以下の内容はhttps://workfro.hatenablog.com/より取得しました。


ラスベガスのホテル「Bellagio」のスパでサ活してきたけど質問ある?

2024年9月にアメリカを旅してきました。

途中の目的地にグランドキャニオン一帯を据えていたのですが、アンテロープキャニオンが先住民地区なので現地ガイドを手配する必要があり、いろいろ面倒なのでツアーに申し込むことに。このツアーの出発地がラスベガスだったので、どうせならと思い切って、かの有名なBellagio(ベラージオへの宿泊を決めました。サウナーとしては施設内のスパ(Bellagio Spa & Salon)も拾っておくべきかと思い、実際に体験してきましたのでレポートします。

ちなみに、筆者はサウナにハマってから初めてのアメリカ。ラスベガスも初です。

そもそも「Bellagio」って?

ベラージオ(ベラジオ、ベラッジオとも)は、カジノを中心としたラスベガスのリゾート最大手、MGMリゾーツが運営するホテルとその関連施設。地区内のホテル、カジノとしての知名度も一、二を争うのではないでしょうか。

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ホテルセクションの正式名称は「Bellagio Hotel & Casino」。館内にはカジノはもちろん、敷地内には名だたる有名ブランドのブティックも立ち並び、至るところに高級感が漂っています。かなり拝金的ですけど、たまにはこういうのもいいでしょう。ちなみに、大阪が誘致を決定している国内初のIR施設(統合型リゾート施設)の運営は、このMGMが一枚噛むそう。

Ocean's Eleven

その他にもベラージオは、シルク・ド・ソレイユ(Cirque du Soleil)の劇場やブルーノ・マーズ(Bruno Mars)監修のミュージックラウンジ「ピンキー・リング(Pinky Ring)」を抱えるほか、映画「オーシャンズ11(Ocean's Eleven)」の舞台となったことでも有名です。主演のジョージ・クルーニー(George Clooney)がダメカッコよくて、めっちゃ好きなんですよね。聖地巡礼です。

夜になると、ホテルの前では音楽に合わせた噴水ショーが開催。このあたりのコンテンツは、他のホテルと同様に、ベラージオの宿泊者以外も楽しむことができます。ちなみに写真の奥、ベラージオの隣に見えるのは、水曜どうでしょうの企画「アメリカ合衆国横断」でどうでしょう班が泊まった「シーザーズ・パレス(Caesar's Palace)」です。

www.hod.htb.co.jp

ところで、ラスベガスのリゾートホテルはカジノで十分な儲けが出ているので、高級ホテルでも(部屋を選ばなければ)割安に泊まれるとよく言われます。実際、どうでしょう班もそう言ってました。口コミとかでも「あの有名ホテルも、実は1泊1万円台で泊まれるんです!」みたいな情報があるのですが、せいぜいコロナ前までですかね。さすがに今はもう無理じゃないですか。高かったです。

実際に(ホテルへ)行ってみた

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他の都市からラスベガスに来るときは、ハリーリード国際空港(LAS)を利用することが多いと思います。LASはラスベガスらしく、空港内にもカジノマシンが置いてあったりします。

CXの乗り場。奥に有名リゾート「Mandalay Bay(マンダレイ・ベイ)」が見える

LASからBellagioまではUberで20分くらいなのですが、40ドルくらいするんですよね。他に空港からCX(Central Express)というバスが出ていて、こちらは停車の関係で40分くらいかかりますが2ドルで乗れるので、私はCXを使いました。

フラミンゴと呼ばれるラスベガスの中心地に到着です。とんでもないですね。テーマパークみたい。豪華です。まあでも、街全体がこんなノリです。

Bellagioです。ど真ん中にあるので、「いよいよ見えてきた」とかそういうのないですね。たいていの客はUberとかリムジンでメインエントランスに乗り付けるので、ベルスタッフが荷物をいろいろやってくれたりするのですが、近くのバス停に降り立った私は、スーツケースをごろごろ引きずりながら小脇のペデストリアンデッキより入館。カジノの人混みをかき分けつつ、いそいそと部屋に向かいます。いやあ館内が広い。

夜になるともっと人が増える。奥にちらっと「Pinky Ring」が見える

ところで、MGMはアプリが優秀なんですよ。事前設定を済ませておくと、アプリに部屋の準備が完了したという通知が来て、チェックインもアプリで完結します。さらにBluetoothを有効にすれば、アプリを起動したスマホをドアにかざすだけで入室できる仕組みになっていて、フロントに立ち寄る必要すらありませんでした。

