
今回はリネンのシワに対する簡単な対処法について。リネンに興味があるけどシワが面倒そうで‥という方は是非ご覧ください。本当にお手軽にケア出来ます。
リネンのスーツやジャケットに興味はあるけれど、「シワが気になって手を出しづらい」
そんな声をよく耳にします。確かにリネンはシワが入りやすい素材です。
しかしその反面、水分を含むと繊維がふっくら戻るという特性があり、実は“手間をかけずに整えやすい”素材でもあります。
今回は、私が日常的に行っている霧吹きと水だけでできる、リネンのシワの整え方
をご紹介します。服を長く楽しむための、ちょっとした生活の知恵としてお役立てください。
リネンのシワは「味」でもあり「表情」でもある

着用後のリネンには、肘や背中に自然なシワが入ります。
これはリネン特有の魅力であり、着る人の生活が刻まれた“表情”のようなもの。とはいえ、あまりにもシワが強いとだらしなく見えてしまう。
そこで活躍するのが、霧吹きに入れた水です。
必要なのは「霧吹き・水・ハンガー」だけ
特別な道具は必要ありません。帰宅してスーツを脱いだら、ハンガーに掛けて、シワが気になる部分にしっかりと水を吹きかけるだけ。
ポイントは、“怖がらずに、しっかり濡らす”こと。
軽くひと吹きでは意味がありません。植物に水をあげるように、繊維に水分を含ませるイメージで。水を含んだリネンは、繊維がふっくら戻り、乾く頃にはシワが自然と落ち着いています。
着た後のシワの状態


リネンのシワは味‥とはいえこういうシワが嫌だという人もいると思います。しかし毎回アイロンなんてかけたくはない。
そういうときにリネンのシワをどうしているか?
「良いリネンは水を吹きかけて吊るしておけばシワなんて消える」
昔本に書いてあったのか誰かに聞いたのか。記憶は曖昧ですが、知識としてあったので着た後は霧吹きで水を吹きかけています。
霧吹きで水を吹きかけた後


ご覧の通りだいぶ水を吹きかけて染み込ませています。
ちょっと吹きかけるなどでは意味がありません。
腕関節のシワとか水を吹きかけた時点でだいぶシワが伸びてる感がありますよね。
実際カラカラの植物に水をやるような感覚です(笑)
水が乾いた後のシワの状態


ご覧のようにだいぶシワが伸びた状態になりました。当たり前ですが一切アイロン等はしておりません。正真正銘、水を霧吹きで吹きかけただけです。
リネンをスーツを着たら毎回これをやっています。
やっているといっても、水の入った霧吹きは常に部屋に常備していますのでハンガーに掛けてシワが気になるところに吹きかけるだけですが。
ただしトラウザーズのクリースは無理です。
クリースは消えたらアイロンがけをするしかないのでそこは諦めてください。
できること・できないこと

ここまでで水だけでもだいぶケアが出来ることがわかったかと思います。しかし、できること・できないことがありますので簡単にまとめました。
✔ 霧吹きで整えられる部分
- 肘・背中などの生活シワ
- 全体のヨレ
- 表面の軽いクセ
✖ 霧吹きでは整えられない部分
- トラウザーズのクリース(折り目)
クリースが消えた場合は、素直にアイロンを使うのが正解です。ここは“手間を惜しまない大人の所作”として割り切るのが良いと思います。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はお手軽にリネンのシワを伸ばせる方法をご紹介しました。
一番大事なポイントは水の量です。結構多めにいって大丈夫なのでお試しください。少ないよりは多い方がいいと思っていただければ。
- リネンは水分で繊維が戻るため、霧吹きだけでシワが整う
- ポイントは“しっかり濡らす”こと
- クリースだけはアイロンが必要
リネンは扱いが難しい素材ではありません。むしろ、大人が長く付き合える、育てがいのある素材だと思います。
ぜひ気負わず、日々のケアを楽しみながらリネンを取り入れてみてください。
今回は以上です。ありがとうございました。