いまさらだが、このアニメの公式サイトに作品概要として下記の文がある。
スイートでちょっとビターな学園ミステリ
原作通りだと"ちょっとスイートでビターな学園ミステリ"になってしまう。春の結末は原作通りスイートでなかったし。ここからどうしていくのだろうか。
全体
がんばって1話の尺に合わせたことはわかるが、味気ない話になった気もする。
各人の事情
原作のこの話は文庫本80Pもある。1話に収めるには何かを削らないと行けなかったのだろう。ただ、"最初は全く手掛かりがないようにみせて、実は当事者たちの偽証……と言えるほどでもないすれ違いによって複雑化した謎を解く"っていう原作が持っていた物語の面白さまで削れてしまっていたのでそこは残念。
特に"セバ先輩と親しい"という自負を守りたい真木島はかなり可哀そうな役回りだったが、アニメだとセバ先輩の連絡役を奪われている。杉が五日市と交換されたように、別の人物に差し替えたってなんの問題もない。真木島のビター成分はまるまるカットされている。
小鳩くんさあ……
小鳩くんは"知恵働き"になんのためらいもない様子。健吾もいきなり入ってきた小鳩くんに依頼するのに最低限しか説明していない。いつも小市民であろうと葛藤しているように装って、実際には小鳩君はいつもウキウキで"知恵働き"を引き受けているのか。それを表すために健吾から依頼された瞬間笑ったと考えると自然だ。ここはよかった。
画面
変わらず背景がすごい細かい。ホワイトボードの書き込みや備品など新聞部っぽい。ただ、夕方で蛍光灯がついているのに部屋が暗いのはなんでなんだ……。
相変わらず人間はあまり動かない。ハバネロソース試食会はアニメとしてひとつ見せ場だったと思うが、苦しそうにする描写がみんなおんなじ感じだった。我慢しきれないくらい辛い物を食べたら水を飲んだり水道にダッシュすると思うんだよね。
時期設定と新聞部の後輩たち
杉という女性部員がおらず、五日市くんが参戦している。五日市くんって瓜野くんと同級生だったはず=小鳩や健吾の1学年下だったよね?
と思ったら最初のプリントを運ぶシーンで小鳩くんは2年A組のプリントを持っている。つまり、暗にもう2年生に進級しましたよということを表しているわけだ。そのあと2年A組の小鳩と名乗っているから、わざわざ巻き戻してアンケートを確認したのは無駄になった。だから後輩の五日市くんが新聞部に居てもおかしくないということか。背景の予定表が5月になっているから時期も確定。
瓜野くんが不参加だった飯田の役を担っているらしい。瓜野くん、1年生の5月でボタン全開にシャツ出しは上級生や先生にボコボコにされそう。*1どう考えても残りの話数的に秋の話はやらないだろうけど、*2五日市や瓜野を出したのはファンサービスといったところか。……アレ?やる気のない岸くんはどこいった?