もちろん、物理キーを持っておきたい人は、フロント近くの無人発行機にアプリをかざせばカードキーを発行することもできます。これ便利ですね。広まってほしい。

豪華絢爛なフロント。中央の机にある小さな機械がカードキー発行機

実際に(スパへ)行ってみた

さてスパです。ベラージオの中にあるスパ施設が「Bellagio Spa & Salon」。フロントのすぐ隣に豪勢なお庭があるのですが、その小脇にスパのある上階へ向かう専用エレベーターがあります。

フロント右手のボタニカルガーデンを望む。写真左にちらっと映るオメガの奥にスパフロアへのエレベータ入口がある

エレベーターを降りるとスパのフロント。水着やアメニティのショップも兼ねています。

スパフロアからボタニカルガーデンを見下ろす。
ここは受付後の通路で、奥が女性側

実はちょっと尋ねたいことがありました。というのも、公式サイトでスパの予約ができるのですが、メニューはマッサージやエステとセットのプランばかりなのです。一応「Spa Facility Day Pass」という案内があって、スパのみの利用も可能っぽい感じなのですが、ベース料金を表示しているだけとも取れ、詳細がよく分かりません。まあ普通はセット、というかエステがメインなんだろうねえ。

あと、そもそもこの滞在はツアーの出発地を拠点化するだけなので、ホテルではあまりまとまった時間が取れません。そこに、営業時間は18時までときた。閉まるの早くない?公式サイトには、スパ利用は宿泊者限定と書いてあるのですが、できればチェックアウト日に利用したいと考えていました。

とりあえずコンシェルジュデスクに尋ねたのですが「スパに直接聞いてくれ」と言うので(コンシェルジュとは?)、仕方なくスパのフロントまで出向き確認してみたところ「全然問題ないですよ」とのこと。スパのみの利用も可能で、予約は不要。当日宿泊していたことをアプリなどで証明できればチェックアウト後でもご利用可能ですと教えてくれた。「今日はもう閉まっちゃうので残念ですが、またチェックアウトの日にお待ちしていますね」とのこと。いいじゃない。

ラスベガスの街は夜中もずっと明るいです

で、ラスベガス最終日。チェックアウト後に改めてスパに訪問。その日の受付は別の方だったんですが、改めてスパを利用したい旨を告げると「ダメー」って言うんですね。なんでやねん。「数日前に別のお姉ちゃんがいけるって言うとったやんけ」と言ってみたんですけど。

チェックアウトが済んでいるのがやっぱりまずいのかなーと思ったのですが、聞くと「エステとセットやろ常考(意訳)」とか言うんですよ。そこでまたブチ切れですよ。まあそうなんですけどね。だから聞いたんじゃん。

で、こちらも負けずに「それも踏まえて尋ねたんやけど???(目力)」としつこめに主張したら、いったん裏に引っ込んだ後、「ごめんいけるみたいやわ」と受け付けてくれました。やっぱ珍しいんだろうね。ケチってすまんな。

支払いは基本的に部屋付けだと思うのですが、私はチェックアウトが済んでいるのでカードで新規決済。Day Passは時間制限なしで利用料は100ドル。そこにサービス料が20%付加されるので、合計120ドルかかります。サイトに書いてあるとおりの価格で安心ですが、もちろん宿泊費は別。これはサウナ(スパ)だけの料金です。円にして約18,000円。どひゃー。京都の銭湯(510円)に35回入れます。(思ったより少ないな…?)

これが「Bellagio Spa & Salon」だ!

だ!?(入口は地味)

支払いを済ませると、伝票を挟んだバインダーを渡され、スパエリアに案内されます。スパエリアは男女で分かれていて、男性側には男性のスタッフしかいません。(エステ担当は女性指名もできそうな感じ。)また、スパエリア内では撮影が禁止されています。目立つ監視カメラっぽいものは見当たらなかったのですが、撮影しようとしてすぐに注意されている客がいたので、どこかでモニタリングしているのかもしれません。

エリア入口のカウンターでバインダーを渡すと、スリッパのサイズを尋ねられます。ここでは何インチとか厳密なサイズを尋ねられているわけではないので、ミディアムと言っておけば問題ないと思います。(ちなみに、筆者のスニーカーサイズは基本27.5cmです。)

スリッパを受け取ると、スタッフがロッカーまで誘導しながら設備を案内してくれます。めちゃくちゃ広いわけではないですが、全体的に清潔で高級感があります。ロッカーは番号式で、解錠ごとに再設定する仕組み。中には上等なガウンが1着用意されています。部屋にあるやつと一緒かと思いきや、スパのガウンはポケットがない仕様でした。神戸サウナかな

travel.spot-app.jp

これはお部屋のガウン

ひと通り説明を終えると、スタッフはわざわざ「私は◯◯と申しますので、何かあればお気軽にお申し付けください」と告げて去っていきます。距離感は程よく保たれていて、まあ悪い気はしません。もちろん、困ったことがあれば他のスタッフも親身になってくれます。

