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『秋鮭』を釣って『ルイベ』にした話。【北海道移住】【日常】

ふづきです。





北海道へ移住し早5年。
あっという間に月日が経つのと同時に、
如何せん年を取ってしまいます。

されど、
広大な土地柄からか
今までのような“生きづらさ”を感じることはなく、
今までに思いもしなかった”助け合い“の精神を
肌で感じることが増えた気がします。

経済面では多少不憫に思う場面があるのは、
都市部との格差がやはり根強くあるからなのかなと思います。

だからこそ、
“人と人との関わり”が大事になってくるのでしょう。



さて、
本題ですが。

やってみたいことを実際にやって
自分が後悔しない生き方を選択したい。


このブログを始めたきっかけもその1つ。

嫁のさつきに背中を押されて
開けた新たな日常は、
常識が覆されるほどの
衝撃的なものでした。

そんな想いから始まった移住という選択。

前に進むということの意味に
改めて気付かされました。





はじめに

北海道 道東 秋鮭釣り ルイベで秋鮭を食す
北海道でやってみたかったこと 第1位

「広大な景色を見に行きたい!」嫁のさつき
「北海道に来たなら釣りをしたい!」夫のふづき

北海道の道東に移住し、
春夏秋冬それぞれの景色を見てきました。
本州とは似て非なるものばかりで、
どれを取っても感動ものでした。

それは、5年経った今でも変わらず。



春の八重山桜は可憐に
夏の草原は短くも力強く
秋は赤より黄の魅力
冬の雪原には言葉失う



当たり前の景色、
当然だと思っていた自然環境は
その場所場所で異なる…のだけれども、

それだけではなく
見る人、感じる人の心持ち1つで
見え方も感じ方も変わるものなのだということを
この年(オッサン)で知りました。




ならではの釣り


撮影︰2024年10月 時間︰4時頃 場所︰北海道道東 秋鮭釣りの様子
釣りの朝は早い

北海道に来るまでは1〜2回程度しか釣りをしたことがなく、ため池で臭い魚(ブルーギル)を釣った以来。本格的に「釣りがしたい!」と思ったのは今回が初めてのこと。

こちらで知り合いになった方と、
「一緒に来てみる?」
と誘われて始めたのがきっかけでした。



時期は9月中旬頃〜11月上旬頃

最初は海を眺めているだけで満足していましたが、実際臭い魚(10〜25cm)とは比較にならないほどの大きさの魚を見ると、

こんな大きな魚が
普通の砂浜で普通に釣れるなんて凄い!

と、一瞬で心奪われました。




秋鮭(アキアジ)

北海道 道東 ぶっこみ釣り 秋鮭 体長75cm オス
初めて釣った秋鮭(75cm オス)

北海道の人たちは、
鮭のことを秋鮭アキアジと呼びます。

北海道だからそう呼ぶのか?

と思っていましたが、
自分が魚のことをまったく知らなかったから
と言うことがわかりました。



鮭には色々な呼び名があります。

・白鮭(読み方は“しろざけ”。漁獲量が多く他の鮭に比べて身が白っぽいのが特徴。)

・銀鮭(読み方は”ぎんざけ“。養殖ものが多く、脂が良く乗っているのが特徴。)

・紅鮭(読み方は“べにざけ”。主に輸入もの。身が赤いのが特徴。)

・秋鮭(読み方は”あきあじ“。白鮭が川で生まれて海で成長し、秋になると産卵のため生まれた川に戻ってくること、また秋の味覚のためそう呼ばれているそう。白子やイクラに栄養を取られるため、身はサッパリとしているのが特徴。)

他にも、脂の乗った若い白鮭のことを鮭児(けいじ)、秋の収穫時期ではなく春から夏にかけて水揚げされた白鮭を、“時を知らない”という意味で時鮭(ときしらず)と呼んだりします。


砂浜からの釣り

秋鮭釣り ぶっこみ ピンクのタコベイト 重り40g エサはにんにく風味のソーダカツオ
ぶっこみ釣り

自分が使っている竿(ロッド)やリールなどはほとんど”おさがり“で、エサと仕掛けを買い足して、先生方(釣りを教えてくれた方々)が行く日に都合を合わせ行く日々。早朝2時に起きて3時に出発し、4時過ぎには砂浜で場所取りをし、日の出前から投げ始める。日によっては前日深夜に前乗りし、車で仮眠して早朝より場所を取り、投げ始める。

