自分は諦めてしまったんですが、色々と情報収集は行なったのでまとめます。
前提としているケースはDeepCool CH160ですが、他ケースでも流用可能な情報です。
リア吸気化まで検討されるほどこだわる方はトリプルファン化も検討されていると思いますが、それに当たっての注意点(特にメモリとの干渉周り)についてもまとめた記事があるので、そちらもご覧頂ければ幸いです。
wrongwrong-pc-parts.hatenablog.com
リア吸気化は冷えるのか?
ケースはCH160で、ASSASSIN IVとほぼ(多分完全に)同じヒートシンクを利用するASSASSIN 4S利用した検証例を見つけました。
これを見る限り、リア吸気の方がCPU温度を下げられ、GPU温度にも大きな影響は与えないようです。
推測を含みますが、こうなる理由は、GPUによる排熱がCPUの冷却へ影響しにくくなることです。
CH160のようなケースでフロント吸気の場合、GPUからの排熱はどうしてもCPUクーラー側へ吸い込まれやすいです。
フロント吸気のままで、トップ・フロント側のファンを排気にしたとしても、今度はCPUクーラーへ送られる空気量が減って冷却へ影響が出ます。
トップ・フロント側を吸気にすると、今度はケース内が静圧気味になるため、ケースによってはGPUの冷却に悪影響が出ます(GPU冷却ファンがケースのボトム等から外気を直接取り込んでいるような場合)。
一方、フロント排気にした場合、CPUクーラーは外気をほぼ直接吸うことができるため、GPUからの廃熱が悪さをし難くなります。
また、フロントとトップ・フロント側を両方排気にすれば、グラボ側に熱をやらない上ケース内を負圧寄りにできるため、GPUの冷却にも悪い影響を与えにくいはずです。
フロント吸気のままエアフロー改善する方法について
話が逸れますが、仕切り板等を作ってCPU側とGPU側のエアフローを分離してあげれば、フロント吸気のままでも改善が期待できます。
例えば以下のような動画を見つけました。
運用に当たっての課題
前述のとおり冷却的なメリットの大きいリア吸気化ですが、実運用に当たっては多くの課題があります。
ホコリ対策の必要性
多くのケースは基本的にリアからの排気を前提としており、リア側にはダストフィルタを搭載していないケースが多いです。
つまり、何も対策しなければ、リア吸気 = ダストフィルタの無い側からの吸気となり、ホコリが入りたい放題になってしまいます。
これを防ぐためには、ダストフィルタを購入・加工して追加する必要があります。
例えばCH160で運用する場合、120mm x 240mmのフィルタを切って貼るような対応が必要そうでした。
ヒートシンク方向毎の注意点
リア吸気化する場合、以下の2通りの方法がありますが、どちらも注意点があります。
- エアフローのみ反転
- ヒートシンクの方向ごと反転
エアフローのみ反転する場合
まずはファンの方向を変更してエアフローのみ反転させる方法です。
この方法では、ヒートシンクの向きはそのままとできるため、ヒートシンク性能への影響や、その他パーツとの干渉を抑えられます。
中央ファンに関しては、反転しても特に問題無く搭載可能でした。
ただし、配線の干渉問題から、リア側ファンは必ず交換が必要となります。
また、順転ファンを搭載する場合も、制約が非常に厳しいです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
wrongwrong-pc-parts.hatenablog.com
ヒートシンクの方向ごと反転する場合
手元で試した限り、ヒートシンクの方向ごと反転しても、マザーボードへの設置に関しては問題ありませんでした。
メモリとの干渉に関しては、トリプルファン化時と同様、高さ42mm未満のメモリであれば干渉しません。
また、GPUも設置して確認しましたが、こちらも干渉しませんでした。
計測はしていませんが、恐らく順方向設置の時とほぼ寸法に差は無さそうです。
ただし、ケースによっては電源や電源ケーブルとの干渉が起きうる点に注意が必要です。
実際、CH160では電源と干渉してしまって、この方法はできませんでした。
