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贅沢な人生だった



今朝は、昔の旅をいろいろ思い出していた。

 

きっかけは新しく来た車だった。

フリードにカーペットを敷いたり、車中泊のことを考えたりしているうちに、

いつの間にか昔の景色が頭の中に浮かんできた。

 

 

8年前の昨日。

ネパールのアスタムという小さな村にいた。

 

ポカラ郊外の丘の上のロッジ。

目の前にはアンナプルナの山並みが広がっていた。

 

夜明け前に外に出て、

そのまま1時間以上、山を眺めていた。

 

 

最初は黒いシルエットだった山が、

少しずつ赤くなり、

やがて朝日に照らされて白く輝く。

 

でも今思い出して一番印象に残っているのは、

山の色ではない。

 

あの静けさだ。

 

世界が止まったような、

音のない朝だった。

 

その日はちょうど、私の誕生日だった。

 

しばらくするとロッジの人が

コーヒーを運んできてくれた。

 

隣にはカミさんがいた。

 

 

ヒマラヤを眺めながら飲むコーヒー。

今思い出しても、いい時間だったと思う。

 

その後、世界中を旅した。

 

モロッコではサハラ砂漠。

メキシコではトゥルムのカリブ海。

ペルーでは朝霧のマチュピチュ。

ノルウェーでは船でフィヨルドを進んだ。

 

スペインではネルハの路地で小さな魚のフライ。

ハンガリーではフォアグラ。

ベトナムでは何を食べても美味しかった。

 

メキシコは気に入って三回も行った。

オアハカのメルカドのタコスは忘れられない。

 

世界を回って思ったことは、

 

「世界は広い」でもなく、

「また旅をしたい」でもなかった。

 

ただ、

 

いい景色を見られてよかった。

 

それだけだった。

 

そして今思う。

 

贅沢な人生だった。

 

贅沢と言っても、お金のことではない。

 

ヒマラヤの朝を眺めたり、

サハラの静けさを感じたり、

カリブ海の色に驚いたり。

 

そんな時間を持てたことが

贅沢だったのだと思う。

 

 

今は遠くへ行かなくてもいい。

 

朝早く起きて、

コーヒーを飲みながら空を見る。

 

結局、最後に好きなのは

朝の空なのかもしれない。

 

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