以下の内容はhttps://www.boostudio.jp/entry/2025/09/30/002500より取得しました。


【煌めく水冷美】ASUS社「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」をレビュー

今回ご紹介するのは2025年8月22日に発売されたASUS社「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」=以下、ROG Ryuo IV」です。

「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」の詳細はこちら

価格は56,980円(税込)です。ASUS様より貸出提供】

「Ryuoシリーズの変遷」

ROG初のAIO水冷クーラーが登場したのは2018年12月のことです。

 

当時の一般的なAIO水冷クーラーと言えば、水冷ヘッドにLEDをあしらいライティングを楽しむスタイルが主流でした。

 

しかし、ROGはその常識を覆し、ヘッド部分をディスプレイ化するという革新的な設計を導入しました。


未来を感じさせる新世代のAIO水冷クーラーとして誕生したのが「Ryuo」であり、自作PCにおけるビジュアル表現を新たな次元へと引き上げた象徴的なモデルとなりました。

 

その後もシリーズは進化を重ね、「美しいビルド」というコンセプトをさらに磨き上げながら発展し、ついに最新世代となる「ROG Ryuo IV」へと到達しています。

 

今回「Ryuoシリーズ」の歴代をまとめてみました。

世代 発売年 主な特徴 ディスプレイ 冷却性能
Ryuo I 約2018年 ROG初のAIO水冷クーラー / Aura Sync対応RGB搭載 1.77インチOLED 標準的な冷却性能
Ryuo III 約2023年 デイジーチェーンARGBファン採用 / LCD画面が大型化 3.5インチLCD 高負荷でも安定冷却
Ryuo IV 2025年 曲面AMOLEDスクリーン搭載 / 裸眼3D表示対応 6.67インチパノラマAMOLED 最大3200RPMポンプで強力冷却

特に「Ryuo IV」は、圧倒的なスクリーン演出と高性能冷却を兼ね備え、PCケース内で主役級の存在感を放ちます。


デザイン性と冷却性能を両立した最新モデルとして、「Ryuoシリーズ」の完成形とも言える一台です。

「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」の特長

❶6.67インチ 2K AMOLED L字型スクリーン・・・高精細な映像と鮮やかな色彩を表示し、3Dコンテンツやハードウェア情報も一目で確認可能。

 

❷裸眼3Dビジュアル体験・・・L字型スクリーンにより、従来のAIOクーラーにはなかった没入感のある映像演出を実現。

 

❸直感的なASUS InfoHubソフトウェア・・・コンテンツ表示、画面分割、録画など多彩なカスタマイズが可能。

 

❹スライド式LCD & 200mmチューブ・・・干渉を抑えつつ、すっきりとしたビルドを実現するデザイン性。

 

❺高性能ポンプ&サーマルグリス・・・最新のAMD Ryzen 9000シリーズやIntel Core Ultra CPUを安定冷却。

 

❻ROG MF-12C ARGBファン搭載・・・最大2650RPM、静圧5.45mmH₂O、風量71.44CFMの冷却性能を確保し、デイジーチェーン接続で配線もスマートに。

 

❼Aura Fan Edgeライティング・・・フロント&サイドに配置されたARGBが、ゲーミングPCをスタイリッシュに演出。

 

❽幅広い互換性とASUSケース最適化・・・Intel LGA1851/1700、AMD AM5/AM4に対応し、ROG・TUF・ProArtケースと高い親和性を発揮。

開封の儀

内容物

水冷クーラー本体
3 x 120 mm ARGB Radiator Fan
ネジとブラケットのアクセサリパック
クイックスタートガイド
1 x ROG VIP card
1 x ROG Sticker
1 x Tube fastener

外観

「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」をチェックする

「ROG Ryuo IV」は、ひと目でハイエンド志向を印象づける存在感を放つAIO水冷クーラーです。

 

360mmラジエーターには3基の大型ファンを備え、最新世代CPUでも安定した冷却性能を発揮することが期待できます。

 

ファンには「ROGロゴ」が配され、ブラックを基調としたデザインは、ゲーミングらしい力強さと洗練されたスタイルを兼ね備えています。

 

特に目を引くのはポンプヘッドのデザインです。

 

金属フレーム構造により、単なる冷却パーツを超えた“ギア感”を演出します。

 

さらにL字型の「6.67インチAMOLEDスクリーン」を組み込むことで、高級感と堅牢性を同時に感じさせ、ケース内に収めた際も圧倒的な存在感を放ちます。

 