いつしか、
風と天気を調べ、連日イメトレをし、嫁のさつきがまだ起きない早朝に1人で海へ向かうようになっていました。もちろん1人は危険が伴うので、クマ対策やライフジャケットなどで安全を確保し、なるべく人のいるところ(←コレが1番大事!単独はクマの危険と事故の際に誰にも気付かれないため)で、しっかり「おはようございます!隣、空いていますか?すみません、失礼します」と声を掛けてトラブルがないよう、トラブルがあった際に助け合えるようコミュニケーションを図るように心掛けています。



肝心の釣り方は”ぶっこみ“というもの。
砂浜に竿立て(3〜5本※場所によって規制あり)を刺し、竿を準備したら糸先にフロート(発泡スチロールの浮きに好みの柄を巻いたもの)とタコベイト(名前の通りタコの形の疑似餌)と針(18号〜20号の大きめなもの)を付けた仕掛けを取り付ける。固定式か遊動式かはその時々で使い分けるが、遊動式のほうが良いらしい。そこに三角形の重り40g前後を取り付けたら、あとはエサですが…。これも人によって様々な持論があるので一概には言えないようですが、基本はソーダガツオの切身をニンニクやエビ粉で匂い漬けしたものを使います。

準備が出来たら、あとは投げて待つだけ。

ひたすら待つだけ。※15〜30分位



その間、何をするのかと言ったら…
もちろん空と海をずーーーーーっと眺めています。

またこれが飽きないんですよね♪




北海道 道東 秋鮭釣り 朝陽
水平線から昇る朝陽

水平線から昇ってくるオレンジ色は眠気を忘れる。

朝マズメ(日の出前後の1時間)一番魚が活性化し釣れると言われている時間帯。日の出がめちゃくちゃ綺麗なのに、写真を撮ってる暇がないくらいソワソワする釣りの時間です。




北海道 道東 秋鮭釣り カモメの冷やかし
カモメが冷やかしに来ます

釣れない自分を冷やかしに来るカモメン。

そう簡単には釣れないのが秋鮭釣りの面白いところ。
1日粘って全く釣れない日がほとんどです。

そんな日は、
ひたすら空と海を見てさざなみをBGMに…

自分にとっての贅沢な癒やしのひとときです♪




北海道 道東 秋鮭釣り クサフグ
釣り人の嫌われ者 クサフグ

やっと来た!?

ツンツンと来たと思ったらクサフグだったり。
エサをすぐに取られてしまうだけでなく、タコベイトや糸まで噛みちぎってしまうので、釣り人の嫌われ者になっていますが、膨らむと可愛いので、自分はそこまで嫌いではありません。



ちなみに、
各々の相場ですが、仕掛けが1個800〜1200円程度重りが100円程度、エサのソーダガツオが1匹500円程度するので、竿の数分と予備品分を合わせると塵積もになります。なので自作する方がほとんどです。自分は壊れたり噛みちぎられたりしたら、部分部分で買って直していましたが、結局秋鮭を買ったほうが安くなることは言うまでもありません。(笑)




釣りとギャンブル

北海道 道東 秋鮭釣り 通常はライフジャケット着用して釣りをしています。写真は撮影用のためライフジャケット未着用となっています。
秋鮭釣りはぎゃ、ギャンブル?!


www.fuzuki-satuki.com
自分(ふづき)はもともとギャンブラーでした。
いや、そんなカッコイイ呼び方ではなくパチンカスですね。

開店前から並び、スキマ時間も打ちに行くほどどハマリしていた時期がありました。財布はいつも空になるまで、空になっても…な時もあるほどの底辺な時間を過ごしていました。嫁のさつきに救われてから、今ではもう十数年足を運んでいません。



で、何が秋鮭釣りと似ていると言われる所以なのかと言うと、釣り上げたときの引きの強さ、それまでまったくツンツンもされないのに突然ギュイーンと竿が曲がる、その感覚が脳汁が出ると言いますか、まさにギャンブルな釣りだと言えるでしょう。

“適度に節度を持って楽しむ”のが趣味の大事なところですね!



