最終話見る前に監督のインタビューを読んで、納得できる部分が半分納得できない部分が半分って感じだった。今まで誰もやってこなかった手法を敢えて取ってみているんだというのは納得できるが、それが効果的か……?となると疑問符がつく。
いろいろひと段落着いたら全話通じた感想も書く予定。
全体
1期の最終回で2期でやる内容に片足を突っ込む。ちょびっと次の話を匂わせるレベルではなく、後半パートを丸々当てている。
これも"誰もやらない手法"ということで意外性はあったけど、見終わった感想が取っ散らかる。良い言い方をすれば、本来別れ話で終わるところを次への展開へつながるラストにしたのはよかった……のか?
仮想空間
これまで頑なに実写風を貫いてきたのに、小鳩君のウキウキ推理ショーのシーンは明らかに仮想空間だった。1話でやっていたら視聴者の小鳩君を見る目は変わったはずだが、これも「誰もやらないことを敢えてやってみる」の一環なのだろう。個人的には"過去小鳩君のめざわりさ"っていうのはあんなあからさまなものではなく、"善意の押し付け"っていう部分が大きいと思っている。そこが表されずにただ生意気なだけだったのは残念。
会話劇
本作通じて会話劇に重きが置かれているわけだが、やっぱそのスタイルで主人公の心情がわからないのはつらかった。前回~今回にかけて小鳩君の心情はあまり伝わってこない。
例えば小佐内さんが「推理している間小鳩君はずっと楽しそうだった」と言うシーン。アニメで見る限り前回はずっと真顔なので楽しそうには見えんかった。これまでの話で、推理でウキウキ小鳩君はちょっと表情に出てくるような演出だったのに、今回は真顔なんだよな。*1
"別れ話"の間も小佐内さんは本心を吐露しているように見えるけど、小鳩君の考えは「有効でなくなった」という言葉のみ。表情でショックを受けていそうなのはわかるけど。
その他
・個人的に会話中の空間転移は否定派だったのだが、前回~今回にかけては有効に働いているなと思うシーンが多かった。
・1話の最後で2人渡った橋を1人で逆方向に戻る小佐内さんっていう構図は良かった気もするし悪かった気もする。わかりやすく2人は終わったんだなと思える一方で、まるで2人が一緒に居たことが無駄に思えてしまう。
・新キャラが3人ほど登場したが、わかりやすいキャラデザだなという感想。*2
・岸くんの代わりに真木島が残っている。真木島のバックボーンは丸々消されているので、洗馬先輩がいなくなった部活にも残っているというわけか?
・しかし2期の話はより一層"主人公がどう考えているか"が重要になっていくはずなのだが、モノローグに乗っていた心情はこのまま表現しない方向なのだろうか?