コーヒーの抽出量と豆の重量の比率(コーヒー抽出率)が重要な理由は、「味・香り・満足感」の3要素すべてに直結する、コーヒーづくりの根幹だからです。
何故かわからないけれども美味しいではなくて、理論でコーヒーが美味しくなります。
以下に、コーヒーが美味しくなる理論を説明しています。
【1】なぜ抽出量と豆の重量のバランスが大事なのか?
(1)味の濃さが決まる
焙煎コーヒー豆が少なすぎると、水っぽくて薄味になり、香りも弱くなります。
焙煎コーヒー豆が多すぎると、苦味や渋みが強く出すぎてしまいます。
焙煎コーヒー豆の量が適切ならば、香味成分がバランス良く抽出されます。
(2)香りと風味の引き出し方に関係する
焙煎コーヒー豆の成分(油分・酸味・甘味・苦味)が湯に移る割合が、コーヒー抽出比率に左右されます。
焙煎コーヒー豆を無駄なく使うためにも、比率の管理が欠かせません。
(3)再現性が高まる
毎回感覚でコーヒーを淹れてしまうと、味が安定しません。
コーヒー抽出量と焙煎コーヒー豆の重量を記録・調整することで、自分の「黄金比」を見つける事ができます。
【2】基本となるコーヒー抽出比率とは
(1)抽出比率(Coffee Brew Ratio)ってなに?
「使用する焙煎コーヒー豆の重量と抽出されたコーヒーの量」の比率です。
例えば焙煎コーヒー豆10gで150ml抽出すれば、比率は1:15になります。
(2)おすすめの基本比率(初心者向け)
☆ハンドドリップ
焙煎コーヒー豆の重量は10~12gで、コーヒー抽出量は150~180ml、抽出比率は1対15~1対18。バランスが良くて香り豊かなコーヒーが出来上がります。
☆フレンチプレス
焙煎コーヒー豆の重量は10gで、コーヒー抽出量は160ml、抽出比率は1対16。なめらかでコクのあるコーヒーが出来上がります。
☆エスプレッソ
焙煎コーヒー豆の重量は18gで、コーヒー抽出量は40ml、抽出比率は1対2.2。非常に濃厚で力強いコーヒーが出来上がります。
(3)なぜこの比率が重要なのか?
☆味が安定する
毎回同じ味のコーヒーが淹れられるようになる。
☆失敗防止
濃すぎず薄すぎない、ちょうどいい味のコーヒーを淹れられる。
☆好み探し
少しずつ比率を変えることで、自分の「黄金比」が見つかる。
(4)基本の抽出比率、どれくらいがベスト?
一般的な目安は「1:15〜1:18」(豆1gに対して15〜18mlのお湯)
例:10gの豆 → 150〜180mlのお湯
(5)おすすめスタート比率
☆ハンドドリップ
コーヒー抽出比率は1対15、焙煎コーヒー豆12gにつき180mlのお湯。しっかり濃く香り豊かなコーヒーが出来上がる。
☆フレンチプレス
コーヒー抽出比率は1対16、焙煎コーヒー豆10gにつき160mlのお湯。なめらかでコクのあるコーヒーが出来上がる。
☆エスプレッソ
コーヒー抽出比率は1対2.2、焙煎コーヒー豆18gにつき40mlのお湯。濃厚で力強いコーヒーが出来上がる。
5. まとめ(自分の“黄金比”を見つけよう)
例えば、自家焙煎コーヒー豆10gに対してお湯を150ml使った場合、比率は1:15。
この比率がベースになると、自分好みの「濃いめ」「薄め」が調整しやすくなります。
逆に比率が乱れると、せっかくの焙煎コーヒー豆の個性を活かしきれません。
