど、きっとつるちゃんはいい人。