原作にあった話を1つ飛ばしたうえで2話。1話でだいぶハードルは下がった。
全体
下がったハードルの下を潜り抜けられた感じ。
人物描写
前回では小鳩君が無味無臭だったが、今回は健吾とのやり取りでキツネの尻尾は出したのかな。そこは良かった。
健吾は必要以上にガサツな感じを出していないか?今回の謎につながる部分だから強調したのかもしれない。
問題なのは小佐内さん。相変わらず狼らしさがない。もしかすると"健吾が自慢げに話していたことはココアパウダーの側面に書いてあったことだった"ってことで笑っていたのは狼らしさを表すシーンだったのかもしれないが……ただ性格が悪いようにしか見えない。
原作だと小佐内さんはちょくちょく狼の一面を出す。ここがアニメだとうまく描けていない、あるいは描こうとしない。
盗まれた自転車について話している時も原作だと主人公の地の文に下記がある。
「小佐内さんの表情に皮肉の色が浮かんだ気がした。吐き捨てるように、小佐内さんは言った」
アニメだと帽子で隠したり画角を変えることで表情を映さない。吐き捨てるような口元だけは映ったかな?
マンション前で本日の知恵働きについて言い訳するシーンにも下記の文がある。
「そしてしばらくの間、小佐内さんは僕を見た。その目つきを、まるで観察するようだと思い始めたとき、小佐内さんは小さく頷いた」
アニメの小佐内さんはただ見つめているようにしか見えなかった。
アニメではまだはっきりとは描かないぞという方針の元統一されているのか、それとも表現する力がないから誤魔化しているのか……。
画面
2話にしてもう息切れしたか?ってくらい画面が動かない。ほぼ静止画が10秒くらい映り続けるシーン複数あり。もちろんキャラが派手に動くような作品ではないにしても、
流石に動かなすぎ。ついでに途中までBGMもない。これは意図的なのか……?
推理パートでは各人の思いついたココアを実際に作る様子が描かれる……本当に作ってはいないのだろう。「これは想像上の演出です」って断りがないせいで本当に作っているものとばかり。たとえばデフォルメチックなキャラがココアを作ってたりしたら、これは想像上の手順なんだなと思えるのだが。自分は途中までほんとにココアを作っているもんだと思っていた。ふつうに小鳩くんたち牛乳パック持ってたじゃんとなってしまったな。
あと、家にいるはずなのに突然外に飛ばすのは何?確かに推理中にパラレルワールドに飛ぶとか、ドラマだけどガリレオみたいに数式がいっぱい飛ぶ演出があるとかよくあるんだけど、このアニメは推理中に何もないお外に人を立たせる。なんで?
ついでに3人で謎解きしている部屋と引き戸を挟んだ部屋に健吾がいるところね。健吾は会話聞こえると思うんだけどいいの?
話のつなぎなど
原作だと1話と今回の間にもう1話あって、ちょっとだけ今回とつながる部分がある。健吾が2人を家に呼んだ理由は省略されたもう1話であった謎解きのお礼という名目だし、小佐内さんがお手洗いにたったのは上記の件で都合が悪い話になったから。
アニメでは上記の点を補足するなどしない。特に名目もなく2人を呼びだす健吾。ただトイレに行きたくなったから席を立つ小佐内さん。
ちなみに今回の話にも以降に繋がる話がちょっとだけあるのだが、そこも会話に出てこなかった。大丈夫か?