
【令和8年3月12日更新】
皆さん、こんにちは! ウサピリカです。
面白い名前の競走馬シリーズ、今回は帯広競馬場のばんえい競馬です。令和8年3月8日現在、帯広の「ばんえい競馬」には1001頭が登録されています。
更新前の記事では26頭を紹介していましたが、今回調べてみたところ、そのうち4頭が登録抹消となっていました。
残った22頭に、新たに8頭を加え、今回は合計30頭を紹介します。
さて、どのような名前のばん馬がいるのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
2026年3月8日現在、ばんえい競馬に現役登録されている競走馬を対象に調べています。お読みになる時期によっては登録が抹消されている場合があることをご了承ください。
- ばんえい競馬について
- アシュラダイマオー
- イッタカミタカ
- イッポンマツ
- ウチュウジン
- ウルトラコタロウ
- ウンカイダイマオー
- エレガントヤスシ
- オシャレワアシモト
- オニヨリツヨイ
- オレニマカセロ
- オレノカノジョ
- オレノトウコン
- カツゲン
- ガムシャラ
- カワノチャタロウ
- キセキヲオコセ
- キタノボブサップ
- キナコ
- ゲキアツ
- ゴールドチップ
- シュゲンドウ
- スゴイ
- デッカクナーレ
- ナカサンブライアン
- ビックボス
- ビール
- ボタモチ
- マツボックリヒメ
- ヤマカツエース
- リンゴミルク
- 登録抹消のばん馬
- 最後に
ばんえい競馬について
【※名前だけ知りたい方は、この説明部分を飛ばしてください。】
帯広競馬場で行われている「ばんえい競馬」を皆さんはご存じでしょうか。
簡単に説明すると、馬体重最大1トンの馬が1トンのそりを曳きながら二つの山を越えるレースです。
直線200mのダートコースに2つの山の形をした障害があり、1つ目は高さ1m、2つ目が1.7mの高さの山です。「ばん馬」と言われる競走馬は、この山を重いそりを曳きながら越え、ゴールを競い合います。
そりの重さは480kg(牝馬は460kg)~1000kg(牝馬は980kg)。騎手の体重も加算されます。(その他、重量の加減については細かいルールあり。)
障害を1つ越えると次の障害を目指してノンストップで進む馬もいれば、馬を休ませるために立ち止まり、高さ1.7mの山越えに備えて一息入れる場合もあります。
ノンストップのばん馬がそのままゴールするか、それともスタミナ切れで後続の馬に抜かれるか…。
これも駆け引きのうちで、騎手の腕の見せ所です。
世界広しと言えども、このようなレースがあるのは「ばんえい競馬」だけなのです。
そりを曳くばん馬は、平地や障害を走るサラブレットの2倍もの体重がある「日本輓系(ばんけい)種」が主流です。
「ペルシュロン種」「ブルトン種」「ベルジャン種」の純血種がルーツとなっており、この3種を掛け合わせた「日本輓系(ばんけい)種」は、ばんえい競馬のための日本独自の品種として進化を遂げてきました。
「ペルシュロン種」は元々フランスの原産の馬で林業で丸太を運ぶために使われていました。力が強くておとなしく従順な性格をしています。
「ブルトン種」はフランスの原産の馬で食用として生産されていました。「ペルシュロン種」や「ベルジャン種」よりも馬体はやや小さいですが、ばんえい競馬では肉付きが良く早熟でスピードがあるため、若いうちから活躍できるのが魅力です。
「ベルジャン種」は、ベルギー原産の馬でアメリカで改良された馬です。首が太くがっしりとした体が特徴ですが、スピードもあります。
それでは、サラブレッドとは一味違う「ばん馬」の名前をご覧ください。
アシュラダイマオー
【父】インフィニティー
【母】天空
阿修羅大魔王。まるでレスラーのリングネームみたいです。競走馬にとって「ばんえい競馬」は修羅道という争いの世界なのでしょう。戦闘神・阿修羅王の如く頑張っていただきたいと思います。
イッタカミタカ
【父】モコトコマ
【母】松木姫
「1着行ったか?今の見たか?」ってこなんですかね。
イッポンマツ
【父】インフィニティー
【母】サクラユメチヨ
陸前高田市の「奇跡の一本松」を思い出しますね。震災にも負けない力強さが自慢の馬なのかも。
ウチュウジン
【父】ホッカイヒカル