また、スリーブ付きチューブや扱いやすい配線設計など、細部まで配慮が行き届いており、見た目のインパクトだけでなく、組み込みやすさや耐久性といった実用性も兼ね備えています。

 

特にチューブは従来より短く、中央に付け根が移動することで、ケース内のホースが景観を乱さないよう工夫されています。

ただし、360mmラジエーターに対応可能な大型ATXケースが前提となるため、購入時には対応ケースを確認することが重要です。

 

ラジエーターには120mmの「ROG MF-12C ARGBファン」を3基、標準搭載しています。

 

「デイジーチェーン接続」により、「ケーブル1本」でファンモーターとARGB照明をまとめて制御でき、配線も大幅に簡素化されています。

 

「最大2650RPM」の高回転と流体動圧ベアリングにより、強力なエアフローと静音性を高いレベルで両立します。

 

ポンプは「最大3200RPM」に対応し、高負荷環境でも安定した冷却性能を維持します。

 

次に、ネジとブラケットをCPUソケットに取り付けます。

 

対応ソケットはIntel LGA1851/1700およびAMD AM5/AM4に対応しており、最新世代のCPUまで幅広くサポートします。

既存の純正ブラケットを外し、付属の専用ブラケットと入れ替えて設置します。

 

その後、金属フレーム構造のクーラーをマウントします。

この金属フレームは横方向にスライドさせることで、マザーボードVRM周辺の景観をより広く魅せることが可能です。

フレームの取り付け後には、L字型の「6.67インチAMOLEDスクリーン」を組み込みます。

「ROG Ryuo IV」の最大の特徴は、この大型L字型スクリーンです。

 

2K解像度に対応し、ハードウェア情報や3Dビジュアル、カスタムコンテンツを自在に表示可能です。

 

裸眼3D表示にも対応しており、PCケース内部に圧倒的な存在感をもたらします。

 

スクリーンはスライド式を採用しており、他パーツとの干渉を最小限に抑えつつ、組み込みの自由度を高めた実用的な設計も魅力です。

次にメモリを換装します。

 

ここで注意すべきポイントは、メモリの「全高」です。

 

今回のテストではCORSAIR社製メモリを使用します。

 

上「35mm」

下「53mm」

全高が45mm以下であれば、L字型AMOLEDスクリーンとの干渉を避けることができ、スクリーンを完全にスライドさせることが可能です。

 

ただし、全高がやや高い場合でも、スクリーンは可変式スライド機構を備えているため、干渉を最小限に抑えながら操作が可能です。

以上で、組み立て作業は完了です。

 

電源を投入し、PCを起動します。

 

次に、「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」用ユーティリティである「ASUS InfoHub」を公式サイトからダウンロードします。

ダウンロードはこちら

基本画面では、CPUのクロックや温度をリアルタイムで確認でき、システムの状態を直感的に把握可能です。

RGBファンのライティングは好みに応じてカスタマイズでき、ビルド全体のビジュアル演出を自由に調整できます。

 

ファンノイズに関しては、高負荷時には「Ryujinシリーズ」に採用されるノクチュア製ファンと比べやや響きますが、実使用においては気にならない範囲に収まっています。

使ってみた感想

【CPU】AMD社「Ryzen 9 9950X3D

マザーボードASUS社「ROG CROSSHAIR X870E EXTREME

【メモリ】CORSAIR社「CORSAIR DDR5-7200MHz DOMINATOR TITANIUM 48GB ブラック [24GB×2枚] 

GPUNVIDIA社「RTX 5080-O16G NOCTUA

PSU】CORSAIR社「」

【AIO】ASUS社「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB

【Ver】GeForce 581.29

 

「Resizable BAR」は有効にしています。

 

【注意】「Ryzen 9 9950X3D」はCCD1に不調があり、8コア構成での動作となっています。

 

ベンチマークCinebench R23を使用し、10分間の連続高負荷テストを実施しました。(室温26℃)

ベンチマーク結果を見ると、「Ryzen 9 9950X3D」を8コアに制限した状態でも、その実力は際立っています。

 

マルチスレッド性能では「22047」を記録し、「9800X3D」とほぼ同等の水準を維持。シングルスレッド性能においても「2150」と、わずかな差でトップを確保しています。

 

一方で「7800X3D」や「5800X3D」との比較では、世代ごとの性能進化が明確に浮き彫りとなりました。

 

特に「5800X3D」との差はマルチで約2倍、シングルでもほぼ倍近いスコアを示し、アーキテクチャの刷新による恩恵を直感的に感じられる結果です。

 

