2024年9月にアメリカを旅してきました。
途中の目的地にグランドキャニオン一帯を据えていたのですが、アンテロープキャニオンが先住民地区なので現地ガイドを手配する必要があり、いろいろ面倒なのでツアーに申し込むことに。このツアーの出発地がラスベガスだったので、どうせならと思い切って、かの有名なBellagio(ベラージオ)への宿泊を決めました。サウナーとしては施設内のスパ(Bellagio Spa & Salon)も拾っておくべきかと思い、実際に体験してきましたのでレポートします。
ちなみに、筆者はサウナにハマってから初めてのアメリカ。ラスベガスも初です。
そもそも「Bellagio」って?
ベラージオ(ベラジオ、ベラッジオとも)は、カジノを中心としたラスベガスのリゾート最大手、MGMリゾーツが運営するホテルとその関連施設。地区内のホテル、カジノとしての知名度も一、二を争うのではないでしょうか。

ホテルセクションの正式名称は「Bellagio Hotel & Casino」。館内にはカジノはもちろん、敷地内には名だたる有名ブランドのブティックも立ち並び、至るところに高級感が漂っています。かなり拝金的ですけど、たまにはこういうのもいいでしょう。ちなみに、大阪が誘致を決定している国内初のIR施設(統合型リゾート施設)の運営は、このMGMが一枚噛むそう。

その他にもベラージオは、シルク・ド・ソレイユ(Cirque du Soleil)の劇場やブルーノ・マーズ(Bruno Mars)監修のミュージックラウンジ「ピンキー・リング(Pinky Ring)」を抱えるほか、映画「オーシャンズ11(Ocean's Eleven)」の舞台となったことでも有名です。主演のジョージ・クルーニー(George Clooney)がダメカッコよくて、めっちゃ好きなんですよね。聖地巡礼です。

夜になると、ホテルの前では音楽に合わせた噴水ショーが開催。このあたりのコンテンツは、他のホテルと同様に、ベラージオの宿泊者以外も楽しむことができます。ちなみに写真の奥、ベラージオの隣に見えるのは、水曜どうでしょうの企画「アメリカ合衆国横断」でどうでしょう班が泊まった「シーザーズ・パレス(Caesar's Palace)」です。
ところで、ラスベガスのリゾートホテルはカジノで十分な儲けが出ているので、高級ホテルでも(部屋を選ばなければ)割安に泊まれるとよく言われます。実際、どうでしょう班もそう言ってました。口コミとかでも「あの有名ホテルも、実は1泊1万円台で泊まれるんです!」みたいな情報があるのですが、せいぜいコロナ前までですかね。さすがに今はもう無理じゃないですか。高かったです。
実際に(ホテルへ)行ってみた

他の都市からラスベガスに来るときは、ハリーリード国際空港(LAS)を利用することが多いと思います。LASはラスベガスらしく、空港内にもカジノマシンが置いてあったりします。

LASからBellagioまではUberで20分くらいなのですが、40ドルくらいするんですよね。他に空港からCX(Central Express)というバスが出ていて、こちらは停車の関係で40分くらいかかりますが2ドルで乗れるので、私はCXを使いました。

フラミンゴと呼ばれるラスベガスの中心地に到着です。とんでもないですね。テーマパークみたい。豪華です。まあでも、街全体がこんなノリです。

Bellagioです。ど真ん中にあるので、「いよいよ見えてきた」とかそういうのないですね。たいていの客はUberとかリムジンでメインエントランスに乗り付けるので、ベルスタッフが荷物をいろいろやってくれたりするのですが、近くのバス停に降り立った私は、スーツケースをごろごろ引きずりながら小脇のペデストリアンデッキより入館。カジノの人混みをかき分けつつ、いそいそと部屋に向かいます。いやあ館内が広い。

ところで、MGMはアプリが優秀なんですよ。事前設定を済ませておくと、アプリに部屋の準備が完了したという通知が来て、チェックインもアプリで完結します。さらにBluetoothを有効にすれば、アプリを起動したスマホをドアにかざすだけで入室できる仕組みになっていて、フロントに立ち寄る必要すらありませんでした。

