まだまだ古文文法が身についていませんので,百人一首の有名なやつで古文文法を勉強し,経験を積めたらと思います。前回の崇徳院の歌はこちら
百人一首62 清少納言
「夜を籠めて」は「夜を閉じこめて」→「夜が明けぬうちに」。「つとめて」(早朝)と共に覚えておきたいですね。
「鳥の空音」は「鶏の声まね」。これは
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「許さじ」は「許さ(許すの未然形)」+打消推量・打消意志の「じ」(○/○/じ/じ/じ/○)で「許すまい」です。
「逢坂の関」は京と大津の間の関ですが,実際に逢坂の関の近くにいた訳ではありません。「私に逢うことは許可しませんよ」と伝えるのに,「逢坂の関は決して開きませんよ(孟嘗君は上手く開けたみたいですけどね)」と知的ユーモアをかましているのです。清少納言の学識とウィットに溢れる歌で,感服つかまつりました!
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~おまけの単語勉強~
「なめし」(ク活用):失礼だ,無礼だ。「見くびる」という意味の「なめる」は「舐める,嘗める」ですが,「なめし」から来たという説もあります
「恥づかし」(シク活用)は「恥ずかしい,気づまりだ」という意味のほか「こちらが恥ずかしくなるほど立派だ」という意味に注意
「恥づ」(上二段)恥ぢ/恥ぢ/恥づ/恥づる/恥づれ/恥ぢよ
即時の「より」:体言,連体形に付く格助詞「より」は,「……より,……から,……以外」の他,「……を通って・経由して」「……で(手段)」「……ために(理由)」もあり,更には「……するや否や(即時)」もある
※即時の例:「名を聞くより、やがて」(名を聞くや否や,すぐに;『徒然草』71)
※手段の例:「徒歩より詣でけり」(徒歩で
~勅撰和歌集の勉強(とりあえず新古今まで)~
『古今和歌集』(醍醐天皇)[紀貫之102,凡河内躬恒60,紀友則46,壬生忠岑36]素性36,在原業平30,伊勢22
『後撰和歌集』(村上天皇)[源順,大中臣能宣,清原元輔,坂上望城,紀時文]紀貫之81,伊勢72,藤原兼輔24(撰者の歌はない)
『拾遺和歌集』(花山院)[花山院,藤原公任]紀貫之113,柿本人麻呂104,大中臣能宣59,清原元輔46,平兼盛38(成立過程が曖昧)
『後拾遺和歌集』(白河天皇)[藤原通俊]和泉式部67,相模39,赤染衛門32,能因法師31,伊勢大輔26
『金葉和歌集』(白河院)[源俊頼]
『詞花和歌集』(崇徳院)[藤原顕輔]曽禰好忠17,和泉式部16,大江匡房14
『千載和歌集』(後白河院)[藤原俊成36]源俊頼52,藤原基俊26,崇徳院23
『新古今和歌集』(後鳥羽院)[源通具,六条有家,藤原定家,藤原家隆,飛鳥井雅経,寂蓮]西行94,慈円,藤原良経,藤原俊成,式子内親王,藤原定家,藤原家隆,寂蓮,後鳥羽院
※最古の『万葉集』に関しては勅撰説の他,大伴家持編纂説(有力な説)がある
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