前回はよりいっそう小佐内さんが怪しく見えて終わり。
全体
演出を"良し"とする自分と"ダメ"と評価する自分がいる。重要シーンに力を入れてくれるのはうれしい反面、力を入れた結果の行動がイメージと合わない。
小佐内さんはそんなことしない
瓜野のイキリキッスをレシートガードするところまではイメージ通りで100点だった。そこからの小佐内さんの様子もよい。ただし、"あげる"といったレシートをわざわざ拾わせて見下す、なんて浅薄な復讐は小佐内さんが取る行動ではない。もっと陰気で徹底的な復讐を小佐内さんは望む。ここは原作の方が明らかにかっこよかった。
演出としてわかりやすくしているという意図はわかるし、そう来たか~とは思ったんだけど。やっぱりどこか腑に落ちないという話。
小鳩君もそんなこと言わないよ
今のお話で異様に出番が削られている小鳩君側の言動もおかしい。健吾に「お前はどうしてこの件に噛んでいるんだ」「小佐内とはもう別れただろ」というごもっともな指摘をされて言葉に詰まるところは原作と同じ。
その後の「僕って案外みっともないから」というセリフ変更は、小鳩君の人間性を原作から変えたいという意志を感じる。別れた女に未練があるなんて直接認めるわけないだろあの男が。原作通りの「気が散るのは迷惑。受験勉強に集中したい」とかいう迂遠な言い訳の方が似合ってると思うんだけど。というかさ、直前のセリフにもあったけど小鳩は仲丸とまだ付き合っているんでしょ?そんなこと言っていいのか?
十希子という名前を聞いてすぐ仲丸のことだとわかるあたりも、名前を聞いてもだれかぱっと思い出せないような人間性は主人公として問題ありとみなされて原作から変えられているのだろう。
出番が少ないくせに性格まで変えられているので余計腑に落ちていないという点はある。バスの下りも仲丸兄の話もスルーして、かっこよく見せられてもなあ。自分は原作のひねくれてる小鳩が好きだったので、アニメの小鳩には違和感を覚えてしまう。
その他
・瓜野君のイキリっぷりは見事だった。
・小鳩と仲丸の話はほとんどしない方針らしい。一応最初の方で「仲丸のいちゃつきにろくな反応をしない小鳩」というのはあったけど、アレでは明らかに不足していないか?