さて服と靴を脱いで、水着とサンダルを着用したら、まずは使い放題のタオルを持ってシャワーブースで洗体。ロッカールームと浴場を仕切る扉はないので、もう眼前にはスパの光景が広がっています。いざ。

Bellagio Spa & Salon」公式より

どーん。

全体的にリッチな感じですが、浴場はこれがほぼ全景なので、そんなに広いわけではありません。4つあるバスタブのうち1つだけが水風呂。他は温かいお風呂で、バイブラ付き。温度のメリハリはそんなに強いものではありません。扉がいくつか見えますが、サウナ室は2つのみ。残りの扉はスタッフ用でした。

サウナはどうなのさ

ドライサウナとスチームサウナの2種類ありますが、どちらも至って普通です。サウナ室の入口付近には、ガウンを掛けておくためのフックがあります。入室時は適当にかけておきます。

ドライは20人くらい入れそうなサイズ。中央に小さめの遠赤ストーブがありますが、水掛け禁止という表示があります。どこも同じですね。壁や座面の木板はそこそこ年季が入っていて、サウナだけを見れば特別の高級感もありません。温度はおそらく80°C~85°C。ややぬるめですが、長めに入ればちゃんと温まります。

スチームサウナは50°C~60°Cくらい。照明は暗め。こちらも15人くらいは入れるのではないでしょうか。ゆっくりじっくり入りたい人はこちらもいいかもしれないですね。どちらのサ室もゆったりしていますが、混み合う感じはありませんでした。私の滞在中は、浴室全体で最大で10人くらい。

水風呂は17°Cくらいかな。ほどよく冷たくていい感じ。サンダルはそばに適当に脱いでおけばOK。

休憩は浴室内の一人掛けソファに座りますが、ビニールカバーのクッションが敷かれているので、新しいバスタオルを1枚敷いてから使うといい感じだと思います。さらにガウンも羽織るかどうかは、好みじゃないですかね。

それでそれで?

基本的には水着を着用されている方が多く、それを前提に脱水機も用意されています。ただ前述のとおり男女でエリアが分かれているので、実は水着着用は必須ではありません。一応スタッフにも聞きましたが「(裸でも)ええねんで」と言ってました。私は結局着たままでしたが、利用者は基本的に国内外から来る観光客ばかりなので、いろんなスタイルの人がいます。当然、水着を着用していない方もおられました。

客層もいろいろですが、訪問時はソロの方が多かったです。夫婦やカップルで滞在している方も多いと思うのですが、パートナーが女性側でエステを受けている間の暇つぶっぽい感じの人が結構いたような。他方、みんなでカジノに遊びに来たんだろうなーというヤンチャそうなグループ客がガヤガヤやってる時間もあったので、タイミングのガチャ要素あると思います。よく「値段上げれば客層良くなる」とか言いますけど、一定以上のクラスになるとむしろワガママな人増えたりしますからね。程度問題なんじゃないでしょうか。知らんけど。

そういえば浴場の壁に「12歳以下(だったかな?)の子どものサウナ利用は10分くらいにしておけ(意訳)」という看板があるのですが、少なくとも現在は18歳以上のみ利用可ということになっています。まあこんなとこ子連れで来ないよね。

それでそれで??

やはりお値段するだけあって、サービスはちゃんとしています。施設内もとても清潔に保たれていて、タオルの補充なんかも早いです。このへんを維持するためか、スタッフは多めに配置されているように見え、実際よく動いています。

水風呂のあとソファで休んでいたら、「ええやろ」「楽しんでな」と、ダンディなスタッフがボトルのお水を配りにきてくれることも。彼らはお高く留まった接客というよりは程よくフレンドリーで、あまり緊張せず過ごすことができました。

脱衣エリアの脇にあるカウンターシェルフでは、お水や炭酸水、ジュース、コーヒーなどをセルフで自由に飲むことができるほか、チョコレートやフィナンシェなどのスナックを楽しめます。これはサービスに含まれているので、無料です。

それでそれで???

