今回訪れる大久野島は
本州と四国を結ぶ「しまなみ海道」のすぐ近く…

広島県竹原市の忠海(ただのうみ)と 愛媛県の最北の島 大三島(おおみしま)の間に浮かぶ小さな島です

(※定住者なし・居住者あり)
今は平和な「ウサギの島」ですが…

砲台や毒ガス製造施設が置かれた「戦争の記憶を残す島」でもあります

前々回に「芸予要塞 小島」のお話をさせていただきましたが...
大久野島も かつて「芸予要塞」の構成要素でした
"毒ガス製造"という使命を課せられ 多くの人が動員され犠牲になってしまった悲しい記憶を残す島...
決して忘れてはならないことですが
あまり暗い印象にならないよう毒ガス施設等の説明は最低限にさせていただきます
その代わりに癒しのウサギの写真をたくさん盛り込みました🐰
今回 目次はありません
長いですが(笑)サラッと読んでいただければと思います(^_-)-☆
すまりんたちは他の多くの観光客と同じように「忠海港」からフェリーで大久野島に渡りました (乗船時間は15分ほどです)

フェリーは 「忠海」ー「大久野島」ー大三島の「盛港」を往復するので 大三島側から渡ってくることも可能です(^_-)-☆
忠海港

港には無料の広い駐車場があります

お土産ショップとカフェを併設した おしゃれなフェリーターミナル✨

ウサギの大時計🕜が目を引きます💛

ピンクのポストも映えてますね💗


時計と同じデザインのマンホールもありました

店内の自動販売機で 船の切符を購入します

予約制ではないので 混雑時に定員オーバーとなると乗れない場合もあるそうです
早めに桟橋に並ぶのがよさそうですね(^_-)-☆
明るい店内にはお土産品がたくさん(*^^*)

ウサギグッズ🐰や瀬戸内レモン🍋関連のものが多かったです
大久野島でウサギに触れ合うための「ウサギのおやつ」も販売されています

注)大久野島ではウサギの餌は購入できません
過剰に餌をまくと 残った餌を食べて猪が増え ウサギを襲うのだそう…
あげすぎを防ぐため 島内では販売されていないのだと思います
必ず乗船前に買っておきましょう!
そして 残った餌は島に放置せず持ち帰らないといけません(^_-)-☆
すまりんたちは3つ購入しました(※1個200円 中身は同じです)

たっぷり詰まっているので 一人一袋でも十分楽しめると思います(^_-)-☆
残った餌(カラ袋でもOK)をお店に持ち帰ると かわいいウサギのポストカードと交換して下さいます(*^^*)
さて 大久野島に出発します!
往復乗船券⤵

定員100名の客船と定員300名のフェリー (車載可) が ほぼ交互に運行しているようです

かわいいピンクの客船が来ました💗


フェリーの窓にはウサギ🐇がデザインされています

正面に見えるのが大久野島
すまりんたちは およそ20年ぶりの再訪となります!

船着き場は観光客であふれていたため 翌朝の写真です


日帰り観光客も多いですが すまりんたちは徒歩10分ほどの 休暇村 大久野島 に一泊しました
先にも書きましたが 大久野島の周囲の長さは4.3Km
外周路は3Kmほどなのでゆっくり歩いても1時間かからないくらいです

一般車は走行できません (※写真はホテルの送迎バス)
レンタサイクルがあり 自転車の通行はOKです🚲
船着き場からビジターセンターまでの海べりには広いキャンプ場が整備されています

島には700羽ほどのウサギが生息していますが🐰🐰🐰
日差しを遮るものがないので 日陰に隠れているようです
…と思ったら 元気な子が駆けてきました👀

立ち上がって ごはんをおねだりされました(*^^*)💗
もうちょっと行った所の日陰にも ウサギさん発見!

暑すぎて 伸びてる子が多かったです


柱の陰にも⤵

ベンチの下にも...

木陰の涼しい所には 元気な子たちがいました

可愛い"もぐもぐタイム"をご覧ください (約20秒の動画です)
※噛まれたら怪我をするので手からあげないようにとの注意喚起がありました

あくまでも自己責任なので 真似をしないで下さいね(^_-)-☆
「休暇村 大久野島」の公式サイトを見るとモデルコースもいくつかありましたが すまりんたちは主な観光スポットを見学しつつ 翌朝と二回に分けて徒歩で島を散策することにしました🐾🐾

時間が前後することもありますが 順にご紹介していきます(^_-)-☆
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まずは島の南側...
大久野島ビジターセンター

入館時間:9:00~16:00 水曜休(1・2月は水・木 休み)
入館は無料でした(*^^*)
大久野島の生き物たちが紹介されています

ガラスの床の下には 大久野島の立体模型が...