もちろん、物理キーを持っておきたい人は、フロント近くの無人発行機にアプリをかざせばカードキーを発行することもできます。これ便利ですね。広まってほしい。

よくばりツアーの出発地がラスベガスだったので、よくばりついでにどうせならとベラージオに泊まってます。正直寝るだけなのでオーバースペックもいいところなのですが、それでもNYCの平凡なホテルと大差ない費用で済んだので、NYCの物価がすごいと言うべきか、カジノの儲けがすごいと言うべきか。 pic.twitter.com/bxP2zeQYFP
— ぽちん (@pochin_pudding) 2024年9月23日
実際に(スパへ)行ってみた
さてスパです。ベラージオの中にあるスパ施設が「Bellagio Spa & Salon」。フロントのすぐ隣に豪勢なお庭があるのですが、その小脇にスパのある上階へ向かう専用エレベーターがあります。

エレベーターを降りるとスパのフロント。水着やアメニティのショップも兼ねています。

ここは受付後の通路で、奥が女性側
実はちょっと尋ねたいことがありました。というのも、公式サイトでスパの予約ができるのですが、メニューはマッサージやエステとセットのプランばかりなのです。一応「Spa Facility Day Pass」という案内があって、スパのみの利用も可能っぽい感じなのですが、ベース料金を表示しているだけとも取れ、詳細がよく分かりません。まあ普通はセット、というかエステがメインなんだろうねえ。
あと、そもそもこの滞在はツアーの出発地を拠点化するだけなので、ホテルではあまりまとまった時間が取れません。そこに、営業時間は18時までときた。閉まるの早くない?公式サイトには、スパ利用は宿泊者限定と書いてあるのですが、できればチェックアウト日に利用したいと考えていました。
とりあえずコンシェルジュデスクに尋ねたのですが「スパに直接聞いてくれ」と言うので(コンシェルジュとは?)、仕方なくスパのフロントまで出向き確認してみたところ「全然問題ないですよ」とのこと。スパのみの利用も可能で、予約は不要。当日宿泊していたことをアプリなどで証明できればチェックアウト後でもご利用可能ですと教えてくれた。「今日はもう閉まっちゃうので残念ですが、またチェックアウトの日にお待ちしていますね」とのこと。いいじゃない。

で、ラスベガス最終日。チェックアウト後に改めてスパに訪問。その日の受付は別の方だったんですが、改めてスパを利用したい旨を告げると「ダメー」って言うんですね。なんでやねん。「数日前に別のお姉ちゃんがいけるって言うとったやんけ」と言ってみたんですけど。
チェックアウトが済んでいるのがやっぱりまずいのかなーと思ったのですが、聞くと「エステとセットやろ常考(意訳)」とか言うんですよ。そこでまたブチ切れですよ。まあそうなんですけどね。だから聞いたんじゃん。
で、こちらも負けずに「それも踏まえて尋ねたんやけど???(目力)」としつこめに主張したら、いったん裏に引っ込んだ後、「ごめんいけるみたいやわ」と受け付けてくれました。やっぱ珍しいんだろうね。ケチってすまんな。
支払いは基本的に部屋付けだと思うのですが、私はチェックアウトが済んでいるのでカードで新規決済。Day Passは時間制限なしで利用料は100ドル。そこにサービス料が20%付加されるので、合計120ドルかかります。サイトに書いてあるとおりの価格で安心ですが、もちろん宿泊費は別。これはサウナ(スパ)だけの料金です。円にして約18,000円。どひゃー。京都の銭湯(510円)に35回入れます。(思ったより少ないな…?)
これが「Bellagio Spa & Salon」だ!

支払いを済ませると、伝票を挟んだバインダーを渡され、スパエリアに案内されます。スパエリアは男女で分かれていて、男性側には男性のスタッフしかいません。(エステ担当は女性指名もできそうな感じ。)また、スパエリア内では撮影が禁止されています。目立つ監視カメラっぽいものは見当たらなかったのですが、撮影しようとしてすぐに注意されている客がいたので、どこかでモニタリングしているのかもしれません。
エリア入口のカウンターでバインダーを渡すと、スリッパのサイズを尋ねられます。ここでは何インチとか厳密なサイズを尋ねられているわけではないので、ミディアムと言っておけば問題ないと思います。(ちなみに、筆者のスニーカーサイズは基本27.5cmです。)
スリッパを受け取ると、スタッフがロッカーまで誘導しながら設備を案内してくれます。めちゃくちゃ広いわけではないですが、全体的に清潔で高級感があります。ロッカーは番号式で、解錠ごとに再設定する仕組み。中には上等なガウンが1着用意されています。部屋にあるやつと一緒かと思いきや、スパのガウンはポケットがない仕様でした。神戸サウナかな。

