おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。

野崎まどさん著「小説」です!!
本屋大賞2025ノミネート作品です!
この本のあらすじ
主人公、内海集司は高収入高学歴の医者の父の元に生まれる。
生まれた時から父の顔色を伺って生きてきた。
父が何をしたら喜ぶのか?を観察し、
本を読むと喜ぶことを発見した内海集司は、
幼いころから難しい本を読んで父を喜ばせる。
そんな内海集司は本にのめり込み、
友達が全くいない。
そんな時、図書館で本を読んでいる時、
一人の同級生に声を掛けられる。
それが外崎真だ。
「何の本読んでるの」と話しかけられた。
内海集司が読んでいた本は「竜馬がゆく」の三巻だった。
「竜馬がゆく」は面白い。
だがその面白さを伝えるにはどうしたらよいか。
逡巡した内海集司は、
一巻を教室に戻ってとってきて、
外崎真に渡した。
そんな出来事をきっかけに、
外崎真は本の世界にどっぷりはまり、
内海集司と仲良くなる。
二人はある日、学校の近くにあるモジャ屋敷に足を踏み入れる。
そこに住んでいる人が小説家ということを知ったからだ。
モジャ屋敷で出会った髭先生との出会いによって、
二人の読書はどんどん加速していく。
小説は何のために読むのか?
読んだら書かなくちゃいけないのか?
感想を述べなくてはいけないのか?
ただ読むだけじゃだめなのか?
この本は「小説」について考えさせられる「小説」の物語です。
本を読む人なら一度は考えたことのある、
「小説」について考えさせられる物語となっています。
感想
内海修司と外崎真が出会い、そこから30代になるまで物語は淡々と続きます。
中盤まではわりとスラスラ楽しく読めていました。
が、終盤物語が一気に変わるのです。
読みながら、
ん????
これは、突然ファンタジーが出てきたぞ。と、
大混乱。
頭の中で読み解くのに非常に苦労をしました。
みんな、これをすんなり理解できているのだろうか。
そんな不安に駆られながら読み終えました。
言いたいことは何となく分かった。
けれど、ファンタジーのような宇宙精神論のような部分が、
どうしても私的にはしっくりきませんでした。
Amazonやインスタの感想を読了後読みましたが、
賞賛の嵐。
やはり感じ方は人それぞれなんだなと実感するのでした。
人は小説を何で読むのか。
「楽しいから」「現実ではありえないことを疑似体験できるから」
「現実逃避できるから」などなど。
理由は人それぞれ。
小説じゃなくても、「嘘の世界」は世の中にたくさん溢れています。
アニメ、映画、あらゆるエンタメは「嘘の世界」なんですよね。
この本の言葉を借りれば、
小説は「嘘の世界」
なるほどなぁと思いました。
自分の内側に広がるその世界をただ楽むために読んでいるんだなと。
内側に広がる世界は、いつしか外へ出したくなるものです。
だから人によっては、小説を書きだす人もいるし、
私のようにこうやって感想を語る人が存在するのです。
内海集司と、外崎真。
「内と外」がこの本のキーポイントだと思いました。
理由なんて求めなくていいんじゃないかなというのが私の意見です。
純粋にその言葉の羅列を楽しめばいいと思うのです。
あえて言語化せず、自分の感情で感じればいいじゃないかなと思います。
けれど、人によっては言語化してくれてスッキリした。
そういう思いがあるのかもしれませんね。
心に残った言葉
この本を読んで心に残った言葉を残しておきたいと思います。
小説を読んで何かをしたいと言ったか。
小説から得たもので現実を変えたいと言ったか。
現実のために読んでいると言ったか。
現実が一番で小説が二番と言ったか。
俺は違う。
俺は書きたくない。
俺は。
読みたいだけだ。
駄目なのか。
それじゃ駄目なのか。
読むだけじゃ駄目なのか。
それはこの世界に通底する根源的な潮流であり、
その流れの先端で巻き起こる宇宙最高の愉悦であり、
全ての読者の内側たる精神は本を閉じた後もすぐにまたそれを望み、
繰り返し、果てなく、
嘘で作られた空想を求めて次の虚構へ手を伸ばすこととなる。
その虚構の名は小説という。
おわりに
本屋大賞ノミネート作品は、
このように「本」についての本がノミネートされることが、
昨今多いなというのが印象です。
本について改めて考えるきかっけになりました。
本の後半は一度読んだだけでは理解が難しかったので、
もっと咀嚼が必要そうです。
読んだ人の感想お待ちしております。
以上、野崎まどさん著「小説」を読んだ感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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