ROCKBROS(ロックブロス)U字ロック直径22mm
ROCKBROS「RKS626-BK」
合金鋼+亜鉛合金シリンダー+シリコンカバー
※横断面直径:約22mm、合金鋼直径:約14mm
重量:822g

レビュー
株式会社ロックブロスという兵庫県の会社が販売する自転車の鍵です。
ROCKBROSの日本法人のようですね。
今回検証する鍵は直径22mmというコピーが印象的ですが、これは外側のカバーも含めた最大サイズなので実際の金属部の直径は14mmのようです。
とはいえ、14mmは他のU字ロックと比べても太い方なので正直期待大です。
しかも、12トン油圧カッターでも切れない合金鋼という情報と実際に重量もあることから、それなりの位置にランクされるのではないかと予想します。
正規品には「購入日より製品には一年間返品返金や交換保障がある」とのこと。一般的な鍵メーカーよりも保証は手厚そうです。

まずは見た目から。正直好きなデザインですね。無駄のないシンプルでありながら洗練された印象があります。ただ、色々な鍵を研究している立場からだとアルミ系U字ロックに多いデザインなので、個人的には強固なイメージはありません。

シリンダー部分には大きくロゴがあります。このロゴのフォントも好きです。

U字部分は、奥から手前に向けて太くなっていますが、これはたぶん傷防止の保護機能を含めたデザインでしょう。素材がゴムなので、大型ボルトクリッパーであれば手前も奥もさほど影響がないように思います。

鍵穴にはちゃんとカバーが付いています。作りの精度も高そうです。

鍵は3つ。家と職場保管用、持ち歩き用に便利ですね。
ただ現在、取り扱いショップ情報だと鍵は2本になっているようです。
ちょっと仕様が変わっているのかもしれません。

U部分を外してみました。
構造はシンプルで内側からロックするタイプのようです。

ロックブロスの鍵は以前、小さいプレートタイプのカギを検証したことがありますが、そのときは少しおもちゃっぽいイメージがあり・・だったのですが、この鍵からはしっかりした印象を感じました。

U字とシリンダーが合わさる部分も自然でいい感じです。
色々なサイズを測ってみた

内径の縦は約15.5cm。横は6.5cm。
最近多いコンビニの車止め、逆U字型の太いポールは76mmだったりするので横幅の短さは注意が必要ですかね。

先端部分の太さは約17mm。

U部分の一番太い場所で約22mm。

金属部分は約14mm。公称通りのスペックです。
重さを測ってみた

重さは822g。U部分だけで609gですね。
ランキング上位のミドルサイズのU字ロックの重量は約1キロです。
少しコンパクトなサイズ感から考えても822gは十分頑張っていると思います。
自転車に取り付けてみた

写真の自転車のタイヤは16インチのため問題ありません。長さも十分ですね。

フレーム部分も問題ありません。縦の長さはやはり15cmは欲しいですね。
「実験」
まずは、ニッパーでチャレンジします。
ゴム部分から切りますが、さすがに切れる気配はゼロです。
ワイヤーカッターや金切挟もまったく無力です。
ボルトクリッパーで試します
ボルトクリッパーの300mmや450mmもまったく歯が立ちません。

傷すらまともに付いていません。

強い材料を使っているようです。
では750mmのボルトクリッパーで切断を試みます。
刃のサイズ的にはまったく問題ないのですが、上手く刃がかかりません。
刃がかからないので滑って力が抜けますね。。
これはどうしたものか。

約10分。刃が金属にかからず常時滑って切断できませんでした。
この金属は今までの中でもかなり硬いようです。
電動グラインダーの出番です!
ということで、ディスクグラインダーを使用します。
グイーンと音を立てて切っていきます!

