インドでは一人暮らしがあまりメジャーではないためファミリー向けの物件が多い。私がムンバイで借りていたアパートも2BHK(日本の2LDKに相当)で収納が豊富だった。
インドには可愛いアイテムが溢れていて物欲崩壊必須であることは周知の事実である。家の収納に余裕があれば、衣服や雑貨が制限なく増え続けてしまうのは仕方のないことだろう(と自分を最大限に肯定してみる)。食器やカトラリーもファミリー向けにセット販売されており、ひとり分しか必要ないのに4~6人分買わなければいけないこともしばしば。
気が付けばモノが増え続け、一人暮らしとは思えぬ量のモノで溢れていた。引越しを機に断捨離をしようと思い、不要なものは捨てたり譲ったり売ったりしたが、それでもモノが多い…。そう、モノが多い…。
引越し先の都市はグルガオンと決まっているが、グルガオンでどのアパートに住むかはまだ決まっていない。そのためアパートが決まるまでは荷物を倉庫に保管してもらう必要があった。
##業者の選定
駐在員の場合は日通やヤマト運輸といった日系の引越し業者を使うのが一般的だろう。日系なので、日本人が最低限満足できるクオリティは保証されていて、その分料金もかなりお高めに設定されている。(個人的にはちょっとボッタクリなんじゃないかと思ったり)
日系業者と同等またはそれ以上のサービスを適正価格で提供してくれる引越し業者を探すため、私はグーグル先生に助けを求めた。
まずは大手引越し業者の調査。日本でいう「アート引越センター」や「サカイ引越センター」的なポジションに君臨する業者であれば、それなりのサービスの質を期待できそうである。
「Agarwal Packers And Movers Ltd.(APML)」という会社がインドでは引越し業者の大手のひとつだということが判明したので見積もりを依頼。APML社に加え、大手2社+テック系の新参の業者2社、合計5社に見積もりを頼んだ。
###偽業者にご注意!
どこからか私の連絡先が漏洩したようで、見積もりを依頼した記憶のない業者から電話がかかってきて若干カオスな状態に陥った。
その中でもAgarwal Fast Packers And Movers(偽物①)とAgarwals Packers And Movers(偽物②)という会社には振り回されてしまった。というのも、これらの会社はAPML社を装った全く別の会社である。
「Agarwar 〇✕△&%$…から引越しの見積もりの件でご連絡させていただきました~」と電話がかかってきたら、私みたいな引越し初心者は本家のAPML社とうっかり勘違いしてしまう。
特に偽物①に関してはロゴもかなり似せており、見積書にも悪意が感じられる。
偽物①(Agarwal Fast Packers and Movers)の見積書。「FAST」の文字サイズがすごく怪しい。
これら2社から見積を受領して本家ではないと気づいたので「APML社のFakeですよね?」と指摘したところ、「世の中には『Agarwal』から始まる名前の企業が数多く存在する」と宣ふ。やれやれ…
ちなみにDHL風の業者もたまたま発見した。大企業のブランド力にあやかろうとするだなんて、不誠実極まりない。