ひと通り説明を終えると、スタッフはわざわざ「私は◯◯と申しますので、何かあればお気軽にお申し付けください」と告げて去っていきます。距離感は程よく保たれていて、まあ悪い気はしません。もちろん、困ったことがあれば他のスタッフも親身になってくれます。
さて服と靴を脱いで、水着とサンダルを着用したら、まずは使い放題のタオルを持ってシャワーブースで洗体。ロッカールームと浴場を仕切る扉はないので、もう眼前にはスパの光景が広がっています。いざ。

どーん。
全体的にリッチな感じですが、浴場はこれがほぼ全景なので、そんなに広いわけではありません。4つあるバスタブのうち1つだけが水風呂。他は温かいお風呂で、バイブラ付き。温度のメリハリはそんなに強いものではありません。扉がいくつか見えますが、サウナ室は2つのみ。残りの扉はスタッフ用でした。
サウナはどうなのさ
ドライサウナとスチームサウナの2種類ありますが、どちらも至って普通です。サウナ室の入口付近には、ガウンを掛けておくためのフックがあります。入室時は適当にかけておきます。
ドライは20人くらい入れそうなサイズ。中央に小さめの遠赤ストーブがありますが、水掛け禁止という表示があります。どこも同じですね。壁や座面の木板はそこそこ年季が入っていて、サウナだけを見れば特別の高級感もありません。温度はおそらく80°C~85°C。ややぬるめですが、長めに入ればちゃんと温まります。
スチームサウナは50°C~60°Cくらい。照明は暗め。こちらも15人くらいは入れるのではないでしょうか。ゆっくりじっくり入りたい人はこちらもいいかもしれないですね。どちらのサ室もゆったりしていますが、混み合う感じはありませんでした。私の滞在中は、浴室全体で最大で10人くらい。
水風呂は17°Cくらいかな。ほどよく冷たくていい感じ。サンダルはそばに適当に脱いでおけばOK。
休憩は浴室内の一人掛けソファに座りますが、ビニールカバーのクッションが敷かれているので、新しいバスタオルを1枚敷いてから使うといい感じだと思います。さらにガウンも羽織るかどうかは、好みじゃないですかね。
それでそれで?
基本的には水着を着用されている方が多く、それを前提に脱水機も用意されています。ただ前述のとおり男女でエリアが分かれているので、実は水着着用は必須ではありません。一応スタッフにも聞きましたが「(裸でも)ええねんで」と言ってました。私は結局着たままでしたが、利用者は基本的に国内外から来る観光客ばかりなので、いろんなスタイルの人がいます。当然、水着を着用していない方もおられました。
客層もいろいろですが、訪問時はソロの方が多かったです。夫婦やカップルで滞在している方も多いと思うのですが、パートナーが女性側でエステを受けている間の暇つぶっぽい感じの人が結構いたような。他方、みんなでカジノに遊びに来たんだろうなーというヤンチャそうなグループ客がガヤガヤやってる時間もあったので、タイミングのガチャ要素あると思います。よく「値段上げれば客層良くなる」とか言いますけど、一定以上のクラスになるとむしろワガママな人増えたりしますからね。程度問題なんじゃないでしょうか。知らんけど。
そういえば浴場の壁に「12歳以下(だったかな?)の子どものサウナ利用は10分くらいにしておけ(意訳)」という看板があるのですが、少なくとも現在は18歳以上のみ利用可ということになっています。まあこんなとこ子連れで来ないよね。
それでそれで??
やはりお値段するだけあって、サービスはちゃんとしています。施設内もとても清潔に保たれていて、タオルの補充なんかも早いです。このへんを維持するためか、スタッフは多めに配置されているように見え、実際よく動いています。
水風呂のあとソファで休んでいたら、「ええやろ」「楽しんでな」と、ダンディなスタッフがボトルのお水を配りにきてくれることも。彼らはお高く留まった接客というよりは程よくフレンドリーで、あまり緊張せず過ごすことができました。
脱衣エリアの脇にあるカウンターシェルフでは、お水や炭酸水、ジュース、コーヒーなどをセルフで自由に飲むことができるほか、チョコレートやフィナンシェなどのスナックを楽しめます。これはサービスに含まれているので、無料です。
それでそれで???
ところで、バスタブの間にクラッシュアイスを詰めたボウルが置いてあって、綺麗に巻いたタオルが入ってるんですよ。冷やしタオルです。これがまあ気持ちいいのですが、 それ以上にとても清涼感のあるいい香りがしたので、思わずスタッフに「あの冷やしタオル、何のアロマ使ってんの?」と尋ねてみました。すると「いい香りですよねー。今日のはユカリプトスです」と。あーはいはい、ユカリプトスね、、、
は???
「(恐竜か何かの名前か…?)ほーん、…ジャパンにはないやーつかな」と反応すると、「そうですか?日本でもあると思いますけどね。Amazonとかでも買えますし、ほら」と。その場でスマホで検索して見せてくれました。

