私は積極的に辛味を求めて辛さを足していくような辛党(誤用)ではありません。基本的には塩味が好みです。
そのため自分から辛い料理を好んで選ぶことはない人生を送ってきました。
そんな人間が中国の四川へ来月出張することが決まりました。
四川と言えば辛い料理で有名な地域です。
辛い料理をそこまで食べ慣れていない身としては、若干恐れおののきます。仕事や移動よりも食事のほうが不安です。むしろ食事以外は特に不安を感じていません。なんとでもなるだろうと思っています。しかし食事ばかりはなんともならない可能性があるため、心構えと準備が必要になりそうです。
さあ、訓練をしよう
11月に中国の四川へ出張することが決まった際、「中国の四川へ出張に行くならば辛い料理に慣れておいたほうがいいだろう」と話題になりました。
そんなわけで、これからしばらくは辛い料理を求めて各所へ食事に行く予定です。登山家が高山へ行く時には低酸素環境へ順応するためトレーニングを積むように、私も辛い料理を積極的に食べて訓練することにします。
先日は早速、中国出身の同僚の先輩に頼んで中華料理屋へお昼ご飯を食べに行きました。
店員さんに中国語で事情を説明をして四川料理を作るように頼む先輩と、それを快く引き受けてメニューにない四川料理を作る店長。オリジナル料理なんて頼めるんだと少し驚く自分。
ほとんど待つことなく速やかに出てきたのは野菜とお肉の炒め物でした。

緑っぽいのと赤っぽいのは一部にんじんやピーマンが混ざっているものの、ほとんどが唐辛子です。メニューにないオリジナル料理なので名前は分からないですが、とりあえず唐辛子と豚肉の炒め物とでも呼んでおきましょう。なんとも美味しそうです。
とりあえずまずはお肉を一口。
ズーンと辛いですが、なんとか咀嚼できます。これくらいならいけそうです。
次に野菜を一口。
やはり辛いですが、まだなんとかなります。
日本の野菜炒め料理では唐辛子それ単体は辛いもののそれ以外はそうでもなく、辛味をアクセントとして使っている料理が多い印象ですが、この料理は唐辛子をふんだんに使い辛味を引き出して他の食材へカプサイシンを行き渡らせています。
つまり、辛さが休まるタイミングがありません。どれを食べても辛い。お肉も、にんじんも、ピーマンも、そしてもちろんとうがらしも、全てが見事に辛いです。辛さが引く前に次なる辛さが襲い掛かってくるため、食を進めれば進めるほど辛さが重層的に積み重なっていきます。辛さの足し算です。
気付けば汗だくで、徐々に咀嚼することすら辛くなってきました。思っていた以上に辛さが強く、そして私は思っていた通りに辛さへの耐性が弱いようです。
助けを求めるように横を見ればペロリと食べ終えている先輩。
「現地の四川料理は、この倍は辛いよ」
あらゆる方面で救いがありません。
結言
頑張って食べました。ええ、頑張りました。午後の仕事に支障を来たす程度にはエネルギーを使いました。食事で疲れるのはもはやよく分からないですが、非常に疲れました。
これは本格的に辛さへのトレーニングをしなければならないような気がしています。仕事の準備に加えて辛さへの準備が必要です。
現地で生き抜くためにも、もっと強くならねば。