
ゾルディック家の面々は顔写真だけで1億ジェニーの賞金が懸けられています。そのため、お金目的で彼らの屋敷へ襲撃にやってくる輩も少なくありません。
ゾルディックファミリーに勝てる人間はごく少数なので、彼らにとって小金稼ぎの連中など大した脅威ではないのですが、いちいち追い払うのも面倒なはず。
そこでゾルディック家の敷地内には家族を守るためのシステムが施されています。その一つが番犬のミケ。超大型の狩猟犬です。
今回はミケの強さを原作の描写から考えてみます。
ミケとは?
ゾルディック家の敷地内に広がる森で飼育されている番犬です。犬といってもその全長・体高はゾウよりも大きそう。
ミケは完璧に訓練された狩猟犬であり、家族以外の命令は絶対に聞きません。一方で主(おそらくシルバ)から10年前に出された命令は忠実に(忠実ではない)守っており、命令に該当する人間はたとえ知っている人物でも何の感情もなく攻撃します。
ミケに出された命令とは「侵入者は全員噛み殺せ」というもの。守衛っぽく試しの門の前に常駐しているゼブロさん(実はミケの後片付けをする掃除係)から「侵入者用のカギ」を奪って敷地内に入った者は、ミケに食い殺され、一瞬でガイコツになります。もちろん門を飛び越えるなどもNG。
またミケは「試しの門を開けて入ってきた者は攻撃するな」という命令も受けています。試しの門1〜7のうち、いずれかを開けて入ればミケに食い殺されることはありません。
描写からミケの強さを考察
作中でミケの出番はほとんど無く、戦闘シーンも無いため強さを測るのは難しいというのが正直なところ。
なので今回の結論は私の主観がかなり入ったものだということを先に断っておきます。
なるべく原作の描写からミケの強さを考えますが、異論はあって当然だと思うので、この記事は個人の意見程度にお考えください。
アマチュアの賞金首ハンター?程度は一瞬でガイコツにできるミケ
作中でゴン・クラピカ・レオリオがゾルディック家を訪れた際、道中のバスで乗り合わせたハンター2人組(おそらくプロではなくアマチュア)がいました。
彼らの目的はゾルディックの家族を殺して、懸賞金を手に入れること。おそらく賞金首ハンターだったのでしょう。
ゼブロさんを脅して「侵入者用のカギ」を奪い門を超えた2人は、ミケが受けた命令に該当する人物とみなされて、食い殺され白骨化。一瞬の出来事でした。
この2人組、入口の門が観光地化しているほど有名なゾルディック家に乗り込もうとしていたことを考えると、そこそこ腕は立つのでしょう(もちろん、相手との力量差を計れていない時点で半端者ですが)。しかしちょっと腕が立つ程度の人間、ミケにとってはご飯も同然ということのようです。
ミケと戦うなら少なくともプロハンター相当の力は必要でしょう。「少なくとも」です。
ゴンがミケの目を見ただけで怯え「戦いたくない」と感じる
どんなに厳しい状況でもめげず、格上の相手にも立ち向かっていくゴン。そんなゴンですらミケの目を見ただけですくみ上がり、大量の汗をかきながら「戦いたくない」と口にしました。
当時のゴンは念を習得する前でしたし、試しの門すら開けられない状態だったので、戦闘力は高いとは言えなかったと思います。
それでも「誰に邪魔されようが絶対にキルアに会う」という強い信念でゾルディック家に来たゴンが萎縮してしまうのですから、ミケの生物としての強さは尋常ではないのでしょう。
ゴンが明らかに恐怖心を示した敵はミケを除くと、ヒソカとピトーくらいじゃないでしょうか。ヒソカもピトーも、かなり上澄みの念能力者でさえ「禍々しい」と感じるオーラを放つ強者です。
試しの門を開けられる人間にミケが勝てないとは限らない
ミケは試しの門を1の門でも開けて入ってきた者は攻撃しません。1の門の重量は片方の扉だけで2トン。左右合わせて4トン。常人では動かすことさえできないでしょう。
しかし、念の基礎をマスターし、身体能力を高められれば、開けるのは難しくないはず。
また、念を習得していなかったキルアでさえ3の門、レオリオも2の門まで開けられていました。訓練と素質次第では念を使えなくても門を開けることはできるでしょう。
では、ミケは試しの門を開けられる者(念能力者または念能力者相当の使い手)には敵わないので攻撃しないかというと、その限りではないと思います。
ミケは「試しの門を開けて入ってきた者は攻撃するな」と言われているだけで、「試しの門を開けて入ってきた者には敵わないからちょっかいを出すな」と言われているわけではありません。
飼い主であろうシルバがどのような意図でミケに命令を出したか完全に把握するのは難しいものの、もしかしたら「あまりにもミケが凶暴なので、襲って良い者とそうでない者とを区別するために『試しの門を〜』という命令を便宜的に出した」という可能性もあります。
つまり、
試しの門を開けて入ってきた者は攻撃しない=ミケは試しの門を開けられる人間には勝てない
という理屈は当てはまらない可能性があるということです。
ゾルディックの家族がミケをコントロールできないと危険
もしミケが何かのきっかけで暴れ出した場合、執事だけでなくゾルディック家の面々まで手がつけられないとなると、皆殺しにされてしまうでしょう。
そのため、ミケは最悪何かあってもゾルディック家の家族ならコントロールできるくらいの強さなのではないか……と思います。ここらへんは完全に妄想です。
ゾルディック家といってもピンキリで、ほとんど家から出ていないミルキもいれば、ネテロと殺し合ったことがあるマハもいます。
ただ、ゾルディック家で飼っている動物はシルバが管理していそうなので(キメラ=アント編で登場した翼竜、シルバの部屋にいる犬など)、ミケもシルバのペットだと考えると、シルバならミケを抑え込めるのではないかなと思います。狩猟犬に育成したのもシルバでしょうし。
もちろん、ペットより飼い主が強いとは限りませんけどね。土佐犬とその飼い主なら十中八九、土佐犬の方が強いでしょう。
幻影旅団クラスならミケと互角に戦えるか?
ここまでに挙げたミケの強さを予想するための要素をまとめると、
- アマチュアハンターなら瞬殺
- ヒソカやピトーと相対したときと同じくゴンが恐怖心を抱いた
- 試しの門を開けた者にも勝てる可能性がある
- シルバならミケを抑え込める(推定)
こうなります。
ここから考えられるミケの強さは、念能力者の中でも戦闘向きの能力を開発し、相当高いレベルまで鍛えている者と同等ではないかと。
それこそヒソカやシルバなど、幻影旅団クラスの使い手と互角といったところかなと思います。
ミケは敵を殺すことに躊躇うことはありませんし、何より大きいですからね。並の使い手ではミケの相手にならないのではないか、というのが私の考えです。
でももしかしたら、この男は、念能力者として強くはないけれど、ミケに対する特攻とも言える能力を駆使して勝てるかもしれません。
そう、犬使い・スクワラなら……