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僕の人生の主人公って、だれ?~ウルトラマンカードゲームと僕たち「親子の絆」の話~

 

 

 僕の人生の主人公って、だれ?

 

 

 日に日に成長していく息子(小5)の後ろ姿を見ながら、そんな風に考えることが最近増えた気がします。

 彼が生まれてからというもの、休日は親子で一緒にウルトラマンを見たりカードゲームをしたり、という(自堕落なのか活動的なのかよく分からない)生活を続けていることはこれまでこのブログにも散々書いてきた通りです。

 小学5年生になった息子の刺激的な毎日に寄り添っていると、まるで自分の人生が一瞬のうちにスッと巻き戻って、もう一度「あの頃」を過ごしているような特別な感覚を覚えることがあって。

 ひょっとしたら人生で最も無邪気で楽しい時期だったかもしれない「あの頃」を、37にもなった自分がもう一度過ごせるなんて父親になってすぐの頃には思ってもみなかったことでした。掛け値なしに「僕がこんなに楽しい人生送らせてもらっていいの?」と日々を噛み締めています。

 ただ、そんな一見充実した人生を送る一方で、

 

 

自分の人生の中心に、いつの間にか自分がいなくなっている――。

 

 

そんな子供じみた寂しさを感じる瞬間が全くないと言えないのもまた事実だったりして。

 仕事も、娯楽も、何気ない日常も、この10年と少しの間は全て息子中心に回っています。「『親になる』というのはそういうことだ」と言われればそれまでですし、僕の覚悟がもうずっと足りていないのも重々承知です。しかし人間、状況や環境の変化を受け入れるのに一定の時間がかかることは往々にしてあることでしょう?

 

 

 

「主人公」になれる場所

 

 僕が今、「主人公」になれる瞬間がまがり間違ってあるとすれば、それはウルトラマンカードゲーム(以下UCG)のプレイヤー、いわゆる「ウルトラリーガー」として活動しているときです。

 

 息子と電車に乗って一緒に大阪なんばのカードショップへ向かうまで僕は彼の保護者(の、ようなもの)です。

 しかしテーブルに着いてひとたび勝負が始まれば、それぞれが自分のステージに立って伸るか/反るかの状況が待っている。そこに「親子」というフィルターは存在せず、もちろん息子との直接対決が実現すれば一(いち)ウルトラリーガーとして僕も手加減することなく本気でぶつかっていくことになります。

 毎週のように公認大会に参加する中で、お仲間もたくさんできました。

 地元で外を歩いていると息子の同級生たちやそのお母さま方には専ら「〇〇くんのパパ」と呼ばれることが多いですが、なんば付近でウルトラリーガーでいる間は「Ryoさん」と名前で呼ばれることのほうが多いです。ひとりのプレイヤーとしてちゃんと存在を認められている気がしてとっても嬉しい。

 

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 また、僕がかれこれ1年ほど同じキャラクターを使用したデッキを懲りずにずっと使い続けていることもあり、大した結果を残しているわけでもないのですが大変ありがたいことに「ああ、あのティガブレの人!」と声をかけられることも多く、一人の成人男性としての承認欲求まで満たされる感じがあります。

 お仲間の中には貴重な同世代のプレイヤーの方もいまして、単なるカードゲーム仲間を越えた絆のようなものを感じることがあります。

 同じ時代に同じ出来事を体験し、同じ景色を見てきた者同士が、ウルトラマンをテーマにしたカードゲームを通じてそれらを共有しながらお互いのことを少しずつ知っていく。一度ギャラクシーカップの決勝というステージでお手合わせさせていただいた方もいました。ウルトラリーガーの猛者たちが集まる場所で、自分という存在がちゃんとその真ん中にいる。「主人公」の実感が得られるかけがえのない瞬間です。

 

イバルはいつも……

 

 しかし、僕をウルトラリーガーとしてなかなか「真の主人公」にさせてくれない宿敵(ライバル)がいましてね。

 

 話の流れで大体……というところかもしれませんが、はい、他でもない息子です。

 リーガーネーム(本名)りゅうたろうさんです。

 

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 これまで公認大会における親子対決は幾度かありましたが、通算の勝率ではおそらく僕が相当に負けています。大会の優勝回数も息子のそれに遠く及びません。そう、うちの息子、強いんです。

 

 11月の初め頃に、UCGの最初期から関西で月に1回のペースで開催されている自主大会「猫耳ホンド―杯」で息子が見事優勝を飾りました。30人弱規模のガチの大会で、小学5年生が大人たちに交じって優勝。自分の息子だから言うわけではありませんが本当に凄い。

 

 ちなみにこの大会にはもちろん僕も参加しておりまして、予選5試合を全勝で駆け抜けた後、決勝トーナメントの1回戦であえなく敗退でした。予選で調子に乗って全部勝っちゃうと本当にロクなことがない、というジンクスをまたまた更新です。

 

