以下の内容はhttps://www.4gamer.net/games/032/G003263/20110303066/より取得しました。


[GDC 2011]CUDAに実装されたミドルウェアEnlightenのデモムービーも公開。NVIDIAブースで行われていたGPU Radiosityのミニセッションをレポート

編集部:aueki

画像ギャラリー No.001のサムネイル画像 / [GDC 2011]CUDAに実装されたミドルウェアEnlightenのデモムービーも公開。NVIDIAブースで行われていたGPU Radiosityのミニセッションをレポート
 GDC 2011の3日目となる3月2日(現地時間)から,GDCのパビリオンが公開された。各社さまざまなデモを行っている中で筆者の目に付いたのが,NVIDIAブースで行われていたGPU Radiosityのミニセッションだ。

 ラジオシティ(Radiosity)というのは,熱の輻射をモデル化して,大域照明を行う手法である。非リアルタイムCGの世界ではかなり古くから知られていたものの,レイトレーシングをやっているような人から「重すぎる」と言われるような手法でもあった。

画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / [GDC 2011]CUDAに実装されたミドルウェアEnlightenのデモムービーも公開。NVIDIAブースで行われていたGPU Radiosityのミニセッションをレポート
画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / [GDC 2011]CUDAに実装されたミドルウェアEnlightenのデモムービーも公開。NVIDIAブースで行われていたGPU Radiosityのミニセッションをレポート
 基本的には,シーンを構成する物体の表面を細かなパッチに分割し,光源(熱源)からの各面への輻射,つまり一つのパッチから全パッチへの相互輻射を算出してパッチの明度を決定するというアルゴリズムで,ちょっと考えてみても,もの凄く多くの組み合わせで演算を繰り返さなければならないことがお分かりいただけるだろう。
 それでもラジオシティは,とくに日本では建築関係での照明シミュレーションで比較的多く用いられていた。というのも,描画品質自体は非常に高品位で,シーン構成や光源に変化がなければ,視点の位置や角度を変えても同じデータが使い回せるので,静物描画には適した手法だからだ。

 しかし近年では,シーン内でいろんなものが動き回り,光源も変化するゲームなどでも,ラジオシティをリアルタイムで使ってみようという動きが起きている。その代表といえるのが,GeometricsのEnlightenというミドルウェアである。これは,最近プレイムービーが公開され,「ほぼ実写」画質と話題になっている「Battlefield 3」PC / PS3 / Xbox 360)にも採用されている。

画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / [GDC 2011]CUDAに実装されたミドルウェアEnlightenのデモムービーも公開。NVIDIAブースで行われていたGPU Radiosityのミニセッションをレポート
 前置きが長くなったが,そのEnlightenをCUDA(NVIDIAが提供するGPU向け統合開発環境)で実装したというデモが,NVIDIAブースで行われていたというわけだ。
 とはいうものの,デモ映像を見ただけではどれくらい凄いことをやっているのかが,いま一つ伝わりにくいとは思うが……まあ,そういうものだとあきらめつつ以下の映像をご覧いただきたい(プロジェクタと会場の光源の影響か,画面にちらつきと色ムラが出ているので,その点はご了承を)。


 画質的には,あまり凄いことをしているように見えないのが残念だが,リアルタイム処理に使える速度で動いていることは分かるだろう。非常に多くの光源を扱うラジオシティは,基本的にGPUとの相性は良いのだそうだ。
 BATTLEFIELD 3に使われている技術はEnlighenだけではないのだが,ゲームのリアリスティックな表現に,Enlightenが一役買っていることは間違いない。GPUでの実行によって,今後さらなる普及を遂げることに期待したいところだ。

キーワード

下線



以上の内容はhttps://www.4gamer.net/games/032/G003263/20110303066/より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14