ところで、バスタブの間にクラッシュアイスを詰めたボウルが置いてあって、綺麗に巻いたタオルが入ってるんですよ。冷やしタオルです。これがまあ気持ちいいのですが、 それ以上にとても清涼感のあるいい香りがしたので、思わずスタッフに「あの冷やしタオル、何のアロマ使ってんの?」と尋ねてみました。すると「いい香りですよねー。今日のはユカリプトスです」と。あーはいはい、ユカリプトスね、、、

は???

「(恐竜か何かの名前か…?)ほーん、…ジャパンにはないやーつかな」と反応すると、「そうですか?日本でもあると思いますけどね。Amazonとかでも買えますし、ほら」と。その場でスマホで検索して見せてくれました。

(あっ、これユーカリやん…。)

ユーカリって、英語では「ユカリプトス(eucalyptus)」と発音するみたいです。知らなかったなー。でももっと複雑な香りをしていたので、他にも何かブレンドしているとは思います。とてもいい香りでした。いろいろと教えてくれた中国系の彼は日本語も少し話すことができ、特に礼儀正しく、さわやかな笑顔も気持ちがよかったです。怒らせるとめっちゃ怖いタイプだと思います。

ちなみに、帰りはカウンターのスタッフに「おおきに」と言って出るだけ。特に手続きはありません。スリッパやタオル、ガウンは脱衣エリアの返却ボックスへ。3時間弱の滞在でした。

結局どーなのよ

ベラージオは世界的にもかなり有名なリゾートなので、ホテルの格としてはまぁ間違いないですし、そこのスパに行ってきたというだけでもひとネタ仕上がるのですが、サウナだけを目的にしてしまうと、120ドルの価値はないと断言できます。もう一度言いますが、 サ活のためにわざわざ来る必要は、ないです。(個人の感想です。)

ここに泊まりにくるというのが先にあって、滞在中のリラクゼーションとしてという位置づけであっても、ギリギリなしという感じ。つべこべ言わずエステやりましょう。割と評判いいみたいですよ。

おわりに

まあスパそのものに関してはいろいろ書きましたけど、ごく個人的な事情で言えば、グランドキャニオンのツアーが移動距離・時間とも長く、また長旅の中盤で少し疲れが出てきていたころでもあり、ここで回復ポイントを置くことができたのは良かったと振り返っています。こういう投稿なので、どうしてもスペックメインで語ることになってしまうのですが、結局サウナもお風呂も、入りたいときに入れるところがいちばんいいじゃないですか。

ただまあ、いろいろ下調べをする中で、当施設のスパの利用方法やシステムに関する情報は意外に少なく、現地で出たとこ勝負の要素が結構ありました。最終的には思うように利用できたので良かったのですが、日本語の情報は特に少なかったので、今回の体験記をまとめておけば誰かの役には立つだろうと。また、サウナイキタイにも施設情報が存在していなかったので、今回新しく施設登録をさせていただきました。

https://sauna-ikitai.com/saunas/82232

この投稿が少しでも皆さんのサ活の参考になれば嬉しいです。もし実際に足を運んだよという方がいれば、ぜひコメントやDM、そしてサウナイキタイへのサ活投稿で教えてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

施設情報

Bellagio Spa & Salon(ベラージオ スパ&サロン)

URL https://bellagio. mgmresorts.com/en.html
営業時間 9:00 - 18:00
定休日 なし
料金 Spa Facility Day Pass:100USドル
※別途サービス料として20%加算
住所 3600 S Las Vegas Blvd, Las Vegas, NV 89109(アメリカ合衆国

おまけ

アンテロープ良かったです。



ニューヨークのサウナ「Bathhouse Flatiron」に行ってきたけど質問ある?

2024年9月に、アメリカを旅してきました。

行程の前半はニューヨーク市街を散策。サウナにも入りたいなと思っていろいろと調べていたところ、なかなか面白い施設が見つかり、実際に突撃してきましたのでレポートします。

ちなみに、筆者はサウナにハマってから初めてのアメリカ。日本ではたくさんサウナに入っていますが、せっかくならご当地のサウナ事情も見てみたいよなーという動機で、今回の訪問に至りました。

「Bathhouse Flatiron」ってどんなところ?

www.abathhouse.com

「Bathhouse Flatiron(バスハウス フラットアイアン)」はニューヨークの中心、マンハッタンのやや南側、Flatiron(フラットアイアン)地区にあるスパ施設です。ブルックリンに2019年オープンの1号店「Bathhouse Williamsburg(バスハウス ウィリアムズバーグ)」があり、こちらFlatiron店は2号店です。

