
娘が生まれて3ヶ月が経ちました。
最初に断っておきますと、これからブログで娘の話は極力しないでおこうと思っていまして。……というのも、嫁さんから「今度はあんまり、やめといてね」と軽く忠告を受けておるのです。
息子(小5)のことをかれこれ8年くらいブログなりTwitter(通称X)なりで発信し続けてきて、彼がカードゲームでちょっと結果を出しちゃったりして、僕も調子に乗ってネット上で息子の本名をオープンにしたりして(もちろん本人から許可はもらっています)、極々狭い世界の話ではありますが想像していた以上に息子の顔と名前が色んな人たちに知れ渡ってしまったという部分。娘も同じことになるのはちょっと、という思いが嫁さんにはあるようです。息子のときは僕が散々好き勝手させてもらいましたから、今度は「よし分かった」と。
娘が生まれてからのこの3ヶ月は毎日本当に大変で忙しくて、でもとっても刺激的で楽しくて。3人家族から4人家族へ。これ、世界がひっくり返ったみたいに環境が変わります。激変です。
何より、これまでひとりだった息子が「お兄ちゃん」になったという事実。彼の変化の観察が現状の僕の人生におけるコアになっているという感覚が確かにあります。
そういう視点であればブログでお話できることも多少はあるかなと思い、今回筆をとりました。家に帰ると当たり前に息子と娘(もちろん嫁さんも)のいる生活。その一部分を少しだけおすそ分けしてみましょう。
家族で楽しむ『ウルトラマンティガ』
育休中の嫁さん。
日々の大変な子育ての中、やはり家にいる時間が圧倒的に長いというところで「なんか見るもんない?」と僕にリクエストがあり――。そういうことなら、とおすすめしたのが僕の大好きな『ウルトラマンティガ』です。
嫁さんは僕ほど特撮オタクというわけではありませんが、スーパー戦隊シリーズに何作が好きな作品があったりしていわゆる「特撮もの耐性」のある人物です。「話の理解る(わかる)人」なので、今息子もちょうど見進めているところだし『ティガ』はどう?って話をして。
あと、ツブイマで番組も持っているお笑い芸人のAマッソ加納さんがご自身のYouTubeで履修したウルトラマンの感想を語ってらっしゃってその影響もあるようでした。『ティガ』に関してもナチュラルかつピュアな角度で熱のこもったお話をされていて、嫁さん「加納さんがそこまで言うなら見るか~」となったみたいです。
僕と嫁さんと、息子も交え3人で同じほうを向いて同じテレビで『ティガ』を見る。時々嫁さんが「これはCG?特撮?」とか「この人は前の回に出てきたあの人?」とか、ウルトラの事なら基本的になんでも答えられる僕と息子に都度質問をしながらの視聴。これがまあ、超楽しくってですねえ……!
そもそも家族揃って同じテレビを見る機会って今本当に少ないです。リビングに集まっていてもみんなスマホでそれぞれ好きなものを個別に見るのが当たり前の時代。僕が子供の頃にはまだ馴染みのあった「お茶の間」という言葉がもうほとんど死語ですもんね。
家族のコミュニケーションの中心にテレビがある空間に懐かしさを覚えつつ、嫁さんからの質問に僕と息子、どっちが先に答えられるか対決みたいになって、そのやり取りも自分でやっといてあれですが可笑しくて。ふたりとも自分の知識を披露したくってしょうがないからもうママ争奪戦です。そしたら嫁さんが「わたしめっちゃモテモテやん」って(笑)。僕、『ティガ』は全52話のサブタイトルをソラで言えちゃうような人間なのでその辺息子には絶対負ける気しないんですけど、時々花を持たせたりしてね。
実相寺昭雄監督の「花」におけるティガとマノン星人の独特過ぎるバトルシーンを3人で固唾をのんで見守ったり、「拝啓ウルトラマン様」で描かれるダイゴとレナの関係性に「なるほどねえ」とみんなで深く頷いたり、家族で楽しむ『ティガ』の世界はなかなかに奥ゆかしく充実感がある。やっぱり人生、持つべきものは「話の理解る」パートナーだなとしみじみ感じさせられます。
3人で『ティガ』を見ている間、生後3ヶ月の娘もその場にいるわけですけど、もちろん映像作品を一緒に楽しめる時期ではありません。

でもせっかく一緒にいるんだからと思って、娘にもなにかティガ要素をというところで、この間なんばで買ったティガのソフビとたわむれてもらったりしています。ホリイ隊員よろしく「ほな!」と生後3ヶ月の赤ちゃんにも気さくに挨拶できるティガさん、素敵でしょ?
濃密な日々に
あと、娘が生まれてからの息子の変化というところで言うと、「俺が同じくらいのころはどうやったん?」って事ある毎に僕らに訊いてくるようになりましたね。やっぱり気になるみたいです。(娘が3歳くらいになって同じ質問が息子から来たら「ブログ読め」って言えますね、ははは)
息子の生後3ヶ月くらいの頃の写真と今の娘の顔が本当にそっくりで、僕も一瞬「どっちだっけ?」となるくらいなんです。だから彼に娘の写真を見せて「お前はこんなだったよ~」とひっかけてみたりね。で、息子も一瞬だまされた後に「はっ」と気付いて「いやちゃうやんけ〜!」って。このやり取り、この1ヶ月でもう10回以上はしている気がしている(笑)。
精神的な成長という意味ではまだまだこれからだと思いますが、妹の存在を通じて自分のこれまでを振り返ってみたり、頼れるお兄ちゃんになるぞという意識と、ちょうど思春期に差し掛かるかどうかの時期ということもあって家での態度が全体的にクールになってきたり……彼なりに「お兄ちゃん」らしく背筋を伸ばそうとしているんだなというのは感じます。
歳を重ねると月日の経つ早さにびっくりする瞬間が増えていくものですが、娘を見て、息子を見て、それを嫁さんと共有してって毎日していると、あまりにも濃密な日々に「あれからまだ3ヶ月しか経ってないの?!」とこの歳になって普通じゃまず感じることのない驚きに出会うことができます。
「お兄ちゃん」になった息子や、命がけで娘を産んでくれた嫁さんが、同じような感覚を持ってくれていたら、僕はこれからの人生ちょっとやそっとのことがあってもへこたれずにやっていけそうな気がしています。だから僕もちゃんとかっこいいパパでいないとね、と。こうしてブログに書き留めてみると、改めてそんなことを思わされるのでした。