【母】アグリダイヤ
宇宙人。なかなか個性的な名前です。リトルグレイよりは間違いなく大きいです(笑)サラブレッドにもこんな名前つける人はいないと思います。
ウルトラコタロウ
【父】インフィニティー
【母】ウィナートンプソン
これは可愛い名前です。「ウルトラ」は強そうなんですが、「コタロウ」で脱力する感じです。体の大きさは「ばん馬」でウルトラ級なんですけどね。
ウンカイダイマオー
【父】コウシュハウンカイ
【母】ジュンチャン
「雲海大魔王」でしょうか。 強そうな名前で、いかにもばんえい競馬らしい迫力を感じます。
エレガントヤスシ
【父】ホクショウメジャー
【母】クインイナバウア
「エレガント」と「ヤスシ」という組み合わせがなかなか強烈。なぜか、横山やすし師匠がピンクのワンピースを着ている姿を想像してしまいました(笑)。
オシャレワアシモト
【父】アローファイター
【母】リノメテオール
女の子らしい名前です。オシャレは足元からということで4本の脚がブーツを履いたように黒いからなのか、蹄鉄がオシャレなのか…謎です。
オニヨリツヨイ
【父】ナリタボブサップ
【母】アスリート
父・母の名前を見ると、確かに鬼より強そうです。
オレニマカセロ
【父】ニシキエーカン
【母】天龍
「俺に任せろ!」って言われたら、思わず馬券を買ってしまいそうになります。ばん馬の名前って格闘系や相撲の世界を彷彿とさせる名前が多いですね。母の名前が「天龍」って凄いなーと思いましたw
プロレスラーの天龍源一郎さんしか頭に浮かびませんw
オレノカノジョ
【父】フジダイビクトリー
【母】福松
俺の彼女と言いたくなるほど美人さんの馬です。クリクリのお目目に白い鬣(たてがみ)が似合っていてとても可愛いです。。
オレノトウコン
【父】フジカチドキ
【母】ツルノジョウオー
闘魂と聞いてアントニオ猪木さんを思い出します。騎手に鞭を入れられたら、それは「闘魂注入のビンタ」ってことですね。闘志が漲るような名前でばん馬にふさわしい名前だと思います。
カツゲン
【父】キタノタイショウ
【母】カツダイヤ
母カツダイヤからカツをもらったのですね。ただ北海道民はこの名前を見て「ソフトカツゲン」しか頭に浮かびません。
北海道民のソウルドリンクとでも言いましょうか、雪印メグミルクから発売されている乳酸菌飲料なのです。
名前の響きから合格祈願にうってつけだと考えたのか、札幌市東区の雪印メグミルク「酪農と乳の歴史館」の1階には、勝源神社(カツゲン神社)があります。
御神体はなんとソフトカツゲンです(笑)
ガムシャラ
【父】テンカムソウ
【母】クロカミ
過去にはJRAにも同じ名前の競走馬がいました。ばん馬の場合はガムシャラにそりを曳いて山を越えろということなんでしょうね。
なんだか、せつなくなってきますね。
カワノチャタロウ
【父】ホリセンショウ
【母】アラン
カワノは冠名。チャタロウといえば、加藤茶がコントで子ども役を演じるときの名前を思い出します。
茶太郎の10円ハゲが印象的でした(笑)。
キセキヲオコセ
【父】マルニセンプー
【母】アフロディーテ
「奇跡を起こせ」。最後まであきらめず応援したくなる、力強い名前です。 ばん馬なので、ゴールまで一緒に並走したくなりますね。
キタノボブサップ
【父】ナリタボブサップ
【母】夢桜
父の名前・ナリタボブサップからボブサップを受け継いでキタノボブサップ。K‐1でも活躍していたマッチョで怖そうなボブ・サップが名前の由来ですね。
名前を聞いただけで、強そうな「ばん馬」だと思ってしまいます。
キナコ
【父】フウジンライデン
【母】エリモ
キナコと言えば、大豆が原材料。十勝は豆の産地なので美味しい大豆で育ったのかもしれません。
地産地消パワーでライバルに勝ってほしいですね。
ゲキアツ
【父】オンリーワン
【母】栄冠
ばん馬の世界の母親は、漢字の名前が多いですね。「栄冠」からの「ゲキアツ」、その落差が何とも言えません。
ゴールドチップ
【父】オンリーワン
【母】グレートスーパー
これはJRAでGⅠを6勝したゴールドシップにあやかって名づけたとしか思えませんね。北海道浦河郡にある「うらかわ優駿ビレッジAERU」にも同名の乗用馬がいて、愛称は「ゴルチちゃん」と呼ばれているようです。
こちらもファンからゴルチちゃんと言われてる?