かなり火花が多いですが、1分かからずに無事切断できました。
切りやすさとしては上位ランクの強固な鍵と同じ程度かと思います。乗せるだけではスーッと入っていかず、ちょっと上から押さえ気味にすると切れていく感じですね。
正直、このクラスになると切る時間は数秒の誤差でほぼ変わりません。変わるのは火花の量とゴムの匂いの濃さぐらい。
なのでランキング順もほぼイメージと言って差し支えありません。
2025.9.22再検証
シリンダーのある本体部分が脆弱である可能性が発覚し再検証しました。
750mmのボルトクリッパーで切断を試みます。
当初思ったより硬く大丈夫そうで安心したのですが、刃の入る角度と深さが変わった瞬間、グイっと入り込んでしまいました。5度ほど繰り返したところ真っ二つに。。
時間にして約3分ほどでした。

シリンダー部分には、亜鉛合金が使われているようですね。
材料から考えると形状のせいか、思ったより健闘した印象ですが、やはり切れてしまった事実を考えると不安はぬぐえませんね。
【AA】「カフェなら行けるかも」
再検証した結果、U字部分よりも短時間で本体が切断できてしまいました。
そのため本体の切断時間をメインにカテゴリーを決めたいと思います。
一段下がり、【AA】「カフェなら行けるかも」になります。
切断した手ごたえとしてABUS(アブス) Bordo 6000 、ABUS GRANIT PLUS 640よりも確実に下になります。
ABUS(アブス) Ultra Mini 410と比較するとギリギリ、、下でしょうか。
棒の方が切りやすいのは確かですが、切断時間的に3分少しとこの「RKS626-BK」の方が切断時間が早かったので時間を優先しようと思います。
この辺りは切断時の勢いやテクニックで入れ替わると思います。
(ABUSなどほかの鍵も念のため再検証を行いましたが、さすがに本体は750mmのボルトクリッパーでも切断できませんでした)
U字ロックだとU部分に注目が集まりがちですが、このU字に比重を置いた仕様は価格に反映されているのかもしれませんね。
確かに今思えば、本体がやけに軽いなと、、思いました。。
次回からは本体もちゃんと検証しますね。
【AAA】「ランチなら行けるかも」
電動工具で切断できたので、カテゴリーは「AAA」です。
ボルトクリッパー750で凹みすらできなかったので、ランキング順は「Evolution Mini-7」と「ウインテック U型」より上になりますね。
「Master Lock シリンダー式U-ロック」との比較ですが正直難しい。どちらが上位に来てもおかしくないレベルの戦いですが、あえて言うなら傷の少ないロックブロスの方が優位かもしれません。ほぼ順不同な感じではありますが、、
U字部分だけの重さを考えても「Master Lock シリンダー式U-ロック」と「ROCKBROS(ロックブロス)U字ロック」はほぼ同じ重さです。
それなら単純にサイズの小さい「ROCKBROS(ロックブロス)U字ロック」の方が強固な材料と考えてもいいかしれません。
同カテゴリー内にある人気のクリプトナイトの「Evolution Mini-7」よりも価格が安く、「Master Lock シリンダー式U-ロック」と同等の価格のため、購入コストをおさえたい人にはいいですね。
ただ、内径の横幅が小さいため汎用性の面では少し懸念があります。コンビニにも停めるという人は大きくなりますが「Master Lock シリンダー式U-ロック」がいいかもしれません。
低価格のウインテック U型や異色のサンコーの指紋解錠U字ロックの取り扱いショップがほぼなくなった今、このカテゴリー「AAA」のミドルサイズU字ロック全滅。
ABUSのU字ロックはどれも高級品になってしまいましたからね。
汎用性のあるミドルサイズを希望するなら高くても「Evolution Mini-7」というのも理解できます。
このU字ロックは格付としては申し分ない最高レベルです。サイズによる用途がバッチリ合うひとにはこの上ない最善の選択になると思います。
ただ、ロックブロスのU字ロックも大手ロックメーカーと比べると取扱店が多いわけではありません。欲しい方は早めの購入をおすすめします。