
※ ネタバレあります
権利表記
公式の配信規約に基づき、以下の権利表記を行います。
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序。
クリアレビューを書く度に思うことがあるのですが、クリアしないまま途中で放置している作品とクリアできたゲームの差はなんなのかな、と。
当初は他にやりたいゲームが立て込んでるから、とか理由を考えていたのですが、今回のデスストランディング2はワイルズもありますし、バナンザとかもある中でクリアしてきたものなのでこの仮説は当てはまらないと思いました。
やはりクリアまで行くにはそれなりの魅力がある、ということなのかと思います。自分がどうしてもエンディングまで見たいと思う作品はやはり何が何でもクリアするとは思うんですよね。
最近はFF9、バナンザとクリアレビューを書いてきてデススト2のクリアレビューです。たくさんクリアできていることに感謝です。
GOOD
圧巻のグラフィック
最初にサムを操作する山の上でのシーンを見た時に、とてもクオリティの高い丁寧に作られた作品だと感じました。
サム自身の姿、抱き抱えるルーの姿、足元に広がる地面の質感、遠くまで続く山の尾根、どれもが現実の世界に存在するどこかで演じられた実写なのでは無いかと感じるほどの美しさでした。
その感動はクリアしてエンディングを見終わるまで一度も裏切られることはありませんでした。むしろ様々な景色を眺めながら旅を続けていく中で最初よりももっと深く世界の美しさを感じることができたと思います。
ストーリー・世界観
本作の世界観はとても特徴的です。
謎の「デスストランディング」という現象でポストアポカリプスとでもいうべき世界になり、さらには浴びると急速に時間が経過してしまう「時雨(ときう)」や死者が座礁したBTの存在、BTと触れれば対消滅という大爆発を引き起こすなど、人類にとって脅威となることがたくさん発生して人々は都市に篭り、分断された世界になりました。
そんな世界の中で懸命に人々を繋いでいくために各地を旅する主人公とその仲間たちが紡ぐ物語はとても熱いものになっています。
ボリューム感
メインストーリーをクリアするだけでも30時間程度かかりました。そのあとは国道の復旧とかモノレールの復旧とかやっているので終わりはなさそうに見えます。
さらにはサブ依頼やエイドリクエストなどの寄り道要素もあり、巨大BTとの戦いなどもあり、コンテンツとしては豊富に用意されています。コンテンツとして用意されてなくても広大な世界の中でやろうと思えば永遠に遊べる作りにはなってると思うので末長く遊べる仕上がりだと感じました。
難易度調整
難易度はものすごく簡単なStoryというモードが用意されているので誰でもクリアできると思います。
雑魚敵であれば一撃、ボスでもあっという間に倒せてしまいます。これは本当に助かりました。この難易度がなければクリアはできなかったかと思います。
ただ、本作では戦闘はメインではなく配送がメインなのでそこの難易度は変わりません。地形が楽なものになることはないので。そういう意味では配送ルートの選択など考えるべきところはしっかり考えないといけないかと思います。
BAD
BTの存在
BTといういわゆる幽霊とか化け物的な存在なのですが、この存在がまあ必要なのかもしれませんが怖いです。
座礁地帯と呼ばれるところに出現するのですが、エリアに入ると一瞬動きが止まって辺りが暗く、赤くなります。そして、悲鳴のような声が響き渡って恐怖を煽ります。この演習がもう本当に無理でした。
BADとはちょっと違って自分の苦手な部分、ということなんですが同じように恐怖体験はしたくないという人もいるかと思うので、そういう演出はあるよ、という点は知っておく必要があるかと思います。
距離感
オープンワールドという表現に当てはまるのかどうか厳密な定義はわかりませんが、とにかく広大な世界が広がります。メキシコのエリアは少し限られた広さではありますが、物語のメイン舞台となるオーストラリアは広大です。山もあります。
ただ、オーストラリア大陸という表現からするとちょっと狭いかなと思います。ゲームなのでデフォルメされているのはわかりますが、ぐるっと回っても2〜30分あれば回れますし、次の拠点までルートを決めて出た距離が1,500mと出てくると別にサムじゃなくても運べるんじゃないの?という気になります。
現実の距離感とゲーム内の距離感はどうしても乖離してしまうのは仕方ないとは思いますが、ゲーム内では広いけど「大陸」と言われれば狭い、という不思議な状態になります。
オンライン建設物
基本一人プレイなのですが、オンライン要素で他のプレイヤーの建設物などが共有されていたりします。いつの間にかいい感じのところに橋ができていたり、敵拠点を偵察する観測塔があったり、車のバッテリーが無くなりそうなところに発電機があったり、と。
便利なのですが、結局自分ではほとんど建設しなかったのでその辺にモヤモヤしたものを感じました。楽は楽で良かったんですけどね。
風呂キャンセル界隈
敵拠点を攻略した時はサム自身が身体中血塗れになります。シャワーとか浴びれば綺麗になるのですが、プライベートルームに戻ると自動的にそのまま寝てしまうことが多いです。
血塗れのまま寝ないで欲しい。
終盤の戦闘の連続
配達ゲームですが、要所要所で大型のボス戦あります。最後の方は戦闘ばかりです。ラスボスとも戦闘をします(当たり前ですが)。配送ゲームでありながら最後は戦いか、という気持ちは拭えませんでした。
最後まで配送とカイラル通信の接続で終わって欲しかったとは思います。
結。
いろいろ書きましたが、本当に丁寧に作り込まれて徹底的に検証された結果のクオリティなのだろうと感じた作品でした。
さすがにこれを見るとワイルズは荒削りだなとは思います。デスストランディング2の方はバグらしいバグもないですし。操作性なども前作を踏襲したものになっているようで、特に今作から入っても違和感のないものでした。
どこまでやり込むかはわかりませんが、もう終わろうとは思っておらず、少しずつのんびりやっていけばいいかな、と思っています。1日1時間でもいいですし。
書き忘れていましたが、クリアすると「跳ね橋Qpid」という機能が解放されて設定でON/OFFが切り替えられます。これをONにしておくとBTやゴーストメックなどの敵に襲われにくくなるという神機能です。
最初から欲しかった機能ですが、これがあれば安心です。それでも座礁地帯へ行くのは気が引けますが。