開催告知は去年11月の誕生日イベントで予告されたから、丸半年待ちわびたライブ。タイトルの"invert"とコンセプトの"ワリイ"も1月には発表されていた。*1

全体
今回印象に残ったのは全体構成の話なので、そちらを先にする。
多種多様な"ワリイ"
コンセプト通りの"ワリイ曲"は工夫を凝らした内容だった。[Flowery Dance]に始まるスタンドマイクコーナーや椅子が登場した[Deep Night Whisper]。カメラがステージ上に上がって来るどころか正面から撮る[Remember me?]。手拍子曲として印象に残る[Lunatic Romance]。振りコピも意識した[ロンリーパーティナイト]*2。
単調にならないように配慮されていた。おかげで見どころ盛りだくさんなのに加えて、個々の曲が強く印象に残っている。後述する反転がどうしても印象強いが、そもそも掲げていたコンセプトも十二分に輝いていた。
異変
[ラズベリー・パーク]のイントロが流れた時点で自分も含めてざわつく客席。どう考えても"ワリイ"ではない優しい曲調の曲であるし、めちゃくちゃアレンジされているわけでもなく。そのまま1番、2番*3と歌い続け、困惑している客をさし置いてステージから姿を消してしまった。いや、ステージにいないだけで演奏も歌も続いているんだけど。自分は(う~ん、衣装替えかなあ……)と思っていた。
タイトル回収
この後なにが起きるのかなあ、と思っていたら[トキメキズム]で(あ~!そういうことをしたかったのか~~~!)となった。ずっとinvertの意味は"普段のエリイちゃん"から反転してワリイになるという意味が強調して説明されていたが、"ワリイ"ではじまって反転しますよ、という意味だったわけだ。やっぱりかわいいエリイちゃんも、いい。
新しいことを
夜の部来ている人の大半が昼の部も来ており、構成同じだと昼みたいなおどろきはない……なんてことはなく、[トキメキズム]で客席まで降りてきてくれた。
ここ、(あえて夜はダークなままでいくとかあるんかな~)と考えていた。*4ただ、昼の展開的にみんな"何か"が起こることを期待してしまっていたはずで、その期待に応えたサプライズ的演出だった。
すりこみ
そもそもなんでラズベリー・パークで自分含めてみんなびっくりしていたかというと、「今回のコンセプトはダークさやクールさを詰め込んだ"ワリイ"です」というのをあちこちで語っていたからではないか。当日のMCでも話していた。1月にライブのコンセプトを発表してから、4か月弱かけて"ワリイ"だけやるんだなあ、ということが当然の認識になっていった。
それだけでなく、多方面からすりこみが行われていた気がする。インスタのストーリーに「衣装着てリハしました!」みたいな感じでかっこいい系の服着て踊っている写真上げていたような……ストーリーなので記憶違いか?
まとめ
"ワリイ"ライブとして芯が通りつつ、多彩な演出を見せてくれた序盤中盤、サプライズ演出を加えて一気に雰囲気を変えた終盤とどちらも楽しめた。バッチリ作りこまれた"invertの世界"*5にどっぷり浸かれた1日だった。
個別
やっぱいちばん印象に残ったのが構成だったので、ためしに全体を俯瞰した感想をかいてみた。が、それだけで終わるにはもったいないので思ったことを乱雑に書く。うろ覚えなことも多いので、早くBlu-ray出てほしい。
表情
ありがたいことに昼夜とも前の方の席だったので、歌っているエリイちゃんのお顔はバッチリ見えた。"ワリイ"の中に見せる表情の豊かさを感じ取れた。アクマチックはウインクや投げキッスでばっちりアクマになっていたし、*6Flowery Danceでは開幕のうつむいている表情からして神秘的だった。MCと曲で落差がすごすぎて、切り替えるのが不安!と言っておいてホントちゃんと切り替わっていく。Deep Night Whisperで今にも泣きそうな上を向く表情も心を動かされた。歌っていない前奏や間奏時にも様々な表情を繰り出すので油断ができない。
Flowery Danceにはすべて詰まっている
今回ライブで初めて聞く曲が多く、その中でいちばん印象に残っているのはFlowery Danceだった。上述した入りの際に見せた神秘的な表情、それに合っているゆったりとした振り付け。それでいて歌声は激しい。ワリイの中でも多様な表現があるものだ。
Flowery Danceで「詰まっている」と感じたのはエリイちゃんの神秘性だったのかもしれない。エリイちゃんは他の人と違う何か不思議な感じを醸しだしていて、そこがまた魅力なのだが。*7その魅力がステージに表現されたのがFlowery Danceだったのかもしれない。
かわいいエリイちゃんの話
ダークさやクールさで固まっていた分、反転後のエリイちゃんの可愛さはますます際立っていた。
もっというと、ロンリーパーティナイトもかわいい振り付けだったが、曲調も相まってちょっとニヒルなかわいさだった*8。トキメキズムは正統派なかわいいに振り切った曲なので違う印象を受けた。ダーク⇔キュートの反転だけじゃなくて、かわいさの質でもラズベリー・パークを挟んで変わっている。
エリイちゃんを見て反射的に思いつくのが「かわいい」なのだけど、そのかわいいにも種類があるのだなと改めて感じる。
その他
・アンコールなしは清々しくてよかったんじゃないかと。よく言われる「セトリに組み込まれた予定調和のアンコールって本来の意義から外れているだろ」っていうのは一理ある。かといって、予定外のアンコールは特別な時だけにしたいし……。
・Adore meはBubbleで聞いて以来めちゃくちゃ好きな曲だ。これ現地で聞くと幸せにあふれた曲となる。夜の部で披露してくれて歓喜。「であえてしあわせ」のところの手を伸ばす振り付けが良いし、今回の「抱きしめたいのあなたをぎゅっと」の振りはすごい脳裏に焼き付いている。
・ロンリーパーティナイトのキックがちゃんとスライム倒せそうだった。ブーツも相まって迫力があった。
・バンドメンバーのみなさんと久しぶりに会うから仲良くできるか不安と言っていたが、なんかめちゃくちゃな振りをしていた……。楽器演奏しつつ無茶振りに対応しなきゃいけないとはバンドって大変なんだな。
・物販は販売開始40分後くらいに買いに行ったが、すでにポーチはなくなっていた。他のは買えたから満足。エリイちゃんイチオシのキャップだけ売れ残るとは、Bubbleの悲劇再来……。他のグッズが定番っぽかったので、グッズとしては特殊なキャップは売れにくかったのかも。アクスタはどうしようか考え中。改めて考えるとすごい数だよ28種は。グッズ紹介は他にも、ハンガーが壊れる、チェキが無くて「チェキチェキ……」といってバタバタ探し回るなど、ここも歌とのギャップがすごかった。
・衣装はまたすんごいモノを持ってきたなという印象。赤が映えていて、ラメがとんでもなく輝いていた。足はタイツにブーツだし、これも攻めているなという印象。でもリボンが付いている点はかわいらしいという、これまた二面性のある衣装だった。回ってと言われないために、あらかじめ後ろ向くの狡猾だ。
・「11月を持ちまして……」という会場がヒヤッとした発言があったが、10周年の話だった。安堵。10周年と言うこともあり、11月は誕生日イベントというよりはライブになるのかな?