前回はいよいよクライマックス!って雰囲気が全開だった。
全体
今までの中で最高の話になっていた!小佐内さんVS瓜野君の対峙がテンポよく描かれていた。
健吾との会話の続きはやりました
前話で微妙なところで打ち切った健吾との会話は無事冒頭で続けてくれた。"これまでの高校生活で、自分が小市民で居られないことを十二分に自覚しただろう?"という言葉に対して、「なにをいまさら」と返す強がりがたまらないね。
小佐内さんが見せる極上の笑顔
15分もかけて小佐内さんVS瓜野君の対峙をやってくれた。そのうえ演出も素晴らしい。アニメなので、瓜野のセリフに合わせて小佐内さんが心の中でドンドン気持ちよくなっていっているのがわかる。
いちばん最初に瓜野君から放火犯だと言われた時の勝利をかみしめた表情が特に良い。瓜野の推理をいなしつつ聞いている時も良い。もちろん推理の杜撰さを指摘したうえで「もう少し考えてみて!」みたいな言葉を発している時も良い。推理をボロクソに言われた上に、今までの行動について複数の観点から批評されるとかもうやりすぎだからね。
"誰が火をつけられても構うもんかって。その身勝手さは秘密を暴く人に相応しい"も瓜野にはただの皮肉にしか受け取れなかったんだろうけど、小佐内さんは本当に評価しているんだろう。小鳩君もやっているし。
惨敗する瓜野君
脇が甘すぎる推理で惨敗した瓜野君。前回ラストの演説や追及パートで見せた推理と、ハンマーを投げ捨てられたあとの「は?」「えぇ?」「うぅ」みたいな情けない声の対比が見事だった。
可哀そうと思ってしまうほどボコられた瓜野君だが、アニメの瓜野君は確かにイキっていてもめちゃくちゃ悪い奴にも描かれていなかった。原作にあった、五日市君や後輩たちをどういった目線で見ていたかの描写はあまりなく、その点小佐内さんからの指摘にも入っていなかった。
カットされた理由は、瓜野君がいい奴か悪い奴かが本質じゃないからなんだろうな。"秘密を暴く人に相応しい"かどうか。人格ではなく能力があるかどうか。能力のなさゆえに瓜野は探偵失格だった。そこが強調されていたのは描き方として良い。
その他
・原作は年代設定が2000年代前半だったが、今作は2025年の話と明示されている。今年出た新刊で税込み638円の文庫本は少ないよな……。
気になった点いくつか
といいつつも、今回の話で気になることは結構ある。
・14話を見たときから思っていたのだが、5月の放火が起きた0:40ごろ*1は"前日"と間違えるには時間が経ちすぎじゃないか?ここ、原作だと0時ちょっとすぎ。なんでアニメだと40分近く遅らせているのかいまだにわからん。しかも小佐内さんは直前に電話かけている=スマホには常に時間が表示されるはず。瓜野君のガバガバ推理に拍車をかけている。なにより0:40とかになると電車がほとんど走ってないはず。
・壊れた時計の位置。瓜野が電話で小佐内と話した公園にある。公園と高架下の放火現場は近いんですかね?14話の描写だとそこまで近くなさそう。*2瓜野の説明だと、壊れた時計と放火現場はすぐ近くにないといけない。11時47分の時計をみて、放火事件は金曜日内に起きましたと主張する*3のだから遠くても徒歩数分だろう。演出の都合で時計を公園そばにしたのだろうけど、放火現場近くと明示していないのはけっこう大きいミスだろう。原作だと放火現場の近くとされている。
・小佐内さんが5月の放火で博多駅に居たと言っている。原作だと小倉駅。別にここは何の影響もないはずだけど……。なんでなんだろ?