都講師をしていた公立中学から【職業講演会】の依頼を受けて

一昨年に都講師をしていたG中学より、職業講演会のお誘いをいただいた。
お世話になったG中の先生方からのご依頼なので、快くお受けすることにした。
職業講演会は、わたしが勤務していた2024年にも行われていた取り組み。
生徒たちへのキャリア教育の一環だ。
そのときは来賓の方々が来られるのを、
『中の人』として客観的に受け止めていた。
しかしその2年後に、自分が招かれる側になろうとは。
学校教育の場での職業講演会とは
送られてきた【ご協力のお願い】と書かれたプリントには、
お勤めの職業について、やりがい、苦労話などをお話しいただくことで、
生徒たちが職業についての具体的なイメージを持ち、
自分の将来について考えられる場をつくりたいと考えております。
皆様の経験を、ぜひ生徒たちに還元していただければ幸いです。
と記されており、登壇者は8名の予定だそうだ。
1回20分の講演で、4回実施するとのこと。
CAになりたい子は、どれくらいいるかな?
元教え子に会いたい
この学校では実際に週4日教鞭をとっていたので、
学校全体の雰囲気、教室の様子などは記憶に新しい。
しかし、職業講演会の対象学年が、1年生だけだというのだ。
わたしは当時、1年生と2年生の英語を担当していたが、
その子たちは学年が上がって、今では2年生と3年生になっている。
本来ならばその子たちと再会し、わたしの近況についてじっくり伝えたかったけど。
講演会は午後からなので、
昼休みに廊下に出ているであろう元教え子たちに会えるのが楽しみ。
教師という仕事の素晴らしさも伝えたい

元教え子…✨
初めてこの言葉を使ったが、なんて素敵な響きなんだろう。
今はまだ若く、未熟でピュアな彼らが、どんな大人になるのか。
自分と関わったすべての子どもたちに、幸せな未来を築いてほしい。
学校の先生って、本当にやりがいのある職業だと思う。
時間講師は授業だけを担当するので、担任や部活までみることはなかったけど、
ほぼ毎日顔を合わせていると、愛情以上のものが生まれてくる。
講演会当日は、キャビンアテンダントの仕事について語らなければいけないのだけど、
教師という職業の素晴らしさを教えてくれたのはG中学。
先生になりたい子どもに向けても、少し話ができたらと思う。
講話の方向性について
さて、具体的にどんな話をしようか。
『大人が子供に聞かせたいこと』はわかる。
仕事で大変なこと、その仕事に就こうと思ったきっかけ、必要な資格や能力。
これは、感度が高い子どもには響くだろうが、いうて去年まで小学生だった人たち。
なかにはまったくピンと来ない子もいるのではなかろうか。
わたしは都講師をしているころを思い出した。
「すべての子どもを置いていかない」
拙いながらも、これがわたしのモットーだった。
これは、東京都教育委員会が掲げる教育理念、
「誰一人取り残さず、すべての子供が将来への希望をもって、自ら伸び、育つ教育」
と思いを同じくするものだ。
当時、子どもたちにもよく言っていた。
「先生、ぜったい誰も置いていかないからね。」
子どもたちは、
「センセーやさしい!」
なんて言ってたけど、今頃どうしているだろうか。
今回の講演会でも、会場に来てくれた一人一人が、何かを感じられる時間にしたい。
初めて会う子供たちだけど、わたしは元G中教師。
あのとき学んだ話の進め方、空気感を思い出して、真摯に臨みたいと思う。
自分の好きと向き合うことの大切さ
大人たちが平然と不正行為をしたり、子どもを虐待したり。
国内外の政治の乱れや、不安定な経済状況。
何かと暗く、ぶっそうなニュースばかり聞こえてくる昨今。
外国人問題も多いので、英語や海外に対する憧れも、以前ほどはない。
わたしがいくら英語の重要性を唱えたところで、
「だから英語を勉強しよう」と思う子は一握りだと思う。
そもそも、
「勉強って、なんの意味があるの?」
「わたしたちの未来はどうなるの?」
などという疑問を持つ子どもも多い。
『責任』『義務』『目標』『努力』といった、
昭和世代の我々には当たり前だった言葉に、拒否反応を示す子もいる。
そういった子供たちに向けて、わたしが個人ベースでできることは。
世界は、みんなが思っているよりも広くてあたたかい。
ときに裏切られること、つらいことだってあるけど。
信念をもってやり通せば、かならず道は開けると伝えたい。
なにかとまじめな国民性、
細かいことにこだわって前に進めないのは、日本人の持つDNAのせいだと思われる。
でも人生は長い。
中学生活、高校生活、そして学校を卒業したら、だれもが大人になる。
その先、どんな職業につこうとも。
いかに笑って、楽しく過ごせるかがカギだとわかってほしい。
そのためには『準備』が必要。
備えあれば憂いなし。
めぐりくる明日のために、ちゃんと準備をする人が、自分も他人も幸せにできる。
学校はその『準備』のための場所なんだということを知ってもらいたい。
夢は何歳からだって追いかけられる。
でもまだ中学生。
せっかく若いのだから。
早く始めるのに越したことはない。
早いうちから、
「自分の好きなことは何だろう?」
「自分の持っている資質や才能を活かせる場所はどこだろう?」
そんな意識を持っていることは大事だと思う。
自分ととことん向きあった結果、やりたいことが見つかったら。
それに向かって準備を進めればいい。
大人が子どもにできること
大人が子どもにできることは、楽しく仕事をしている姿を見せること。
自分のしていることが、だれかの便利や嬉しいにつながって。
その人たちから返ってくる『ありがとう』の気持ちを感じることで、自分もまた嬉しくなる。
そんな姿を実際に見せることが、幾千の理想論よりも効果的だと思う。
子どもたちに、優しさと感謝が循環する社会をのこすためには。
大人が身をもって、それを体現してみせること。
だからわたしは講演会当日。
おもいっきし笑かしにかかる予定。
📚時間講師時代のエピソードはこちら
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