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わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)感想

こんなに作品にハマったのは1年ぶりだ。最初はテンポ速いな~って感想くらいだったんだけど、見ていくうちにどんどん続きが気になってしまって、あっというまに原作まで読み切ってしまった。

 

セリフに入らない感情

恋愛ものだから、主人公たちの感情は丁寧に描かれる必要がある。突拍子もないことを繰り返してたら視聴者側はついていけない。かといって、テレビアニメには尺もあるし原作のモノローグやセリフを全て詰め込むわけにもいかない。本作はそれを演出で補っている……っていうか、瞳に文字を書いたり背景に書き込んだり。あっそれでいいんだ。アニメーションも含めてとにかくテンポが速いのだが、ちゃんと置いてかれずに済んでいる。絶妙なスピード感。それでいてちゃんと重要なシーンは間をおいているから、ものすごくスピード調整に苦労したのではないだろうか。

 

愛される主人公

本作は身分差*1のある恋愛を描いている。「陽キャ」と「陰キャ」という身分差だ。そんなれな子が高値の花である真唯や紫陽花さんに惚れられる*2。身分差があるのにベタぼれされるには何かれな子に納得できる理由が必要。かといって例えばれな子が王子様みたいにかっこよすぎるとそれは別ジャンルになってしまう。

改めて考えるとそんなん成立不能だろ……と思うのだが、「劣等感があるゆえにまっすぐすぎるセリフがヒロインたちのハートを射抜く」という半分変化球、半分直球で成立させている。ヒロインだけでなく視聴者もれな子大好きだし。

 

あとは各話ごとの感想。

1話

主人公の特性も相まって、しゃべるのが早い!展開も早い!って思ったが、不思議と落ち着く。どこか懐かしさを覚える百合アニメだ。アニメーションも動きが多いため、見てて飽きない魅力がある。なんとも言葉にするのが難しいが、とりあえず続きも見ようと思った。

2話

キス長すぎるだろ!ファーストキスを奪われて尚、「友達同士のキスはノーカン」という陰キャらしいこざかしい策を弄したれな子。それは墓穴掘ってるだろ……。と思った次の瞬間には真唯に突破されていた。もうれな子落ちてるだろ。

れな子が恋人ではなく親友でありたい理由はちょっと異端だがわかる。スターの真唯がれな子を好きになるのは、本当の自分を見てくれるという王道of王道だ。そんなベタな感じでも、気持ちよくみられるのはキャラの感情を丁寧に描いてくれているからか?アニメーションも1話と変わらず、キャラはかわいいしガンガン動くので見てて引き込まれる。れな子の陰キャっぽいかわいさも声優さんが見事に表している。すべてにおいて高水準だ。次回は紫陽花さんの回だ。結構気になっているキャラで、普段の天使な姿はもちろん、れな子の妄想に出てきたダーク紫陽花さんが放った「キモッ」はゾクゾクした。

3話

フランスへ行く前の真唯もめちゃくちゃだったが、それよりもうれな子落ちてるよ。紫陽花さんとの買い物に行くわけだが、ずっとはしゃいでいたのに急にれな子の過去が明かされる。急転直下だ。紫陽花さんはイメージ通りのカワイイほんわかした感じでよいですな。

ただ、真唯が嫉妬に焦がれて家まで押しかけ→2人きりになったらいっきに押し倒す合意んっぷり。れな子はまんざらでもないようだったが、妹に見られたことで激怒して終わり。今回の真唯はあまりにも強引だったので、これは怒られてしかるべきかな。

4話

けっこうめちゃくちゃな展開が続く作品なので、前回あんなシリアスに終わってもやっぱりめちゃくちゃ。紗月さんはどうせ真唯のことめちゃくちゃ好きなんだろうが、いったいどういう気持ちでれな子を送り出したのか気になるところ。

仲直りという名分はあったとはいえ、とうとうれな子からキスした。完璧主義だからか、いつまでも強引に迫ったことをうにゅうにゅ言っている真唯を黙らせるかっこよい口づけだった。それでいてラストシーンでは親友以上恋人未満を主張するなど。往生際が悪いどころではない。これからも真唯にもてあそばれる日々が続きそうだ。

上記の恋愛劇が続く一方で、トラウマから断るのが苦手、真唯をはじめとしたグループに居ても縮こまっていたれな子がどんどん明るくなっていって、今回の話でとうろう引け目を感じなくなったというのは大きなポイントだ。明るくて良い。

紫陽花さんに思いっきり勘違いさせた件や、明るくて単純でかわいいのに真唯のことは容姿と属性しか褒めない香穂ちゃんなど、まだまだ爆弾は残っている。次の話が楽しみだ。

5話

前回迷惑をかけられた、どころか「君は私のことが好きだろ!だから抱いてくれ!」なんてめちゃくちゃなことを言われてしまった紗月さん。ここまでならかわいそうに……となるが、復讐のためにれな子と付き合うことにする。もちろん真唯がダメージを受ける顔を見る為だ。真唯は紗月と幼馴染だから、「好きにやらせてみよう」と鷹揚な態度を見せるが、やはりどう見てもダメージを受けていて・・・・・?次回へ続くって感じ。