余談ですが、
遊び場(娯楽)がほとんどないので、呑みに行くこともほとんどなく、余計なお金を使うことがなくなったことは、精神衛生上も良かったのかもしれません。コツコツ貯めたお小遣いで釣り具を集めています。

逆にどこへ行くにも距離が長いので、給油は1回/2Wペースに増えました。(泣)

釣りは家族の理解がないと、冷蔵庫が生臭くなったり、時間やお金も少なからず掛かるので、時期になると精一杯やらせて頂けることに感謝しています。
たまに嫁のさつきも一緒に来てくれて、絶景の眺めを満喫してくれています♪
ありがたいことですね!




ならではの食べ方

北海道 道東 秋鮭 捌く
こんなかわいい顔してる子を捌くなんて…

自分で釣った秋鮭はとても可愛く見えます♪

ですが…
いつも嫁のさつきに捌いて貰っています。
いつもスミマセン。。。


秋鮭のオスは大きいもので1m近くになるものもあるそうですが、自分の釣り上げたものはオスの75cmと上等。
メスであれば高級なイクラが大量に入っているので、秋鮭釣りの人たちはこぞってメスを狙います。オスでも立派な白子が入っているので、自分はオスでも満足しています。




カマ焼き

北海道 道東 秋鮭釣り 食べ方 カマ焼き
王道の”焼き“で食す

メジャーなのは“鮭のちゃんちゃん焼き”ですが、
自分は炒め物に魚の骨が混ざるのが苦手なので、”カマ焼き“を好んで食べます。

料理はすべて嫁のさつきの愛情が込められています!
頭が上がらないです。。。



メスはイクラに栄養が取られるので、オスの方が身は濃厚と言われています。焼きはシンプルに素材の味が引き立つので、味がより濃く感じて、普通のカマより甘く美味しく感じました。




白子ポン酢和え

北海道 道東 秋鮭釣り 釣ったばかりの秋鮭の白子 プリプリ
釣ったばかりの秋鮭の白子

秋鮭の白子…プリップリやで!

釣ったばかりの秋鮭の白子はプリップリハリがあり、触感もヌメヌメしてなく臭くもありません

新鮮なその日のうちに処理して、身は冷凍し、白子は茹でてポン酢和えにしてくれました。




北海道 道東 秋鮭釣り 食べ方 白子ポン酢和え
秋鮭の白子ポン酢和え

濃厚で甘く、まるでフォアグラのよう。

白子の感想ですが、
もともと好きではありませんでしたが、



コレはマジ旨いです!



痛風になっても良いくらい濃厚。



白子の概念が覆ります。ホント。




ルイベ

北海道 道東 秋鮭釣り 食べ方 ルイベ
アイヌ由来の郷土料理 ルイベ

道民至極の食べ方 “ルイベ”

ルイベとはなんぞや?

秋鮭を”家庭用の冷凍庫で48時間〜72時間寝かしてアニサキスを死滅させ半解凍の状態で刺身として食す“というもの。



言い忘れましたが、
秋鮭は回遊魚でアニサキスなどの寄生虫が潜んでいます。

釣りたて新鮮なものを頂きたくなるのですが、
ココは北海道の道民の方々の知恵をお借りしまして。

家庭用の冷凍庫(-18℃)で48時間以上寝かせることで寄生虫を死滅させます。冷凍庫は開け閉めすることもあり、温度変化を考慮し、心配なので自分たちは丸3日寝かせました。




北海道 道東 秋鮭釣り 食べ方 ルイベ 刺身
秋鮭のルイベを食す

醤油に浸すと分かる豊潤な旨味脂。

北海道特有の食べ方で、アイヌ民族に由来しているよう。やはり寄生虫は脅威だったようで、如何に美味しく頂く術を引継いでくれましたと思います。

ただ、
道民の方々も賛否あるようで…。

人によっては
”火を通さないと絶対に食べてはいけない“
と言う方もいれば、
“美味しいので自己責任で食べてます”と言う方も。



・・・

・・・・・

・・・・・・・・



自分たちは迷いなくルイベで頂きました!



