床屋で髪を切り、気分も頭もさっぱりした帰り道。 この清々しい気分のまま、胃袋も満たして帰ろうと、足は自然と「きそば たかみ」へ向かっていました。妻と来ることも多いですが、今夜は一人。2人用のテーブル席で静かに蕎麦と向き合う夕食です。 カレー系メニューの誘惑を振り切り、今夜の私が選んだのは、出汁の旨さをダイレクトに味わえる「天ぷらそば」。海老天が2本のった豪華な「上天そば」もありますが、今日はあえて海老天1本のスタンダードな方を選びました。この一本の海老に全集中する、ささやかな贅沢です。
きそば たかみ
運ばれてきた丼からは、かつお出汁の良い香りと湯気が立ち上ります。 この湯気の向こうに見える、大きな海老天の存在感たるや。 冷たい風で冷えた体に、この熱々のビジュアルは反則級の魅力を放っています。さあ、伸びないうちにいただきましょう。
お店の紹介
仙台市青葉区二日町、北四番丁エリアで愛され続ける老舗の蕎麦処です。昼は近隣の会社員で賑わい、夜はサクッと夕食を楽しむ常連客が訪れます。石臼挽きの自家製粉を使った蕎麦は、香り高く喉越し抜群。名物の「カレーそば」が有名ですが、その土台となる「節」の効いたキリッとした出汁こそが、この店の真髄です。飾らない雰囲気の中で、本格的な蕎麦をリーズナブルに楽しめる、街の頼れるお蕎麦屋さんです。

まずは主役の海老天から。 「上」でなくても十分すぎるほど立派な海老天が、丼の真ん中に鎮座しています。 ガブリといけば、衣は揚げたてのカリッとした食感。そして中の海老はプリプリで甘い。 食べ進めるうちに、衣が出汁(つゆ)を吸っていくのですが、それでもまだサクサク感が残っているのが素晴らしい。出汁の染みた衣と、弾ける海老の身、そこに熱々の汁を流し込む。これぞ天ぷらそばの醍醐味です。

そして蕎麦は、待望の「新そば」の二八です。 こちらは機械打ちとのことですが、そんなことは些細な問題だと思わせるほど、蕎麦の風味がしっかりと感じられ、食感も良い。 ただ、何せ汁が熱々**です。蕎麦が伸びてしまわぬよう、フーフーと息を吹きかけながら一気に啜ります。
ハフハフと熱い蕎麦を啜り、サクッとした海老天を齧り、また出汁を飲む。 口の中を火傷しそうになりながらも止まらない、旨さの無限ループ。 散髪後の爽快感と、熱々の天ぷらそば。完璧な夜の締めくくりとなりました。




一人でふらりと立ち寄り、季節の新そばと揚げたての天ぷらを味わう。 「きそば たかみ」は、そんな何気ない日常の夕食を、特別な時間に変えてくれるお店です。
店名 きそば たかみ
住所 宮城県仙台市青葉区二日町10-25
電話 022-222-4359
営業時間 平日 昼の部 11:30~15:00(14:45 LO) 夜の部 16:30~20:30(19:45 LO)
土曜日 昼の部 平日と同じ 夜の部 16:30~19:00(18:45LO)
定休日 日曜日 臨時休業がありますのでInstagramを要確認です。
備考