 この大会、トーナメントの1回戦までは1デッキ制、2回戦からは2デッキBO3という形式で行われました。つまり、息子は2回戦からもう一つデッキを使うことになり……

 破竹の勢いで勝利を重ねる息子のギンガビクトリーデッキ。続く2デッキ目も当然用意していたようですが、ここで既に敗退が決まっていた僕がせっかくなので彼に一声かけてみたんですね。

 

「パパのスーパーティガブレーザー、使ってみいひん?」

 

息子、一瞬「え?」という顔をした後、何かを悟ったかのような穏やかな表情になる。そして、

 

 

「おっけー!パパのデッキをお・れ・が!優勝させたるわ!」

 

 

自分の胸をトンと叩いて言い放つ一言がまた生意気でねえ(笑)。

 本気で自信があるのかハッタリなのかはまだよく分からないところがありますが、どちらにせよこうして瞬時に威勢の良さを発揮できるのは小さい頃からの彼の本当に良いところです。背中がいつも(無駄に)頼もしい。

 僕にデッキを託された息子の戦いを見守るのは、普段のそれとはまた違った緊張感がありました。だって万が一負けたら「パパのせい」って言われちゃう。

 で、トーナメントで僕のスーパーティガブレーザーを操る息子のプレイングを後ろから見ていたらね、僕だったらそうはしないなっていうカードの並べ方を平然とするんです。

 プレイスタイルとして僕はどちらかと言うと石橋を叩いて慎重にゲームを進めていきたいタイプですが、息子は常に猪突猛進で前のめり。決断もパパパッと素早い。それで、お相手の方が「いや、それは強過ぎるわ~」ってお手上げ状態になるような盤面をバンバン作ってました。多分、僕よりカードゲーム全然上手いです。悔しいけど。

 結果、息子のおかげで僕のスーパーティガブレーザーデッキが見事優勝デッキとして猫耳ホンド―杯の公式Twitterに掲載されることとなったのでした。新弾発売直後だったこともあってか優勝ツイートの閲覧数も過去イチだったらしい。さすがの有言実行。ありがとう、息子よ!

 

子の絆

 

 ……って、これじゃいつも通り僕じゃなくてりゅうたろうが堂々「主人公」やんけ、というオチ。

 

 息子、優勝を決めた後カドショを走り回って「『親子の絆』で優勝したぞ~!!」って他のウルトラリーガーの方々に自慢しまくっていたそうな。

 ああ、はいはい、もう君が主人公でいいです(笑)。

 

 11月末には世界大会につながる地区予選にも親子で出場してきました。

 2人ともあと1勝が足らず惜しくもトーナメント進出ならずでしたが、一つ勝つたびにお互い歩み寄って「よっしゃー!」とハイタッチ、負けたら「次は頑張ろうな」と肩を叩いて励まし合う……ああこの瞬間のために僕は親子でカードゲームをやってるんだな、と心底感じられるかけがえのない時間を過ごすことができました。

 あとはゲーム中、真剣な眼差しでカードをさばく息子の横顔ですね。あれが見られるなら自分の戦績なんてもう本当に、二の次なんです。親ってそういうもんです。

 

 ……しかしまあ、とは言え、とは言えですよ!

 僕もこのままりゅうたろうにずっと主人公されっ放しで、黙って「良いパパ」ばかりやってるわけにもいかんぞって話です。せっかく僕に主人公になるチャンスをくれたウルトラマンカードゲームに報いるためにも、もうちょっと頑張ってみますよ。彼の良き練習相手とかではなくてね、

 

ウルトラリーガーとして、りゅうたろうを超えてみせる!

 

これを当面の目標にしていこうじゃありませんか。

 僕もまだまだ、自分が主人公でいる人生をあきらめたくはありません。そう、せめてウルトラリーガーでいる間は――。

 と、そんなことを思いながら今日も親子でカドショひしめくなんばに向かうのでありました。いつも親子共々仲良くさせてもらっているウルトラリーガーのみなさまにはこの場を借りて感謝申し上げます。この彩りあふれる日々は間違いなくみなさんのおかげです。これからもたくさん対戦を重ねて一緒に強くなりましょう。

 それじゃあみなさん行きますか!お手を拝借。ウルトラリーグ、バディ・ゴー!

 

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 昨年に引き続き今年も元気に開催されている木本仮名太さんのブログクリーンアップ企画。今回は12日目に参加させていただきました。

kimotokanata.hatenablog.com

 なぜ12/12を選んだかというと、ズバリりゅうたろうの誕生日だからです。

 今年も例によって例のごとくブログの執筆時間をなかなか確保できず更新頻度は下がる一方でしたが、木本さんがこのブロクリ企画を立ち上げてくださったおかけで(主にカード方面で)色々あった2025年を締めくくる記事を無事投稿することができました。お誘いいただきありがとうございました。

 企画は今月25日まで続きます。読んでも楽しい、書いても楽しい。さあ君も、レッツブロクリ!

 

adventar.org

 




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