間違いなくこの食べ方が1番美味しいです。

ただし、自己責任で。



醤油につけると半解凍の脂が溶け出し、この身がたっぷりの旨味の脂で覆われていることが分かります。

”1匹食べると腹壊す“
と言われるくらい、豊潤で濃厚な脂の旨味が口いっぱいに広がります。
サーモンと同じじゃないか?と思われるかもしれませんが、似ているようで全くの別物。寿司屋に秋鮭が居ない訳ですね。美味しすぎて他のネタが売れなくなっちゃいます!

でも、コレが結構胃もたれするくらい本当に脂が多いんですよね。



そんなときは、この食べ方をオススメします↓↓↓




しゃぶしゃぶ

北海道 道東 秋鮭釣り 食べ方 ルイベ しゃぶしゃぶ
この食べ方には参りました

文句なしの最高で最強の秋鮭の食べ方!

ルイベだけだと寄生虫が心配
という方にも、オススメな食べ方です。



半解凍の秋鮭の刺身を
北海道の利尻産昆布で出汁を取った鍋でしゃぶしゃぶするだけ。

お好きな程度に火を通し、尚且つ余分な脂を落とす。
そこに旨味成分利尻昆布出汁を注入したらどうなるか?



セロトニンが溢れ出し
自然と目を閉じて無口になります。

“ルイベ”も旨いが、
“しゃぶしゃぶ”はいくらでもイケちゃいます!

機会があれば是非ともお試しあれ♪




まとめ

北海道 道東 秋鮭釣り タコベイト エサ取りに足をちぎられる
戦いを終えたタコの足は噛みちぎられ…

秋鮭釣りはめっちゃ楽しいです!

釣れることももちろんそうですが、釣れなくとも空と海を眺め、さざなみに耳を傾け、自由に飛び回るカモメや時折姿を見せるトンビの旋回に目を釘付けにされたり。仕掛けを投げた先に野生のアザラシイルカが見えたら、ラッキーではなくアンラッキー魚を追って釣り場から魚がいなくなるだったり。今までの生活では絶対に体験出来ない、本当に貴重で有意義な時間を過ごさせて頂いているなと感じています。

注意点は決して生では食べないこと。寄生虫対策(家庭用冷凍庫で48時間以上冷凍させて寄生虫を死滅させる、あるいは十分に加熱する)をした上で、焼いて食べたり、アイヌ直伝のルイベを自己責任で。自分たちはルイベのしゃぶしゃぶがとても美味しかったです♪豊潤な秋鮭の脂を直に味わうことが出来ます。ただ、1匹丸々食べると脂でお腹を下すので注意が必要です。


北海道 道東 秋鮭釣り 夕陽
夕陽も素晴らしい

北海道に来てからというもの、
空と海を眺めることが増えました。

毎日当たり前に昇る朝陽、当たり前に沈む夕陽。

その“当たり前”は、時に心揺さぶるほど魅力的で。

夏の時期は早朝3時頃から陽が昇り夜の7時頃からやっと沈み始める位日が長いし、冬は本当に日が短い新月でもないのに夜空に月が見えなかったり今までの常識が実は当たり前の常識ではないことを知ったり。



商業施設や住宅街など、視界を埋め尽くすほどだった場所から、閑散とした、けれどもありのままの”当たり前“の自然が多く残るこの地で、目に映るものがとても同じ国のものではないような。季節も気候も文化も同じようで違う、そんな場所で育ったものは、自然も人ものびのびと、自然は本来の姿で、人も人らしく生きていくことが出来るような気がしました。



秋鮭釣りは、マナーの守れない釣り人(規制のある河川等での釣り、ゴミ問題、イクラだけ抜き取り身を捨てて行く等々)のために、釣りの出来る時期や場所が年々減って来ています。それにより、細々と穏やかに釣りを嗜んできた砂浜に他地域から大勢の人たちが流れ込んで来ています。人が増えれば増えるほどなくなる場所とマナー。将来的には砂浜や漁港からの秋鮭釣りが出来なくなる(※船を予約しお金を払っての船釣りのみに移行)のでは?とも言われています。

漁獲量も年々減って来ているので、秋鮭を守るという意味では仕方のないことなのかもしれません。けれど、少し寂しい気がしました。




北海道だからこそ出来る秋鮭釣り。

北海道に来て本当に良かったと、
心から思える趣味に出逢えたこと。

それを理解して一緒に居てくれる
嫁のさつきに感謝です。













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