次は温度を見てみます。

AIOクーラーの比較をしてみます。

平均温度(Avg)では「EK-AIO 240」(75.7℃)が優位となり、長時間の安定した運用に適した安定型と言えるでしょう。

 

最大温度(Max)では「ROG Ryuo IV」(85.9℃)が優位を示し、瞬間的な高負荷における温度制御で強みを発揮します。

 

「EK-AIO 240」は「持続的な冷却性能に優れる安定型」、一方で「Ryuo IV」は「ピーク時の熱制御に強い守備型」と位置づけられ、用途に応じて最適な選択が分かれる結果となりました。

 

サーモグラフィ画像にて見てみます。

サーモグラフィによる検証の結果、「ROG Ryuo IV」はCPUヘッド部を約36℃前後で安定させつつ、中央部では熱を均一に拡散します。

 

ソケット周辺やVRM付近に一部高温域は見られるものの、全体として極端な発熱はなく、冷却システムとして確かな効果と安定性を発揮していることが確認されました。

良かったところ

❶ 圧倒的な存在感の6.67インチL字型AMOLEDスクリーン・・・2K解像度でハードウェア情報や3Dコンテンツを鮮明表示します。

 

裸眼3Dにも対応し、PCケース内で圧倒的な存在感を演出します。

 

❷ 革新的なスライド式スクリーン・・・干渉を抑えつつ組み込み自由度を向上させます。

 

美しい外観と実用性を両立しています。

 

❸ デイジーチェーン対応ARGBファン・・・配線を簡略化し、すっきりとしたビルドを実現。

 

視覚的にもスマートな仕上がりです。

 

❹ 高性能ポンプ&冷却能力・・・ROG MF-12Cファン(最大2650RPM)とポンプ(最大3200RPM)で、最新世代CPUも安定冷却可能です。

 

❺ 高級感あるデザインとビルド品質・・・金属フレームで堅牢性と高級感を両立。

 

チューブや配線も工夫され、扱いやすさと耐久性も向上しています。

 

❻ 直感的ソフトウェア「ASUS InfoHub」・・・ライティングや画面分割、録画など多彩なカスタマイズに対応。

 

❼ 幅広い互換性

Intel LGA1851/1700、AMD AM5/AM4対応で最新CPUプラットフォームでも安心です。

残念な点、注意する点

❶ 高価格帯・・・税込56,980円と、AIOクーラーとしてはプレミアムに位置づけられる価格設定です。

 

❷ 大型ケース向けの設計・・・360mmラジエーターを採用しているため、搭載可能なケースは限定的。

 

主にエンスージアスト向けの構成を前提としています。

 

❸ 平均温度での競合差・・・長時間の安定運用を重視する場合、一部シーンでは「EK-AIO 240」などの競合製品が優位となる場合があります。

 

❹ メモリ干渉への配慮・・・スクリーン搭載部のサイズにより、メモリ全高が45mm以下でないと干渉する可能性があります。

 

❺ スクリーン周りの制約・・・スクリーン部がケース内スペースを圧迫しやすく、ベゼルが厚めなため表示領域を最大限に活かしきれない点があります。

総評

「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」は、デザイン性と冷却性能を高次元で融合させたハイエンドAIO水冷クーラーです。

 

L字型AMOLEDスクリーンによる圧倒的なビジュアル体験は、単なる冷却装置の枠を超え、PCケース内で強い存在感を放ちます。

 

一方で、導入コストの高さやケース対応の制約があるため、万人向けではなく、こだわりの強いPCビルダーやハイエンドユーザーに最適な製品と言えるでしょう。

 

スクリーン搭載というコンセプトは非常に印象的で、PCビルドの主役として確実に目を引きますが、そのサイズ感や価格面は好みが分かれる部分でもあります。

 

コンパクトさやコスト効率を重視するユーザーには、別の選択肢が適している場合もあるでしょう。

 

逆に、ASUS製品で統一したビルドや、独自のビジュアル表現を追求するユーザーにとっては、この「Ryuo IV」は比類のない魅力を発揮する一台です。

 

この機会に「エンスージアスト」へステップアップしてみませんか?

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

AD: N.K

 

この記事がお役に立ったと感じたら、リツイートやいいねで共有していただけると嬉しいです。

https://x.com/BooStudio_blog

主な仕様

Water block dimention・・・133 X 105 X 123 mm
Block Material (CPU Plate)・・・銅

関連商品




以上の内容はhttps://www.boostudio.jp/entry/2025/09/30/002500より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14