模型上の各観光スポットにライトが設置されていて
切り株の上のボタンを押すと光るようになっていました✨

階段を下りて 下からも覗くこともできます(^_-)-☆

大きな木が壁を貫いていました👀

木の下をくぐって地下通路へ...

頭上注意です!

地面の中で ヘビやウサギが眠っているのですね



大久野島毒ガス資料館

入館時間:9:00-16:00
入館料:150円(18歳以下は50円)

※この奥は撮影禁止でした
パンフレットの写真です⤵
「芸予要塞 小島」の記事でも触れましたが...
大久野島は明治期にロシア艦隊の瀬戸内海への侵攻を防ぐために建設された「芸予要塞」の一部でした
※芸予要塞は三原瀬戸を守る「大久野島の砲台群」と 来島海峡を守る「小島の砲台群」から構成されていました
後に大砲の性能が良くなり 新たに「豊予要塞」が築かれると 芸予要塞は不要となり棄却されることとなりました

しかし このころ
ヨーロッパを惨禍に陥れた第一次世界大戦では 新兵器として毒ガスが多用されるようになりました
旧日本軍も毒ガス兵器の研究を進めるため ここ大久野島に化学兵器の製造拠点がおかれたのです
→棄却された要塞施設が利用できたことや 離島で万が一の場合にも被害の拡散が防げることなどが この島が選ばれた理由なのでしょう
以後 昭和4年~昭和20年まで 猛毒のイペリットやルイサイトなどが大久野島で製造されました
資料館には 当時の防護服やガスマスクなどが展示されていました
大久野島神社

毒ガス製造による犠牲者も祀られているそうです
大久野島海水浴場

暦の上ではもう秋なのでレジャーを楽しまれているかたは数名でした

医務室跡


木は以前に倒れてしまったようで 移設された消火栓だけが残っていました

ここから山道に入ります🐾🐾

階段を登りきった先にある広場に 小さな灯台がありました

立ち入り禁止区域のため記念撮影のみです(^_-)-☆

午後の日差しにきらめく瀬戸内の海がとてもきれいでした

夕日の丘

今日みたいな日は すごく綺麗な日の入りが見られるでしょう…

残念ながら ホテルで夕食のため ここまで来るのは無理そうです^^;
おやおや ここにもかわい子ちゃん💛

子ウサギっぽいです(*^^*)

ここまでも眺めの良さそうな所にはいくつかベンチが設置されていましたが ここが終点のようです

景色も最高でした(*^^*)

このあと 小さな丘を抜けていくと...🐾🐾
本日宿泊する「休暇村 大久野島」の前の広場に着きました

※お宿のお話は次回にさせていただきますね(^_-)-☆
夜に芝生の上を活発に駆け回るウサギたち🐰

暗くて動画は撮れませんでしたが その速さにびっくりしました👀

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早朝6時
すまりんたちは朝食前に島の北部を散策することにしました🐾🐾
穴ぼこを掘って寝ていたうさぎたちが ごはんをねだりに起き始めました



おはよ...

歩いているとすぐに かわいいウサギさんに呼びとめられてしまいます^^;

二羽同時にごはんをおねだりされてメロメロのすまりん(笑)

人が少ない「朝」は うさぎたちを独り占めできます(*^^*)

人懐っこいウサギさん💛

ちょいちょい!


毒ガス貯蔵庫跡

ホテルから北へ向かうとすぐに毒ガスタンクの跡がありました
猛毒で皮膚がただれるびらん性ガス・イペリット(マスタードガス)がここに貯蔵されていました
朝日を浴びて 瀬戸内の島が赤く染まっています✨

テニスコート (休暇村の運動施設) の隣を抜けていきます🐾🐾

20年前はこの道を自転車で走りました🚲🚲
※でも 自転車は苦手なので 今回は徒歩(笑)
吉備路でも転びましたし^^;

今回は島の最高所にある展望台に向かいました🐾🐾

野ざらしの タンクの台座跡がありました

毒ガス製造施設は 戦後占領軍の指示により 毒性をなくすために火炎放射器で焼き払われて徹底的に破壊されました
残っていた毒ガスも土佐沖の太平洋に海洋投棄されたそうです
山道をのぼっていきます🐾🐾

すぐに見晴らしのよい尾根線に出ました

雲が多いですが 東の空は朝日に染まっています(*^^*)

ところどころに休憩所が設けられています

雨に削られて 道が荒れているところもありました

頂上はもうすぐ!