この回だけだと紗月さんの本心がまだ見えてこない。れな子のいいところもうまくはいえない、かと思えばかなりれな子に歩み寄る姿勢を見せているし、へんな本を貸してからかったりもする。れな子の方は紗月さんに苦手意識があるっぽかったが、だんだん打ち解けてきているようだ。

毎度毎度振り回されているれな子だが、真唯以外の女の子と付き合って真唯に対する感情はどう変化するのか?期待。

 

-----ここから原作既読に-----

6話

ほとんどれな子と紗月さんの話で終わった。いや~、紗月さんがすっかりかわいく描かれていて大満足だ。最初振り回していたのは紗月さんなのに、気が付いたられな子に振り回され続けている。政略結婚(?)だったはずなのにきっちり妻としての役目を果たそうとしたら、れな子にあれやこれやされてしまった……。れな子が自然と唇同士のキスをするの、完全に悪女だ。

7話

紗月さんがデレてる。とんでもなくデレてる。料亭での対決=真唯の前以外ではずっとデレてる。アニメと原作でいちばん印象が変わった話かもしれない。デレてる以外にも、真唯との修羅場でしっかり「あまり変わらない」という言葉にかなりダメージを受けていたのがよい。生来の性格もあるだろうが、これまでのデレ具合からして努力を重ねて大人びたクールキャラになっているのを看破されている。

声優さんの演技もけっこう味が染み込んでいる。最初の方はクールと言えばクールだが、棒読み気味な印象を受けた。もちろんわざとなわけで、仮面でクールキャラを被っているからちゃんとクールな印象ではなくなるし、今回のデレた時などそれ以外の時が際立つ。すっかり紗月さんの声はこの声の印象で定着した。

あとは紫陽花さんの猛攻が光る。かわいい猛攻だよほんと。紫陽花さんは基本誘われ待ちなので、自分から行動をすることができなかった。れな子の言葉に影響を受けて勇気を出して仲直りを進言する当たり、れな子のことが好きすぎる。真唯も紗月さんもれな子にキスしたりお風呂入ったりとやりたい放題のなか、袖をちょっとつかむことしかない紫陽花さんのいじらしさ。う~ん、紫陽花さん回が楽しみ。関連して微妙に気になっているのがアニメだとどこで区切るのかと言う話。1巻あたり4話かけているので、このままいけば3巻終了で区切ることになる。マジ?

8話

FPS画面がわざわざCGで作りこまれている。8話となると中だるみしそうなものだが、アニメづくりを情熱をもってやっていることが伝わって来る。

やっぱ見どころは負け続けでトイレにこもった紗月さんに対して、れな子が一方的な思いをぶつけるところだ。改めてアニメで見ると本当にれな子の勝手な思いがぶつけられていくのだが、その情熱に紗月さんが突き動かされるのもわかるくらい熱血だった。れな子の熱いものがみんなをたぶらかしているのだろうか……。

最終的に仲直りして、いつものメンバーで紗月さんの誕生日を祝ってめでたしめでたし。真唯にテスト点数で勝利を宣言した紗月さんの笑顔がほんとかわいかった。れな子の望んだ「元の関係」に戻ってくれたのだ。

9話

みんな大好き紫陽花さん編の開幕だ。真唯の話も紗月さんの話も始まりからぶっ飛ばしてる話なのだが、ここにきて急に王道恋愛アニメになる。

冒頭の始まり方は、原作がちょっと時を戻すのを踏襲している。「ずっと友達」というこのセリフがキモだよな。

尺の都合か、大事ではない部分は大幅にセリフやシーンがカットされてしまっている。ただし、なぜか紫陽花さんの二の腕に興奮する様子は残されている……いや、"なぜか"ではないんだよな~これが。れな子のいかつすぎる性欲が次回に繋がってしまうのだ。このシーン残したの天才すぎる!ってなる10話であってほしい。

結構カットの仕方にも工夫が見えるというか、例えば紗月さんとのLINEシーンは文章に対してセリフがところどころ切られている。情報の詰め込み方がうまい。

原作では小田急線に乗っていた2人だが、今回はJR。伊豆の網代がモチーフらしい。確かに小田急線は海沿いではない。2人きりの家出旅行は海の見える街に行ってほしい。

真唯に対しても紗月さんに対してもそうだったが、れな子は自分のセリフや行動がどれだけ相手に影響を与えているのか無自覚すぎる。家出の相談をしたら心配してついてきて、落ち込んでたら「紫陽花さんはどこにだって行けるんだから!」と励ましてくる。紫陽花さんが惚れるに決まっているだろ!

