
munieq(ミュニーク)の三角錐組み立て式、特許取得済み構造の超軽量コーヒードリッパー。ステンレスのラージサイズとポリプロピレンのスモールをレビュー。
- 色々な軽量ドリッパーを試したが…
- 従来ドリッパーが抱える課題
- 特許取得済みの堅牢で軽量なドリッパー
- ステンレススチールLサイズ 35g
- ポリプロピレン(PP)Sサイズ 12g
- 肝心の抽出はうまくできるのか
色々な軽量ドリッパーを試したが…
僕は登山やキャンプなどの野外でもコーヒーをドリップしたいという無駄を楽しむために今までいくつかのコーヒーギアを試してきた。ペーパーレスで金属メッシュのRiversのマイクロコーヒードリッパー(35g)、ペーパードリップするならZebranのV60 フラットドリッパー01 (45g)などである。

マイクロコーヒードリッパーはペーパー不要なので経済的だし、山では準備が早くできるところが合理的。

ゼブランのフラットドリッパーは扇形のシリコンを広げることでコンパクトに収納できるし、使用時は組み立て円錐状になる。内側にはリブ構造があることで、ペーパーがドリッパーに密着することを防いで抽出時間をコントロールし、絶妙な味の調整ができるという本格的な仕様になっている。
従来ドリッパーが抱える課題

それぞれに良いところがあればやはり悪いところもある。マイクロコーヒードリッパーはドリップ後、メッシュに溜まった豆の除去が野外では困難だ。なので野外では一度使ったらそのままジップロックに入れるしかない。また、お湯が溢れやすいため1杯以上の分量は作れないし、味の面では金属メッシュは雑味が出やすく好みがわかれ、個人的には味の調整が難しく感じる。
フラットドリッパーは、ドリッパーとホルダーが分離しているので使用中に傾くおそれがあるし、本体も柔らかいのでつかむとへこんでしまう。要するに少しバランスが悪く、抽出中や抽出後のドリッパーの移動に注意を払う必要がある。また、リブ構造による精緻な抽出コントロールも野外の慌ただしく限られた環境ではうまく活かせることは少ない。それに1〜2人用ではあるものの45gとそこまで軽くもない。
そこで、もっと堅牢でバランスが良く、2人分まで対応し、野外でも安定した味が出せて、軽量なドリッパーが必要とされていたのだ…。
特許取得済みの堅牢で軽量なドリッパー

そこで理想的なドリッパーとしてミュニークのテトラドリッパーを見つけた。以前から知ってはいたが、前述の通り色々試した結果、テトラドリッパーに行き着いた。
このテトラドリッパーは3枚の板を組み合わせて三角錐を作るだけで完成する。以前僕はやはりドリッパーは円錐が良いのだろうと思っていたので三角錐を敬遠してたが、三角錐は味の調整力こそ乏しいものの、安定した味は出しやすいらしいことがわかってきた。どうせ山で飲むくらいなので、それくらいは全然妥協できる。
組み立てにやや手間を要するが、組み上がればホルダーはいらないし、何より意外なほど頑丈で安定感がある。組み立てのアイデアが特許取得済みというのも頷けるし、男心をくすぐる。(特許6089242→j-platpat)
しかもSサイズでも1〜2人分は抽出できるサイズ感でありながら超軽量。収納時も超コンパクト。
頑丈で味も十分で、しかも従来のものより断然軽く、嵩張らない。ならば野外用コーヒードリッパーとしてこれ以上のものはないかもしれない。
ステンレススチールLサイズ 35g



テトラドリッパーはふたつの素材とふたつのサイズで展開している。素材はステンレス製とポリプロピレン(PP)製、サイズはS(1〜2杯用)、L(3〜4杯用)だ。
ふたつの素材でサイズを変えて買ってみた。Lサイズは頑丈なステンレス製を選んだ。このサイズはキャンプや多人数での山行で使うことを想定。
Lサイズをステンレス製にした理由は、PP素材だと豆が多くお湯を吸ったときに重さでしなったり、熱でだんだん変形する可能性を加味したからだ。ステンレスならその心配が無い。そして大きくても肉抜きされていて厚さも薄いため十分軽い。この肉抜き部はコーヒーから発生するガスの放出を促す効果もある。
ちなみに本体は薄い板ゆえに手を切ったりテーブルなどに傷が入らないよう注意が必要。
ポリプロピレン(PP)Sサイズ 12g




1〜2杯用のSサイズは思い切ってPP製をチョイス。ソロ山行や軽量登山で使用を想定しとにかく最軽量にした。
このPP素材については「安っぽい」との前評判があったが、実際は十分使えるレベル。たしかに柔らかくチープな印象はあるが、必要な強度は十分出ているし、リーズナブルな価格は嬉しい。ただしLサイズでPP製だと板に「しなり」が出るかもしれないので個人的にはPPに向いてるのはSサイズだと思う。とても軽いので風で飛ばされることもありそうだが、組み立てると安定感があるので軽さの割には風に煽られにくいという印象を受けた。
肝心の抽出はうまくできるのか

ペーパーは市販(セリア)の円錐型を使用。真ん中を押し込んで入れると簡単に三角錐状に埋まる。おの注ぎ方は円錐状のドリッパーと変わらずだが、周りが三角なので円を描くというより中心に1円玉程度の円を描くことしかできない。それでも十分豆全体にお湯が行き渡るので雑味のない味が仕上がる。

最近は家でのドリップにも使っているが申し分ない味が抽出できる。味も問題なく、軽量コンパクトで使いやすいとあれば、野外用ドリッパーではこれ以上のものはないかもしれない。
おわり
20260313

