ミディアムロースト(中煎り)は、焙煎度の中間に位置し、豆の持つ風味と焙煎による香ばしさがバランスよく引き出される焙煎度です。
以下に、特徴・向いている豆・保存や抽出のポイントなどをまとめました。
【1】ミディアムローストの基本情報
焙煎終了時のコーヒー豆の中心温度は、210度から220度くらい(?)。
焙煎終了のタイミングは、ファーストクラック(1ハゼ)が終わったあたりからセカンドクラック(2ハゼ)が始まる手前くらいまで。
焙煎コーヒー豆の色は、明るい茶色から中間の茶色。
味わいの特徴は、酸味と甘みのバランスが取れた風味。
フルーティーな香り、ナッツ系の香りが残ることもあります。
【2】ミディアムローストに向いているコーヒー豆の産地
エチオピア→フローラルで華やかな香り
グアテマラ→明るい酸味とチョコ系の甘み
ケニア→柑橘系の酸味が際立つ
コロンビア→バランス型、ナッティでマイルド
ミディアムローストは、豆本来の風味を活かしたい時に選ばれることが多い。
【3】保存と抽出のコツ
(1)保存容器
遮光性・密閉性の高い容器(ステンレスやセラミックがおすすめ)
(2)水(お湯)の温度
92〜94℃が理想的(熱すぎると酸味が飛びすぎる)
(3)抽出方法
ハンドドリップ→香りと味の調整がしやすい
エアロプレス→フルーティさを強調したい時に
サイフォン→香りを存分に引き出したい時に


【1】ミディアムローストについて
最も一般的な煎り方です。香りが豊富で酸味があります。
コーヒー豆の焙煎度合いを専門的・マニア的に表現するときの、一つの段階の焙煎度合いです。
一般的には、『中煎り』と表現される焙煎度合(煎り具合)で、スペシャリティーコーヒーの一般的な煎り具合(焙煎度合)になっています。
シテイーロースト、アメリカンロースト、ブレックファーストローストと呼ばれている段階の煎り具合(焙煎度合)で、シュリンケージは12~14くらいです。
【2】スペシャリティーコーヒーの一般的な煎り具合
焙煎中に発生する化学反応の複雑化が始まった段階。一ハゼは終了しています。
スペシャリティーコーヒーの一般的な煎り具合(焙煎度合)には、ミディアムローストのシティーローストと呼ばれている段階の煎り具合が多いようです。
ちなみに、 シュリンケージが12~14くらいが、コーヒー抽出液の抗酸化能力が最も高くなる焙煎度合いだと言われています。
【3】ミディアムローストの特徴
焙煎コーヒー豆の表面にオイルは浮いていませんが、コーヒー豆内部でのオイルの移動は始まっていると考えています。
焙煎コーヒー豆の色は、一般的に自然な茶色で、酸味とボディーとアロマは、ライトローストよりも増加しています。
アメリカンロースト、ブレックファーストロースト、シテイーローストなどの煎り具合(焙煎度合)がメディアムローストで、アメリカンローストから順番に煎り具合が深くなって行きます。
アメリカンローストの煎り具合(焙煎度合)では、コーヒー生豆本来の酸味が残っていて豆は明るい茶色をしていますが、シティーローストの煎り具合(焙煎度合)になると、焙煎で生成した成分がコーヒーの香味を支配するようになっていて、焙煎コーヒー豆の茶色は濃くなっています。
【4】焙煎度合いの決め方
一般的に、焙煎コーヒー豆の焙煎度合は、焙煎コーヒー豆の表面の色で判別されています。
しかし、焙煎度に対する色や味などの感覚的判断には個人差があって、色や味から統一的な焙煎度を判断するのには無理があると考えられています。
ですから、焙煎度に対する感覚的判断の個人差を補う手段として、シュリンケージ(目減り率)やPH値やL値(色差計)が補助的に使われます。
焙煎の程度をあらわす指標として使うL値は、焙煎コーヒー豆粉砕物の明度を色差計で測定するのが一般的です。
【5】メデイアムローストのL値
黒のL値を0、白のL値を100として、その間の色の差(明度)を数値(0~100)に置き換える測定器が色差計です。
コーヒー豆の焙煎が深いほど焙煎コーヒー豆の色が黒くなるため、焙煎コーヒー豆の焙煎が深くなればL値が低く(小さく)なって、焙煎が浅くなればL値が高く(大きく)なります。
一般的にミディアムローストのL値は、23~29くらいだと考えています。
ミディアムローストよりも浅い焙煎度合(L値が30以上)の焙煎コーヒー豆は、飲用には不向きだと思っています。
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