Flatiron店のオープンは2024年1月ということで、新しくてめちゃくちゃきれい。雰囲気もおしゃれです。タイプの違う4つのサウナと、グルシン(10℃未満)含む2つの水風呂が楽しめる本格派。水風呂だけでなく、温かいお風呂もありバリエーション豊かです。マッサージやアカスリ(body scrab)といったリラクゼーションメニューも完備されていますが、サウナだけの利用も可能です。

アクセスは、メトロなら23rd St.、バスなら5th Ave. & W 23rd St.が最寄りになると思います。当日は5番街からの移動だったので、私はバスを使いました。15分くらいです。

利用時の注意ポイントがいくつかあるので、ピックアップしておきますね。

  • 水着着用(持ち込み可。レンタルなし。販売あり)
  • 男女混浴
  • 利用は18歳以上のみ
  • 事前予約推奨
  • 浴場でのスマホ利用、写真撮影不可
  • 営業時間は9:00-24:00、定休日なし
  • まあまあ高い(平日時間制限なしで60ドル。1ドル150円レートで約9,000円)

実際に行ってみた

Bathhouseには公式サイトで事前に会員登録、予約、決済を行ってから訪問します。訪問当時はFAQに「予約必須」と書いてあったのですが、その後更新され、現在は飛び込みでも可とする表現になっています。ただし混雑時は予約優先となっており、チェックインもスムーズなので予約しておくのが無難かと思います。私の場合は、平日だったこともあるかもしれませんが、当日の訪問直前でも予約できました。

(後日、予約手順を別記事でまとめるつもりです…!)

高級賃貸マンション「7W21」と同じ建物の1階に入口があります。フロントには受付カウンターの他、水着やTシャツなどのグッズが販売されており、何も知らない人が通りがかると、ちょっとしたブティックにも思えそうな店構えです。

入店。受付で予約していると告げ、名前を伝えます。確認が済んだらかんたんな利用方法の説明を受け、手首にラバー製のリストバンドを巻いてもらいます。

受付の奥には地下へと続く階段があります。ここから先のエリアは全体的に暗めになっていて、間接照明が中心のムーディな空間。足元に気をつけて脱衣エリアに向かいます。

階下に降りると、男性・女性で脱衣エリアの入口が分かれています。入口のバスケットにサンダルが入っているので、ひと組取ってロッカーへ。

ロッカーの数はかなり多く、迷路のように奥まで続いています。扉のスイッチが飛び出しているロッカーはどれを使ってもOK。リストバンドは、いわゆる金属のカギを使ったシステムではなく、センサーが内蔵されたバンドを使ってスイッチを押し込むことで施錠するタイプ。同じキーでもう一度スイッチを押すと解錠できるという仕掛けになっています。若干形状は違いますが、渋谷SAUNASで採用されているキーと同じような仕組みですね。バンドにロッカー番号が表示されたりするわけじゃないので、使った場所は忘れず覚えておきましょう。

靴もここで脱いで、服と一緒にロッカーへ収納します。これは欧米の脱衣所あるあるなんですが、靴を脱ぐエリアと服を脱ぐエリアがだいたい一緒なんですよね。日本だと、温浴施設に入るととりあえず靴を預けるじゃないですか。だから、その感覚だと人によっては衛生面でうげげーとなるかもしれません。でもまあスリッパあるし、そういうもんだと割り切るしかないですね。

水着とスリッパに着替えたら、さらに奥に進むとシャワーブースがあります。使い放題のバスタオルが積まれているので、1枚取って空いているところへ。ブースの中で水着を脱いで、全身を洗います。シャンプーやボディソープはブース内に用意されています。

そういえばシャワーコントローラーがデジタル式で見たことないタイプだったので、操作がけっこう難しかったです。あとこれはアメリカあるあるなんですけど、温度表示が摂氏(°C)じゃなくて華氏(°F)なんですよ。ホテルの空調ならまだしも、裸で手ぶらのときに急に言われると困りますよね。サウナーなら、華氏100度が摂氏約37度と覚えておくと、やけどせずに済むでしょう。

洗体が済んだら身体をよく拭いて、水着とスリッパを履いてさらに奥へ進みます。ここで新しいタオルを持っていってもいいですけど、タオルは浴場にも用意されています。

脱衣所を抜けると、ソファが置かれた男女共用スペースに出ます。本当に迷路みたいな脱衣スペースの先に、扉やカーテンもなく突然現れるので、迷っているうちに裸のまま出てしまわないようご注意を。

このエリアにはテーブルと椅子が並んだ食事スペースもあり、ドリンクや軽食を楽しめます。メニューのバリエーションもなんかこじゃれています。支払いはリストバンドでOKです。カレー!とか麻婆豆腐!とかないんかな。

浴場はさらに下のフロア(地下2階?)にあります。よく見ると「NO PHONES OR GLASS BEYOND THIS POINT PLEASE(これより先、電話・ガラス持ち込みご遠慮ください)」と書いてありますね。

階段の隣にはアウフグースの実施時間が表示されています。そうなんです、ここアウフあるんですよ。アメリカでも楽しまれているんですねー。

一応補足しておくと、「1200」は「12:00」、「130」は「01:30(13:00)」のこと。日によるのかなと思いますが、それなりの頻度で実施されているようですね。

では階段を降りて、いざ浴場へ。

(ここから先は撮影禁止なので、公式サイトの写真をお借りしてご紹介します。)

これが「Bathhouse Flatiron」だ!

