「極太の山形そばは、顎が疲れるし咀嚼力が弱いから嫌い」。以前そう断言していたはずの妻が、雪の降る今日に限って「あそこのお蕎麦が食べたい」と言い出しました。家では食べないけれど、お店で食べる本格的な山形そばは別腹ならぬ「別顎」のようです(笑)。そんな自由奔放な妻の希望を叶えるべく、車を走らせて向かったのは春日町の「山形肉そば 雨カ天晴(うかてんせい)」。この日は結構な雪でしたが、こちらは提携駐車場があるので本当に助かります。
山形肉そば 雨カ天晴
到着すると、店外への行列こそありませんでしたが、店内は満席で待ち客も多数。席に着いているお客さんを見ても、食べている人より料理を待っている人の方が多い印象です。それもそのはず、こちらの極太麺は一般的な蕎麦よりも茹で時間が長く、名物のゲソ天や天ぷらも都度揚げたてを提供しているからです。丁寧に作っている証拠ですね。「ここは仙台ですから」。せっかちなことは言わず、雪景色を眺めながらゆっくりと待つことにしました。
お店の紹介
仙台市青葉区春日町、メディアテークの裏手エリアに店を構える山形肉そばの専門店です。店名は「雨カ天晴(うかてんせい)」。カフェのようなモダンな雰囲気の中で、山形県河北町発祥の本格的な「肉そば」が味わえます。最大の特徴は、噛みごたえ抜群の極太田舎そばと、親鶏の旨味が凝縮されたスープ。注文を受けてから揚げるサクサクのゲソ天や、冬限定の「セリそば」も評判で、遠方からも多くの蕎麦好きが訪れる人気店です。


妻が選んだのは、麺は冷たく、つけ汁は熱々の**「肉つけそば」です。「ひやあつ」のスタイルですね。
冷水で締められた極太の田舎そばは、強いコシと黒っぽい見た目が特徴。これを、親鶏の脂と旨味が溶け出した熱々の醤油ベースのつけ汁にくぐらせて頂きます。
つけ汁には、山形そば特有のコリコリとした食感の親鶏(チャーシュー)がたっぷりと入っており、噛むほどに味が染み出します。冷たい麺の喉越しと、温かいつゆのコク。このコントラストが妻の好みだったようで、「やっぱりお店で食べると美味しいわね」と、咀嚼力の弱さなど微塵も感じさせずに完食していました。



私は、この時期だけの冬の風物詩「セリそば」を注文しました。
丼を覆い尽くす鮮やかな緑。仙台の冬といえば、やはり「根っこ入り」のセリです。
シャキシャキとした茎の食感と、土の香りがほのかに残る根っこの甘み。これが、親鶏の出汁が効いた甘めの温かいスープと驚くほど合います。
極太の麺は熱々のスープの中でも伸びにくく、最後までワシワシとした食感を楽しめます。
都度揚げられたサクサクの天ぷらをつまみながら、セリの香りと蕎麦の風味を交互に楽しむ。外の寒さを忘れる、身も心も温まる一杯でした。




茹で時間も調理時間もかかりますが、それを待つ価値がある味です。
雪の日に、温かい店内で啜る極太そばとセリの香り。妻の気まぐれのおかげで、良い冬のランチとなりました。
電話 022-399-9511
住所 〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町10−20 1階
営業時間 11:00-15:00、17:30-21:30
定休日 不定休
備考