ユーカリって、英語では「ユカリプトス(eucalyptus)」と発音するみたいです。知らなかったなー。でももっと複雑な香りをしていたので、他にも何かブレンドしているとは思います。とてもいい香りでした。いろいろと教えてくれた中国系の彼は日本語も少し話すことができ、特に礼儀正しく、さわやかな笑顔も気持ちがよかったです。怒らせるとめっちゃ怖いタイプだと思います。
ちなみに、帰りはカウンターのスタッフに「おおきに」と言って出るだけ。特に手続きはありません。スリッパやタオル、ガウンは脱衣エリアの返却ボックスへ。3時間弱の滞在でした。
結局どーなのよ
ベラージオは世界的にもかなり有名なリゾートなので、ホテルの格としてはまぁ間違いないですし、そこのスパに行ってきたというだけでもひとネタ仕上がるのですが、サウナだけを目的にしてしまうと、120ドルの価値はないと断言できます。もう一度言いますが、 サ活のためにわざわざ来る必要は、ないです。(個人の感想です。)
ここに泊まりにくるというのが先にあって、滞在中のリラクゼーションとしてという位置づけであっても、ギリギリなしという感じ。つべこべ言わずエステやりましょう。割と評判いいみたいですよ。

おわりに
まあスパそのものに関してはいろいろ書きましたけど、ごく個人的な事情で言えば、グランドキャニオンのツアーが移動距離・時間とも長く、また長旅の中盤で少し疲れが出てきていたころでもあり、ここで回復ポイントを置くことができたのは良かったと振り返っています。こういう投稿なので、どうしてもスペックメインで語ることになってしまうのですが、結局サウナもお風呂も、入りたいときに入れるところがいちばんいいじゃないですか。
ただまあ、いろいろ下調べをする中で、当施設のスパの利用方法やシステムに関する情報は意外に少なく、現地で出たとこ勝負の要素が結構ありました。最終的には思うように利用できたので良かったのですが、日本語の情報は特に少なかったので、今回の体験記をまとめておけば誰かの役には立つだろうと。また、サウナイキタイにも施設情報が存在していなかったので、今回新しく施設登録をさせていただきました。
https://sauna-ikitai.com/saunas/82232
この投稿が少しでも皆さんのサ活の参考になれば嬉しいです。もし実際に足を運んだよという方がいれば、ぜひコメントやDM、そしてサウナイキタイへのサ活投稿で教えてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
施設情報

Bellagio Spa & Salon(ベラージオ スパ&サロン)
| URL | https://bellagio. mgmresorts.com/en.html |
| 営業時間 | 9:00 - 18:00 |
| 定休日 | なし |
| 料金 | Spa Facility Day Pass:100USドル ※別途サービス料として20%加算 |
| 住所 | 3600 S Las Vegas Blvd, Las Vegas, NV 89109(アメリカ合衆国) |
おまけ
アンテロープ良かったです。















