前回のブログに書いた「CURATION⇄FAIR Tokyo」の会場となった「kudan house」は九段北にある。
このあたりは駅名から「九段下」と呼ばれることが多いけれど、町名としては九段北と九段南。日本武道館や靖国神社のあたりのイメージ。
1月末から2月のあたまにかけて、展覧会の映像作品鑑賞のために何度か通った。
同じ日に複数の作品が上映されていることもあり、一つを観ては外に出て、次の上映時間に合わせてまた戻る、をくり返していた。
kudan houseで映画鑑賞。
次の上映開始まで、おさんぽに出かける。

靖国神社といえば、1966年から東京の桜(ソメイヨシノ)開花・満開を観測する「標本木」があるところ。標本木の近くで、お忘れ物を見つける。
kudan houseに戻って、また映画。

九段下でのわたしのもうひとつの楽しみ、ランチに出かける。アルゼンチンBBQのレストラン、ドン・ガウチョ。
前回来たのはオープンしたばかりのころ。もう9年前になる。
ランチでいただいたのは、20世紀前半にアルゼンチンへ渡ったイタリア系移民の美味しい遺産、牛カツのミラネサ(milanesa)。
パセリやニンニク、塩などで味つけをした薄切りの牛肉を揚げ焼きにし、レモンをたっぷり絞って食べる。
びっくりするほど柔らかくて美味しい牛カツだったら、それはアルゼンチンのミラネサのはずだ。なぜなら、「すごく美味しい牛肉」がアルゼンチンビーフのスタンダードだから。
そして、9年ぶりのドン・ガウチョのミラネサは、やっぱり柔らかくって美味しかった。
謎の坂道トンネルを歩く。このチョークの線と数字、乗り捨てられたバイク。こわっ。
左手の目白通り沿い、ホテルグランドバレスはすでに解体されていた。何になるんだろう。
謎トンネルを抜けると急な坂。「冬青木坂」と書いて「もちのきざか」。
奥の壁にある裏口のような扉も気になる。
何の土地なのだろうと思ったら、フィリピン大使館だった。
旧・安田岩次郎邸。岩次郎って誰よ、とお思いの方も多いと思うけれど(わたしも思った)、名前の通り安田財閥のひとり。
そして、岩次郎の姪、オノ・ヨーコが幼少期を過ごした家なのだそう。なんとまあ。
ふたたび映画鑑賞。
九段界隈にも、我が家の近所のようなツタ物件。
こんな感じで九段さんぽと映像作品鑑賞を満喫した。

フィナーレは、市谷方面に歩いたところにある、パティスリー・モンテーニュのサヴァランをお持ち帰り。お酒たっぷり、しっとり。美味しかった。
お店のトップページに(★)、清水ミチコがコメント寄せていてちょっと面白かった。コメントにあるレーズンサブレも美味しかった。

サヴァランを頬張るわたしを、いい顔で見つめるサビ猫。