シュゲンドウ
【父】アローファイター
【母】テシカガクイン
修験道。修験者のように山に籠って修行でも積んでいたのでしょうか(笑)山奥で切り出した丸太を運んでいたら、それはもう「ばん馬」にとって立派な修験者ではないでしょうか。開拓時代の北海道ではよくある風景でした。
スゴイ
【父】フクノカミカゼ
【母】ジアンデ
凄い! 過去にはサラブレット(園田競馬)にも同じ名前の競走馬がいたみたいです。
デッカクナーレ
【父】ホリセンショウ
【母】ミスダイヤ
「でっかくなーれ」。ばん馬なので十分大きいと思うのですが、ライバルに勝つにはさらにパワーをつけてほしいという願いが込められていそうな名前です。
ナカサンブライアン
【父】ワールドピサ
【母】コチョウラン
GⅠを5連勝したナリタブライアンにあやかったのでしょうか。ナリタブライアンのように活躍できることを祈ってます。
ビックボス
【父】シベチャタイガー
【母】汽笛
ビッグボスではなくて、ビックボス。これは新庄監督ではなさそう…、もしかしてビックカメラ的な何かですかねw
ビール
【父】テンカムソウ
【母】トロピカルロゼ
母トロピカルロゼ(ワイン)からの連想でビールになったんでしょうね。でも、ビールは全然オシャレじゃないですね。
一仕事(レース)したあとのビールは美味しいと思うのですが、競走馬は飲めないですし。
ボタモチ
【父】カクセンキング
【母】アズキ
ぼた餅。母が原材料のアズキだから「ぼた餅」なんですね。春のお彼岸は「ぼた餅」、秋のお彼岸が「おはぎ」。同じものでも季節によって呼び方が違います。
生産牧場が「アズキとコムギ牧場」。美味しそうな名前の牧場でした。
マツボックリヒメ
【父】スギノハリアー
【母】桂
松ぼっくりって、姫に付けるような名前じゃない気もしますが(笑)、そこに「ヒメ」を付けてしまうところが、いかにも「ばんえい」らしい名前です。
朴訥とした雰囲気で、「気取ってないけど、私けっこう強いのよ」と思っていそうな感じがします。
ヤマカツエース
【父】アローファイター
【母】セタナセンプー
過去にJRAにも同じ名前のヤマカツエースがいました。ばん馬のヤマカツエースもとても人気があり強い馬です。
この先もずっと頑張って欲しい馬です。
リンゴミルク
【父】ジェイファースト
【母】ジェイマリン
りんごが好きなのかな?と思ってしまうような名前。北海道のミルクや果物を思わせる、「ばんえい」らしからぬ可愛い響きです。
もし頭に可愛い飾りでも付けて出てきたら、きっと応援したくなってしまいますね。
登録抹消のばん馬
【令和8年3月11日まで掲載】
★登録抹消
- アアモンドメロディ
- サイレンスアヤカ
- タカカッタ
- ムホウマツゴロウ
【令和7年2月17日まで掲載】
★登録抹消
- イッカクセンキン
- オレハチャンピオン
- クワサンブラック
- グンソク
- タナボタクン
- フンコロガシ
- ミタコトアル
最後に
今回一番印象に残っている馬は、ボタモチとエレガントヤスシでした。
ボタモチは、母のアズキが良い味を出しています(笑)。
オハギと比べると少し野暮ったいイメージの名前ですが、私はこういう名前が結構好きです。
一方、エレガントヤスシは「エレガント」と「ヤスシ」という思いもよらない組み合わせで、想像力をかき立てられました。
どうしても、オネエっぽい横山やすし師匠の姿しか思い浮かびません(笑)。
かっこいい名前のサラブレッドも良いですが、ばん馬の世界には素朴で力強さを感じさせる名前も多く、味わい深くて良いなと思いました。
▶他にも思わずクスッとする名前の馬がたくさんいます。
以上、ウサピリカでした。