こちらが頂上の展望台です

北の方向には回転星座盤が設置されていました


ここは すごく星空がきれいなのでしょうね✨
これは三角測量の学習コーナーです



こちらは島の西側

右側の島は 小久野島(こくのしま)です↗

歩道を下りるとウサギが集まってきました💛(動画です)
一般車は通りませんが 自転車は通るので広場に誘導🐇🐇
最初はもっといたのですがカラスの鳴き声に驚いて逃げちゃいました💧

こちらは公衆トイレ

さらに奥に進むと 中部砲台跡がありました

中部砲台は 大久野島の山頂付近にあります
芸予要塞時代には6門の28cm榴弾砲が置かれていたそうです
司馬遼太郎氏の小説「坂の上の雲」でも有名な”日露戦争の旅順攻略”の際に ここから2門の榴弾砲が運び出され勝敗の決定打となりました

地下式の兵舎が並んでいます

明治の建築物はなんだか丁寧でモダンにつくられているように感じます
この兵舎は毒ガス製造期には毒ガス製品や原料置き場として使われたそうです

兵舎横の階段を上ってみると...

見晴らしの良い広場に出ました(*^^*)

おや!黒うさぎさんが出てきました💛

ごはん どうぞ(^_-)-☆

少し進むと砲台跡の上に出ました

兵舎の並びに砲台があったようです
(小島砲台のつくりと似ていました)
そのまま進むと 島の北側へと通じています

高台から島の北端の岬が見下ろせました(*^^*)

向こう岸には本土の忠海(ただのうみ)の町並みが見えています
ふもとまで下ると 再び砲台跡が姿を現しました
北部砲台跡


北部砲台には12cm速射加農砲(カノン砲)と 24cm加農砲(カノン砲)がそれぞれ4門ずつ配置されていました
弾道が放物線を描く榴弾砲と違って まっすぐな弾道で長距離射撃ができる加農砲(カノン砲)は海岸線近くに設置するのに適していました

毒ガス工場があった時代には ここにも大きな毒ガスタンク(砒素を原料とするルイサイト)が置かれていました
のちに砒素汚染が発覚しましたが(←進駐軍の廃棄処分もけっこういいかげんで 適当に埋められていたものもあったようです^^;)土壌の対策工事は1997年には終了し 周辺海水のモニタリングでもヒ素の存在は検出されておらず 今は安全になっています

うさぎは『毒ガス実験に使われた生き残りだ』という噂があるようですが 地元竹原の小学校で飼いきれなくなった8匹のうさぎを島に放したところ野生化して増えたというのが真相のようです
少し先へと進みます🐾🐾

トンネルの手前と向こうに 24cm加農砲の砲座が2門ずつ置かれていました
トンネル内には砲側庫 (砲台の横にあって弾丸・火薬を格納する倉庫) が...

雨水で水没していました⤵

トンネルの向こう側


砲台跡に設置された毒ガスタンクの基部

観測所や指令所に向かう階段がありましたが 立ち入り禁止でした

そうこうしているうちに もうすぐホテルの朝食開始の時刻です!
ここは島の北部...
ホテルは南部にあるので 急がないと"一番乗り"できません^^;
海岸沿いを一周するサイクリングロードを慌てて戻ります💨💨
...と思ったら「関所」が!

「通りたければ通行料を払いなさいな!!!」



道が荒れて危険な所は 自転車に徐行を促すコーンが置かれていました

ウサギの交通事故も起きているので いつも徐行で🚲お願いします
海辺まで下りてきました

発電場跡


毒ガス工場の電力は ここに設置されたディーゼル発電機で発電されました
※足りない電力は本土の忠海から海底ケーブルも敷設されてまかなわれていました

太平洋戦争末期には 女子動員学徒によって 風船爆弾の気球の製作場としても使用されたのだそうです
遠くから視線を感じました

ウサギさんはどこにでも出現して通行料を徴収します💗

発電所を守るためか 周囲には土塁がめぐらされて出入り口はトンネルになっていました

芸予要塞時代の桟橋

当時はこの桟橋に 向かいの忠海港からの船が着いたのだそうです

ここは軍事機密の島だったので 向かいの忠海を通る呉線🚃は列車の鎧窓を上げて目隠しが命じられていたそうです
船着き場に戻ってきました

ホテルまで あと少し💨


時間ギリギリですがうさぎ耳集音器を見つけてしまいました^^;


スマホをセットできるようになっていたので記念写真を撮りました

音は...!?
耳をすますのを忘れてました(笑)
朝食バイキングの一番乗りはかないませんでしたが たくさんのウサギと触れ合えたのでよかったです(*^^*)
チェックアウトの間際にホテルの売店で購入したソフトクリーム

その名も ウサギのはなくソフトクリーム
大きな「はなく〇」役は ココアピーナッツです(^_-)-☆
本土側 忠海港に戻ってきました

ホテルに置いてあったプチ・スタンプラリーと ウサギの餌(こちらで購入したものに限ります)の袋を提出すると かわいいハガキに交換して下さいます

プチ・スタンプラリーの景品ハガキ✨

餌の袋の返礼品(1袋につき1枚)⤵

ウサギに癒されたいひと🐰🐰🐰
大久野島は おすすめのスポットです!
次回は
宿泊施設「休暇村 大久野島」のお話です(^_-)-☆