はい、映え~。

実際には当然他の客がいたりするんですけど、マジでこんな感じです。めちゃくちゃオシャレですね。コンパクトなフロントからは想像できないほど広々とした空間が、あの地下に広がってたんですね。

上の写真はメインプールで温かいお風呂。スリッパは脇で適当に脱いで入ります。温かいお風呂は他に3つあって、1つは塩水タイプ、残り2つはビットコインで沸かしているのだそう^^ ……ビットコイン!?

この2槽がビットコイン風呂とのこと。

そうなんです。ここBathhouseはビットコインでお風呂を沸かしていることで知られています。でもこのことは、サイトでも現地でもそんなに強調されていないので、現地の方でも知らずに入っている人いるんじゃないかな。

ただ、公式サイトのFAQまで潜ると、ちゃんと説明が掲載されていました。

help.abathhouse.com

ざっくり要約すると、下記のようなことが書いてあります。

  • お前ら「エネルギー保存の法則」って知っとる?
  • エネルギーは常に等価で、破壊も生成もない。交換があるだけ
  • 俺らはマシンを空冷から水冷に改造して、システムに組み込んでる
  • ビットコイン採掘マシンから出る熱で風呂を沸かし、水でマシンを冷やしてる
  • 風呂沸かすのに必要な電力もビットコイン掘るのに必要な電力も等価(?)
  • ビットコイン採掘の熱を使えば、ロスなくて二度美味しくね?

キレッキレですよね。

ニューヨークには他にもサウナはありますが、その中でBathhouseへの訪問に決めたのは、施設の清潔感と、この謎システムに興味を持ったからでした。

ちなみに身も蓋もないのですが、ビットコインで沸かしているからといって、お湯が特別に気持ちいいとか気持ち悪いとか、そういうことはありません。ただの温かいお湯。当たり前ですけどね。でも、銭湯マニアの中には「薪沸かしはお湯がやわらかくて最高」と言っている人たちもいるので、彼らには分かるんじゃないでしょうか。知らんけど。

ところでしばしば誤解されているのですが、ニューヨークの水は実は軟水です。多少塩素系の消毒がされているようで、めちゃくちゃ良い水質!とまでは思いませんでしたが、違和感もありませんでした。こんなもんじゃないですかね。

サウナはどうなのさ

サウナ良かったですよ!4つとも入ってきたのでそれぞれご紹介しますね。

DRY

こちらはメインの「DRY(ドライ)」。いわゆるサウナシアター型。軽く50人は収容できるんじゃないかという広いサウナ室の真ん中には、ストーンが詰め込まれた大きなサウナストーブが鎮座しています。

アウフグースはこのサウナ室で実施。参加無料で予約不要。時間の5分前になると、担当のアウフギーサーがドラを鳴らしながらプログラム開始をアナウンスします。客がぞろぞろとサウナ室に吸い込まれていく様は、日本と同じ光景を見るようで面白かったです。

温度は約85°C。しっかり汗かきます。アウフグース時は事前に換気を行っていて、少しだけ温度を下げてから開始しているようです。約15分のプログラムでした。

BANYA

ガス式ストーブの「BANYA(バニャ)」。DRYより少し熱めの約90°C。こちらもなんだかんだ20~30人くらい入りそうで、けっこう広い。個人的にはここのコンディションが一番お気に入りでした。

INFRARED

遠赤ストーブの「INFRARED(インフラレッド)」。こちらは60°Cないくらいで結構ぬるめ。岩盤浴っぽい感じもあって、談笑しながらリラックスしたい人はこっちかも。

STEAM

最後は「STEAM(スチーム)」。いわゆるスチームサウナ。塩とかはない。約50°C。

各サウナ室にはスリッパを履いたまま入ります。座るときにスリッパを脱ぐかどうかは人によりますが、まあ履いたままで問題ないと思います。

さらに水風呂。こちらは公式でも写真がなかったのですが、メインのお風呂と同じようにフロア面から掘り下げられた細長いプールが2つあります。片方がグルシンということになっているのですが、どちらも結構冷たいです。胸元くらいまで深さがあるので、ギューッと冷やされる感覚がありますね。玄人も大満足じゃないでしょうか。

休憩できる椅子やベンチもたくさんあり、外気浴こそできませんが、暗さもあるのでしっかりリラックスできると思います。

それでそれで?

