『三国志』の呂布といえば、養父を殺しまくって群雄になったりして何となく不完全な人格なのに強いということで愛されている武将です。
みなさんも好きでしょう?
今回は、そんな呂布のとある特徴の話。
呂布のイメージ
その呂布なんですが、日本では正に「勇将」ってカンジのイメージです。ゴツゴツしたオッサンです。
ちなみに最初にぼくに猛将呂布のイメージをつけたのはこれ。
そして、日本における『三国志』といえば光栄ゲーム。『三國志Ⅲ』ではパッケージ絵が堂々とした呂布です。これも「ザ・呂布!」ってカンジですね。
ところが、中国ではイメージがだいぶ違います。元々呂布の役職は主簿で、帳簿を付けたり印鑑を管理したりする文官です。呂布は文官。だから、肖像画も眉が細くてヒゲも無く全体的に優男、みたいな描かれ方をしてます。

(画像掲載元:呂布 - Wikipedia)
中国では大体こんなカンジですよね。
光栄のゲーム『三國志』の一番最初のやつから『Ⅴ』くらいまではこっちのイメージを引きずっているかもしれない。この記事で確認できます。
そして、どっちのイメージにしろ呂布といえばこれ!と共通している特徴があります。
それが、鳥の羽です。クジャクだかキジだかの羽。呂布の冠や兜についている鳥の羽は描かれがちです。
呂布の頭の鳥の羽
この鳥の羽、一体なんなんでしょうか。そしてなんという名前なんでしょうか。もちろん、名前はあります。
この鳥の羽は「翎子(りんず)」といいます。
調べてみると、清朝の官吏が礼帽に飾りとしてつけたクジャクの羽、京劇の中で武将が頭に挿しているキジの羽のことだそうです。
ということは、この呂布の羽のイメージは清朝のころの芝居でついたのかも知れません。先の肖像画も清の時代のものですしね。そして日本では横山光輝先生がそれを採用して広まった、こうやって呂布の頭は鳥の羽というイメージが出来上がったんでしょうかね。確かNHKの人形劇では羽ついてなかったですよね?
最後に
まぁとにかく、その名前は「翎子(りんず)」です。
そして、もうひとつの呂布の特徴といえばその得物の方天画戟ですね。これも龍の化身という神話があったりして、実際の呂布って猛将だったのかやさ男だったのかあるいは文武両道の名将だったのか、よくわかりませんね。
ここではとにかく「翎子(りんず)」だけ覚えて帰ってください。何の役にも立ちませんが。