 

(ここらへんで漫画も見た)

10話

原作だと紫陽花さんの視点で紡がれるシーンが随所に挟まれるのだが、アニメではそこらへんがカットされていく。結果、紫陽花さんがためらわずにガンガンれな子にアタックしてきているようにみえる。がんばって残している方だけど、やっぱりカットが多いとイメージも変わってしまうなあ。卓球での紫陽花さんの色仕掛けは残っているから、やっぱりがんばって残しているんだよな。なんでもは危険。

いや、そのぶんお風呂シーンは気合入っているから……。あのシーンって地上波で放送できるんだ。ほんとなんでおっぱい触る流れになったんだ……?友達と恋人の違いの話でなんの理由もなく手をつないでいるのも高得点。なんでつないでるんだ……?

紫陽花ちゃんも気合でやってくれた。最初の捕食シーンは角度も相まってエッチだった……。いちばんってどういう意味?って、、、どういう意味だ?いい子ではいられない紫陽花さんなのだった。

紫陽花ちゃんは紫陽花さんVer2.0の象徴なんだ。友達に楽しいことだけ与えていたかったはずの紫陽花さんが、自分の都合で友達を引っ張りまわす。問題は友達以上の気持ちが乗っかっているせいで、無邪気に振り回すだけじゃいられないことだ。この後さらにバージョンアップする予定がある。

11話

真唯も合流して、さらに華やかな旅になった。なにより紫陽花さんはとっても楽しそう!こりゃれな子も任務達成を確信するわけだ。れな子の知らないところで発生した大事件を除けば。

真唯はすごい。たった1日過ごしただけで紫陽花さんも気が付いていない恋心を読んでしまった。むしろ紫陽花さんの変化が傍から見てもわかるほどであったということか。気が付いていないのは本人たちだけなのかもしれない。

真唯かられな子への恋心を教えられる前の紫陽花さんのセリフが美しい。とっくに恋に落ちているのに当人は気が付いていない。「やっぱりそう見えるよね……」という、恋に落ちる前には思わず、恋心に気が付いた後には言えないセリフ。

真唯から教えられた後はとっさに自分の殻に閉じこもり、2人を応援するセリフを吐いてしまった。それで抑えられるものではない。空に咲く花火は紫陽花さんの恋心が爆発したと同義だ。ホームでのシーンもキレイだったな。紫陽花さんは絶対に電車が通過するのを見計らってそのセリフを発した。逡巡がよく表れている。この気持ちをどうすればいいのか、紫陽花さんはわからないのだ。

そしてED代わりに家出旅行の始まりを描く。家出旅行最初の話でラストを描き、家出旅行最後の話で最初を描く。技巧派だ。紫陽花さんに向かって天使だ天使だと言っていたが、それは紫陽花さんも同じ気持ちだったということだ。もはや紫陽花さんを導く女神だ。

という感じで、最終話1話前にして5億点みたいな点数をたたき出されてしまった。カットされ気味だった紫陽花さんの心情もバチコリ書かれていて大満足だな~。12話はどこまでやるんだ……?あそこで終わったら視聴者どうにもならなくなるぞ???

あとは一瞬映った香穂ちゃん……。2期で大活躍だから……。花取さんの貴重な登場シーンもあり。こわい。

12話

原作だとここまでやるよなあ……ってことをキッチリやりきって終わってくれた。当然続編がある。元々本PVに4巻範囲のカットやセリフ*3が入っていたので、続編あるのは確定だと思っていたが……。劇場版!?これはすげえや。

余すことなく3巻のラストをやってくれたので、いうことなし。一件落着したと思っているはずのれな子と、恋心に気が付いてもう変わってしまった紫陽花さんとの対比がつらい。前回ラスト"つまらない話"で踏ん切りをつけて、9話冒頭で「ずっと友達」と言い切ったはずの気持ちがまたゆらいでしまう。れな子は紫陽花さんに感謝を述べただけなのだが、れな子が泣かせてしまった。

水族館は真唯の手プルプルが良かったな~表情やセリフでは一切の迷いがないのに。真唯にとっての友達の基準が明確になったことで、れな子に対して恋人と言い張る気持ちも明確になる。

このアニメは告白から始まって告白で終わる。真唯から告白されたときの返事は「は?」とあっけにとられた様子だったのに、紫陽花さんから告白された時の返事は「はい……」で乙女顔だもんなあ。れな子に石を投げないでください……。

お友達に濁さずにれな子のことを天使と呼ぶ紫陽花さん。もう電車の音で誤魔化す必要もないんだね。ラストカットは3人での集合写真。これは妄想ですが、続編のラストカットもこれになりそうな気がします。

*1:これは原作読む前、4話くらいの時点で書いたのですが、今思うと違和感ありますね。外からみたれな子が本当に陰キャに見られているのだろうか?という議論もある。紗月さんには看破されているのだけど。

*2:紗月さんもは恋とかしない!と言っているので除外

*3:「ダッサ」「私は君のことが好きだよ」など




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