
タイトルがとても「いい音がした」ので本屋で見かけてその場で購入してきました。
タイトルというのはやはり大事です。
ただ、「ですます調」と「である調」と「口語」の書き方がごちゃごちゃになっていて、初めは校正の段階でチェック漏れとかしたのかと誤字脱字よりちょっとアレだな、と読んでいたのですが、あまりにもそういう表現が多くて気になっていたら作者が意図的にそういう書き方をしていると本文の中で記述がありました。
それで「独自のリズムが出た」と書いていました。
作者が冒頭で「本を読むときは脳内で音読している」と書いています。これは自分も同じです。ただし、「である調」の文章を読む人と「ですます調」を読む人、砕けた口語体の文章を読む人はそれぞれ別人です。
だから書き方の「調」がコロコロ変わると都度読んでる人が切り替わっておかしなことになり、次はどこで切り替わるのだろうと気になって落ち着かないのです。
いいと感じる人もいる(少なくとも書いてる本人は)のだと思うので全否定はしませんが、自分は「いい音」も聞こえませんでしたし、「いいリズム」でもなかったと感じました。
書いている題材はとても良いので、文体が気にならない方は是非手に取ってみると良いかと思います。