まず印象的だったのが、こっちでもアウフグースやってんだ、ということ。アメリカってあんまり、サウナやアウフグースのイメージなくないですか?

Aufguss WM 2024年大会出場国一覧

実際、アウフグースの世界大会「Aufguss WM」の出場者も欧州からが中心で、南米・北米からの選手出場はありません。だから、アウフグースサービスがあるという情報を見たときは少し驚きました。

当日アウフグースを担当されていたのはニコラス(Nicolas Fiery)氏。アロマキューゲルをサウナストーブに乗せ、ラドルでロウリュを立てたあと、音楽を流しながらタオルを振る様は、日本でもお馴染みの定番スタイル。3セット、時間をかけて徐々に体感温度を上げていきます。

ニコラス氏は呼吸を大事にされていて、プログラムの要所要所で深呼吸のポイントを設定、大きく声を出しながら息を吐ききり、暖かな空気を取り込むことを推奨されていました。このあたりは元熱波道、現GexR代表の井上勝正氏もこだわっておられるポイントのはずです。

アウフグース開始前、サウナ室で待つ私に、準備中のニコラス氏が「コニチワ」と声をかけてくれました。嬉しくなって、お仕事中悪いなと思ったのですが、思わず談笑。彼は日本に来たことはないそうですが、日本の文化にはとても興味があると言っていました。 アウフグース後、浴場内で改めて立ち話。温泉にも関心があるし、日本でサウナやアウフグースが流行しているのも知っているとのこと。それから、ビットコインで湯を沸かす仕組みについても、いろいろと教えてくれました。

本業はダンサーで、振付師としての顔も持つそうです。しなやかかつ力強い動きは、そこからきているのかと納得しました。またどこかで会えるといいな。日本にも来ないかな。 

 
 
 
 
 
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それでそれで??

客層については、18歳以上に限定していることや安くない料金帯の影響もあってか、パリピなキッズとは無縁。浴室、サウナ室ともに会話はOKで、実際に会話はありますが、騒がしいということはなくて、全体的に大人な空間です。観光客っぽい人は、いなかったかな。ただInstagramのPRでは、サウナ女子()みたいな方々の投稿も目につくので、混雑時はまた雰囲気が違うかもしれません。

カップルや女性同士の利用もみられる一方、おそらく一人できている瞑想お兄さんや、だらけてる太っちょおじさんも普通にいて、訪問時の男女比はおよそ半々っぽい感じに見えました。あと、見るからにリッチなダディと若いモデル風お姉さんのカップルがいて、女性側がかなり攻めた水着を着ててドキッとするなど。いろいろ見えそう。別にみなさんは普通の水着でいいと思います。おばちゃんはお腹隠しがち。

マッサージやアカスリには浴場エリアから続く通路を通って行くみたい。今回私は利用しませんでした。たぶん大部分が入浴のみで利用してるんじゃないかな。

思うに、この施設のメインターゲットは、リゾートホテルのスパを宿泊なしで風呂サウナ単体で楽しみたいタイプの人なのでは。リゾートのスパって、ジャグジーやサウナも完備されているし、ラグジュアリーな雰囲気でお風呂だけでも気持ちがいいけど、宿泊者限定だったりマッサージやエステがパッケージされがちじゃないですか。そういう意味では、お風呂のためだけにリゾートに泊まるのってコスパ悪すぎるんですよね。日本の公衆浴場やスーパー銭湯のような気軽さはないけれど、ちょっとリッチなリラクゼーションを求める層には、こういうサービスもいいのかなと思いました。平日の日中なのに、そこそこ人は入ってましたよ。

設備のノリだけなら、国内でいうとレディアンスパとかに近いものを覚えました。あっちはもう少し明るいし、男女別だけど。

それでそれで???

