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【読書感想レビュー】じっくりと時を重ねる先に見えるものとは?佐藤正午さん著「熟柿」を読みました。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。



佐藤正午さん著「熟柿」です!

 

 

 

本屋大賞ノミネート作品です!

あやこ
 

 

熟柿のあらすじ

 

主人公かおりは、27歳の時に、

おばさんの葬式の帰り道、

激しい雨が降る夜を運転していました。

 

その帰り道に、老婆を車で撥ねてしまいます。

警察官の夫は助手席で眠っていました。

 

パニックに陥った彼女は、

その場を去り、

ひき逃げの罪で捕まりました。

 

お腹には赤ちゃんがおり、

かおりは離婚し、子どもを手放すことに。

 

それからのかおりの人生が描かれている物語となっています。

 

感想

 

人は思いもよらぬ出来事に遭遇してしまうことがあります。

運命のいたづらとも言いましょうか。

 

この本の主人公かおりも、

そんな運命を背負ってしまい、

人生が一変してしまいました。

 

中でも、

お腹を痛めて産んだ息子と離れ離れになってしまったことが、

一番辛かったと思います。

 

加害者のその後の人生というのは、

やはりそれ相応の人生がまっています。

 

交通事故は、

被害者も、加害者も人生が一変してしまいます。

 

私自身、

息子を事故で亡くしているので、

その辺は痛いほど分かります。

 

かおりが事故を起こしてからの17年間が描かれていました。

 

読む人にとっては単調すぎて退屈に感じるかもしれません。

けれど、かおりの人生をしっかり見届けよう。

そんな気持ちで読み進めると、

タイトルに込められた「熟柿」の意味が分かるような気がします。

 

柿が熟すのに時間がかかるように、

甘い芳醇な香りの時が人生のピークなのか、

はたまたその後の腐敗へ向かうのもまた人生。

柿一つをとっても、

人間の生と死を表現しているなぁと思うのでした。

 

辛いことはずっとは続かない。

その時をじっくりじっくり待つことを教えてもらえる本でした。

 

ハラハラドキドキのような緩急は味わえませんが、

読了後にじんわりくるものがありました。

 

私もまだまだ時が熟すの待つ期間です。

 

 

心に残った言葉

この本を読んで心に残った言葉を残したいと思います。

 

いつまでも続いていくもの、不変なものなど一つもない。

たった一日で人生は変わる。

 

両親の死も突然だった。

 

まだ中学生だったそのときからわたしは知っていたし、

四十二歳になったいまのわたしは、

子をもうけた夫婦の絆さえいざとなれば脆いものだとよく知っている。

 

赤の他人との交友関係ならなおさらだろう。

いつかはその日が来て、ひととひとは、

こうやっていとも簡単に疎遠になってしまうのだ。

 

私もたった一日で人生が変わる経験をしたので、

身に沁みました。

長く生きているとそういう日が一定数の人に降りかかるんですよね。

 

つまりね、柿の実が季節になれば熟すように、

物事の成就には適した時期があるというか、

そのときが自然に訪れるのを気長に待つというか、

百崎さんなんかに言わせると単に消極的なのかもしれないけど、

でもそういう、無理強いしない、

待ちの時間が必要なときもあるんじゃないかと・・・

 

人生には待つことも大事な時期が誰しもあるんですよね。

 

以上、佐藤正午さん著「熟柿」を読んだ感想でした。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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