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雨の日、神保町の昭和の建物に入る喫茶店

 

雨の日の週末の午後、用事が終わり家へ帰ろうとしたけれどお昼を食べておらずおなかが空いていたので喫茶店に寄っていく。その日いたのが神保町の近く、以前このあたりで仕事をしていたことがあったので、すぐに思つくお店がいくつかある。そのうちのひとつ、アルゼンチンタンゴがかかる神保町の銘店のひとつ、ミロンガ・ヌォーバ。

神保町の路地

傘をさしても並んでいるお店は今まさに行こうとしている「ミロンガ・ヌォーバ」の姉妹店「ラドリオ」だろうか。ラドリオはウインナーコーヒーの名付け親ということでも有名な、現役昭和喫茶の多い神保町の老舗組の筆頭。雨でも並ばせるラドリオ、すごいな。

我の行かんとするミロンガ・ヌォーバは?

襤褸/ボロ・・?

この「喫茶トお酒襤褸」とあるお店がミロンガ・ヌォーバだったのだけれど。なんと、閉店してしまったのか?それならばラドリオかとも思ったけれど、並んでまではないなあ。雨だし、寒いし。こちらも喫茶店らしいし、お酒もあるようだし、なんと言っても「喫茶トお酒襤褸」なんてカタカナのトを挟んじゃうあたりクセ強め。ここにしよう。

寒いので暖まらなくちゃとグラスのワインを頼む。グラスに注ぐだけだし、だいたいどこでオーダーしてもすぐに出て来るグラスワイン。ここのお店でも一瞬でワインがテーブルに置かれる。

ワインをちびちびと飲みながらスマホで「襤褸」のことをスマホで見てみる。ギャラリーが経営しているカフェのよう。ほうほう。ミロンガ・ヌォーバは2023年に近隣に移転したと書いてある。ほうほう。

床に目をやるとそこはミロンガ・ヌォーバのままのレンガの床だった。この神保町の路地にある2階建ての建物の1階のこの場所、最初は「ランボオ」という出版社が運営する喫茶店で、三島由紀夫遠藤周作吉行淳之介が足繁く通っていた場所。そんなエピソード付きの喫茶店ってそれだけでいい。

代が変わっても、学生街もビジネス街も近い、本屋さんが並ぶ神保町で、ずっと喫茶店いつづける。そんなことを思いながら、令和になり「襤褸」といういかにもクセのある店に移り継がれた何かを眺めていた。(実際にはお店の壁にかかった「三億円事件」の容疑者のモンタージュ写真を見ていたのだけれど)

サンドイッチがやってきた

耳のついたミックスサンドイッチ(ほぼタマゴサンドイッチ)、大好き。耳つきで出してくれるお店って好み。ああ、おいしかったー

ところでなんで「耳」なんだろう




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