飲食物の持ち込みはNGなんですが、水は例外的にOKとされていて、マイボトルを持ち込まれている方が結構いました。給水機もあります。

タオルは浴場内にもストックされていて、定期的に補充されています。使用中のタオルを掛けておくフックや、使い終わったあとのタオルを入れるバスケットも置いてあるので、不便なく過ごせます。タオルはすべてバスタオルで、サウナ入浴時はマット代わりに使う人が多かったです。ハットを被っている人はいませんでした。国内でこの雰囲気だったら、かなり多くの人が着用しそうだけど。(アメリカのサウナにハットがない、というわけじゃないらしい。)

浴室を出たあとは、脱衣エリアのドレッサーでドライヤーが使えます。でも立ちでした。イス欲しいな。文化だね。化粧水などのアメニティも置いています。使ってないけど。あと、水着用の脱水機がちゃんと用意されてますね。ありがたい。

せっかくだしなんか記念品も欲しいなーと思ったけどTシャツくらいしかなくて、柄も好みじゃなかったので、結局何も買わず。

退館時に受付のお姉さんに「タオルとかハットをグッズにして売ったらよろしやん。売れまっせ」って言ってみたんだけど、「うち、そういうのないのよ(うるせー馬鹿)」ってかわされちゃいました。

それだけ?

あえて辛口意見を書くとすれば、ここは良くも悪くも「綺麗なおしゃれスパ」です。

水風呂こそかなり冷たくセッティングされていて、またサウナのバリエーションも豊かですが、個々のサウナはどれも今どきありがちな作り(ポジティブに言えばツボを押さえている)で、デザイン以外の要素で目新しさはあまりありません。これはそれだけ、日本国内のサウナが充実していることの裏返しでもあるのですが。

ビットコインのお風呂にしても、ネタとしては面白いのものの、前述のとおり利用者視点ではただの温かい風呂。「so what?(ダカラナニ?)」と言われればそれまでです。(施設側もそれを分かっているので強調していない。)

それに、全体的にアーバンにまとまっているので、アメリカらしさを楽しみたいとか、地元のカルチャーに触れたいといったニーズは満たしづらいと思います。(純然たる「アメリカンなサウナ」というものはたぶんないので、結局ロシアンバスを探すことになると思いますが。)反対に、NYC滞在中にどこかサウナに行きたいけれど、地元色の強すぎる施設はちょっと怖いとか、距離の近いコミュニケーションが苦手、ローカルルールに馴染めるか不安、みたいな人にとっては、Bathhouseは悪くない選択肢になるのではないでしょうか。

結局どーなのよ

総じて良かったですね。60ドルというと少し高い気もしますが、地域の他店と比べても、このくらいが標準的な料金です。朝晩は割引もあります。ニューヨークはいま何もかも高いので、この程度でひるんでいると何もできません。あらゆるものが日本の3〜4倍くらいの価格で売られていることを考えれば、このクオリティと清潔感なら、むしろ良心的なのではないでしょうか。

他店の英語の口コミをいろいろ見てみると、虫が出るとか汚いとか(真偽不明ですが)色んなレビューがあるんですよね。こちらとしても、アメリカまできて大きな失敗はしたくないのでいろいろ吟味したのですが、結果的にはBathhouseを選んで悪い思いはしなかったなと思います。

観光のための立地としては、ごく近隣に限ると目立った名所はないのですが、ダウンタウンとミッドタウンの中間あたりに位置しており、マンハッタンならどこからでも来やすい、どこにでも行きやすいというアクセスになっています。ホテルをこのあたりに取ってしまうというのも、悪くなさそうです。

おわりに

Bathhouse Flatironについてはまだ新しいこともあってか、ウェブを検索してもほとんど日本語の情報源を見つけることができませんでした。仕方なく英語の記事を中心に下調べをしていたのですが、なかなか苦労があったので、この投稿を作成することにしました。

また、サウナ検索サイト「サウナイキタイ」にもBathhouse Flatironの施設ページが存在していなかったので、久しぶりに施設登録させていただきました。その後さっそく、本記事公開時点でサ活が2つ追加されていて驚いています。

https://sauna-ikitai.com/saunas/82165

この投稿が少しでも皆さんのサ活の参考になれば嬉しいです。もし実際に足を運んだよという方がいれば、ぜひコメントやDM、そしてサウナイキタイへのサ活投稿で教えてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

施設情報

Bathhouse Flatiron(バスハウス フラットアイアン)

URL https://www.abathhouse.com/flatiron
営業時間 9:00 - 24:00
定休日 なし
料金 Early Bird(朝割):50ドル(平日11時まで)
Weekday(平日):60ドル~70ドル
Weekends & Holidays(土日祝):85ドル
Night Owl(深夜割):50ドル(毎日22時以降)
※別途ニューヨーク市税が4.5%加算
住所 14 West 22nd Street, New York, NY 10010 (アメリカ合衆国

※掲載内容は投稿時点の情報です。最新情報は施設の発信をご確認ください。




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