
前回の続きです。CX-60を一年間乗ってのレビュー内装編。
車両は2024年式の3.3XD Lパッケージの2WDです。
Lパケのグレージュ内装は良い!

内装色はLパッケージ(2025年10月以降は廃止されてXD Drive Editionとなった)で選択できたグレージュ。
グレージュはグレーとベージュを混ぜ合わせた色とのことですが、実際の印象はベージュよりの色合いです。
シートと内装パネルに適度にベージュが入るので、室内が明るくていい感じ。

ドアトリムとセンターコンソールには、インレイメタルウッド調の加飾があります。フィルムなので、素材的にはそこまでコストは掛かっていないですが、明るい色は良いアクセントだし、上質に見えてお気に入り。

本革シートも白系なので色移りが心配でしたが、一年間使用して、最も色移りしやすいであろう運転席側右側のサイドの状態がこちら。
写真では分かりづらいですが、うっすら黒くなっている部分はあります。ノーメンテでこの状態なので、本革クリーナーを使えば、もっと目立たない状態にできそうです。

ドアアームレストは中のクッションがなかなか分厚い。強く押しても底づき感はありません。CX-5(KF型)と比べても分厚くなっています。

縦置きエンジン車は、トランスミッションが車室側に押し込まれる構造なので、足元空間(特にフットレスト側)が狭くなりがち。
ですが、CX-60はこの空間がかなり広くて、左足をフットレスト、右足をアクセルにおいているときは両足を軽くハの字にできるくらいスペースにゆとりがあります。
トルコンレスの8ATがコンパクトな設計であることも寄与しているらしい。

V37スカイラインの足元空間。これでも窮屈と感じたことはないですが、ミッションの張り出しでフットレストが右側に追いやられている感はあります。


純正フロアマットは全席分で43,780円(4グレードの下から2番目)。とりたてて質感が低いわけではないですが、正直、値段に見合うものではないかと・・
CX-60に限った話ではないですが、純正フロアマットは高すぎますね。
消耗品だし、車名は入らなくなりますが、社外品で十分だと思います。
FJ CRAFTが車外フロアマットで有名ですね。
車種専用設計だし、フットレストマットやトランクマットまでついて、24,980円です。
メーター、ナビ周り、その他装備類

ヘッドアップディスプレイ搭載車は初所有ですが、これはめっちゃ便利。メーターに視線を落とさずに速度を把握できるのがこんなに快適とは思わなかった。
メーターの速度計はほとんど見なくなりますね。
ヘッドアップディスプレイの投影面積も大きく見やすいです。

- ブレーキホールド有効時の「HOLD」
- パドル使用時のシフトポジション
は、ぜひともヘッドアップディスプレイ内にも表示してほしい。
CX-60では、ブレーキを軽く踏んで停車時はブレーキホールドはせず、少し強めに踏んでブレーキホールド、もっと強く踏めばアイドリングストップになります。
なので、ブレーキペダルを離す前にブレーキホールドが有効になっているかをいちいちメーターの小さい表示を見て確認しないといけないです。
曲がりくねった山道などでパドルを使うときも、メーターに目を落として小さな表示を確認しないと何速なのかが分からない。

CX-60 XDは、ターボによる低速トルクと8ATとの組み合わせにより、基本的に低い回転域を使って走ります。常用域は1500rpm以下で、巡行時は1000~1250rpmあたり。
何回転付近でトルクが出て、何速何回転で何キロみたいなのを細かく観察するのが好きなので、100ではなく50刻みなのは気に入っています。
アイドリング時は750~800prmで、Dレンジでブレーキを離すと50rpmだけ上がって、クラッチミートを助けてるんだと数値でわかるのが面白いです。

カメラボタンはシフトノブの真横に独立してあります。他のボタンが周囲にない(4WD車はヒルディセントコントロールボタンがすぐ上にある)ので、一応ブライドタッチ可能。
十分いい位置ですが、個人的にはホンダ車のワイパーレバーの先端に付いているのが一番使い勝手が良いと思います。

360度カメラは解像度がかなり高く、雨の日の夜の映像ですが、鮮明に映ります。
CX-60 XDにはALH(アダプティブLEDヘッドライト)が標準装備されます。
先行車や対向車に照射しないよう自動でハイビームの照射範囲を切り替えます。制御は素早く、街中でも積極的に照射範囲が変わるのでハイテク感があります。
ただ、ある程度明るい光源にしか反応しないので、まだ過渡期の技術だと感じます。
歩行者や自転車、さらには前走しているテールランプがあまり明るくないバイクも減光せずに思いっきり照らしてしまうからです。
照らす側は明るくてよいですが、照らされる側はまぶしくて逆に危ないです。
AI技術が発達すれば、人の顔などを検知して、そこだけ照らさないみたいなこともできるようになりそうですね。

ブラインド操作可能な右レバー先端にALHのオンオフスイッチがあるので、適宜オフにできるのがまだ救いです。

CX-60の標準スピーカー「マツダ・ハーモニック・アコースティックス」は、標準スピーカーと思えないくらい良い音質です。
普通、フロントウーファーはドア下部につきますが、マツダ・ハーモニック・アコースティックスではカウルサイドにウーファーがつきます。容量確保ができ、より低域が強くできるようです。
BOSEのような重低音やサラウンド感はないですが、十分満足できます。
あと、音漏れがかなり少ないですね。音楽はもちろん、テレビやYouTubeの人の声系が、かなり音量を上げても漏れないのがいいです。
車の遮音性の高さもあると思いますが、一番大きなスピーカーが、ドアではなくカウルサイドについているのが音漏れしない大きな要因な気がします。

マツコネはタッチ操作に対応してないですが、CX-60ではコマンダーの丸い円盤の上の方がタッチ操作できるようになっています。
マップの先を見たいときなどに、目線や体勢を動かさずに操作できるので、かなり便利です。現在地にはダブルタップで戻れます。
ただ、CarPlay/Android Autoはタッチパネルで操作する前提のUIなので、モニターがタッチに非対応なのは、さすがに使いにくいですね。

CarPlay/Android Autoをよく使うユーザーならBluetoothリモコンは必須だと思います。

Lパッケージ標準装備のパドルシフト。
同じマツダのトルコン6ATの方は操作したら瞬時にシフトダウンするのに対し、トルコンレス8ATは少しラグがあります。
でも十分実用範囲です。スカイラインHVのパドルシフトよりは速いです。
停車時にアップ側を引けば、2速発進ができます。1速のギア比が低すぎるので滑りやすい路面で活躍するのかも。
Lパッケージはコスパ抜群!
CX-60はグレードによる装備差が少ないのがいいですね。XD Lパッケージは当時中間グレード(今はDrive Editionと名称が変わり、エントリーグレード化)ですが、ほとんどの装備はついています。
オプションとしてつけるのは、ナビのSDカードとフロアマットで10万円分くらいだと思います。
足りない装備といえば前席のシートベンチレーションくらいですかね。
ただ、シートベンチレーションは後付け品(空調服 クールクッション)がかなり良いです。
静かだし、十分冷えるし、座面も上がらないうえに、汗が本革シートに直接つく心配もなくなるので、純正シートベンチレーションより良いのではないかと思うほど。
参考:【空調服クールクッション・レビュー】涼しく、静か!|シートクーラーはこれで良い【KC1000B】
上位グレードと比較すると、内装のマテリアル、サンルーフ、BOSEオーディオなどの違いもありますが、コスパで選ぶなら間違いなくLパケ(現Drive Edition)ですね。
内装編レビューはここまで。次回は走りについて。
