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【読書感想】「屍人荘の殺人」(しじんそう)

「屍人荘の殺人」 今村昌弘 著

 

ミステリーというかなんというか。

ネタバレを多少含みます。

 

 

あらすじ

主人公は大学一年生のミステリー愛好会所属、葉村譲。

ひょんなことから、先輩の明智、謎の少女・剣崎と共に、映画研究部の合宿に参加することになった。

その合宿は昨年参加した者が自殺し、今年は「今年の生贄は誰だ」という脅迫状が届いていたという。

レクリエーションの肝試しをしている際に、突然の大異変が全員を襲う。

 

一方、合宿所の裏手では大規模な野外フェスが開かれていた。

しかしそこでは斑目機関という研究機関がバイオテロを引き起こしていた…

 

感想

台風が来た、橋が落ちた、道が崩れたなど、孤立する設定のミステリーはいくらでもありますが、ゾンビという障害による孤立というのは初めて聞きました。

てっきり館シリーズみたいな感じかと思いましたが、ちょっとファンタジーというかパニックというか。

ただ犯人以外は様々な恐怖(ゾンビ、殺人、食料不足…等)が間近に迫っているので、もう少し緊迫感というか絶望的になってもおかしくないと思いましたが、みんなよく寝るなあ。

そういう状況になってみないと、疲労で寝てしまうのかどうなのか分かりませんけどね。

 

謎解き、推理パートは割と普通と言えば普通ですが、ゾンビを入れたことによって通常と異なる部分もありますし、成る程という感じに伏線回収もされていました。

肝心のゾンビは突飛といえば突飛ですが、ストーリーにはちゃんと落とし込まれていましたし、まあいいかな。

 

最後、斑目機関については特に何も示されなかったので続編(魔眼の匣の殺人)などで回収されるんですかね。

 

総じて言えば文章も読みやすかったですし、ボリュームも適度でした。

十分に面白かったです。

 

ゾンビもの

ゾンビものってあまり読んだことありません。

ゲームやドラマでは多少みたかな。

誰がいつ、最初にゾンビというキャラクター概念を生み出したのか知りませんが…

感染、頭が弱点、元人間、動きが遅いなどの特徴は本作でも同様なのでイメージしやすかったですが、誰がこういうのをまとめたんですかねえ。




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