朝起きたらふと yes mama, ok?を聴きたくなり、CD(「Incomplete Questions」と「CEO -10th Anniversary Deluxe Edition-」)を引っ張り出して聴きながら、サブスクで検索したらいくつかのアルバムが聴けるようになっていた(前記の2作は入っていなかった)。前に調べた時にはヒットしなかったので、最近に追加されたのだろう。
yes mama, ok?(通称「イエママ」、略してymo)は天才ミュージシャン金剛地武志が活動したバンドとしてJPOP史の片隅に燦然と輝き続けている。
音楽家、俳優、タレント...ジャンルを超越する表現者:金剛地武志 氏の多岐にわたる活動
金剛地武志氏は、音楽家を活動の主軸としつつ、タレント、俳優、そしてエア・ギターのパイオニアとして、多岐にわたる分野で独自の存在感を放つ表現者です。以下に、関東弁護士会連合会のインタビュー記事に基づき、その幅広い活動と人物像を紹介します。
音楽家としてのルーツとキャリア
金剛地氏の活動の原点は音楽にあり、確定申告の職業欄は「音楽家」としています。
デビューとバンド活動
-
デビュー:1995年、26歳でバンド「yes, mama ok?」のリーダーとしてデビュー。デビュー曲は「コーヒーカップでランデヴーって最高よ」。
-
音楽制作:バンドは男女3人組ですが、作詞、作曲、編曲、楽器の演奏は全て金剛地氏が一人で担当しています(他のメンバーはボーカルやパッケージデザインを担当)。
-
音楽的な才能と市場:インタビューでは「まぎれもなく音楽の天才」と評されていますが、本人は「音楽ではホントに全然売れなかった」と述べています。しかし、京都では出すアルバムすべてがドメスティック・チャートで1位になるという珍しい現象が起きていました。
-
経歴:東京造形大学でデザインを学び、卒業後はインテリアや建築の専門学校で助手を務めるなど、一度はサラリーマンを経験。高校時代は音楽家・小山田圭吾氏(フリッパーズ・ギター、コーネリアス)と同じロック研究会に所属していました。
-
独学の演奏技術:楽器はすべて独学。最初は親に「不良だからダメ」と反対されたエレキギターの代わりに買ってもらったベースギターから始めました。曲の録音に必要なパートを徹底的に練習するスタイルで技術を習得しています。
-
「CEO」廃盤と再発:2000年にリリースしたアルバム『CEO』は、発売1ヶ月後にレコード会社が倒産したため、廃盤・回収・焼却という憂き目に遭いました。この名盤は2010年に再発されています。
-
リスペクトする音楽家:コール・ポーター、バート・バカラック、ヘンリー・マンシーニ、アントニオ・カルロス・ジョビンといった作曲家の名を挙げています。
タレント・俳優としてのブレイクと活動
音楽での活動が低迷する中、タレント活動を始めたことで、自身の評価や適性に対する認識が大きく変わりました。
-
転機:2001年、MXテレビのニュースパロディ番組「テレバイダー」の企画で、いきなりアンカーマンを任されたところ、これが大ヒット。本人は「これまで音楽でがんばってたのは何だったんだくらいに」と振り返り、「自分の評価や適性なんて自分で決めちゃいけない」と悟りました。
-
主な出演:『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ)、『ラジかる!!』(日本テレビ)などのバラエティ番組に出演。
-
俳優活動:『ケータイ刑事シリーズ』や『木更津キャッツアイ』などで独自の存在感を確立。学生時代は演劇をやっている人の雰囲気が苦手だったが、今では大好きだと語っています。
-
司法界との関わり:2006年に最高裁判所が裁判員制度のPRのために制作した広報映画『評議』では、被告人役を務めました。これはギャグを排し、メガネを外した真面目な役柄でした。
エア・ギター界のパイオニア
2004年頃からは「エア・ギター」の分野でも国際的に活躍し、そのパイオニア的存在として知られるようになりました。
-
参戦のきっかけ:自身が持っていた番組で世界大会を紹介したことがきっかけで、放送作家の企画により大会へ出場することになりました。
-
世界大会:フィンランドで行われた世界大会に予選から参加。当初は「他の参加者みんな蹴落としてやる!」と競争心を持って臨みましたが、ハイタッチを求めてくる参加者たちの姿を見て、エア・ギターとは競争ではなく「イベントを楽しむもの」だと悟りました。
-
実績:2004年の世界エア・ギター選手権で日本人として初めて4位に入賞しました。
-
演奏スタイル:エア・ギターでありながら、演奏する曲は自分でギターを弾いて録音した自作の音源(ベートーヴェン『運命』の演奏など)を使用しています。
-
社会貢献:競技者としては引退していますが、東日本大震災のチャリティーとして、エアギタリストに呼びかけ「エア・エイド」を実施。エア・ギターのオークションなどで集めた約10万円を赤十字に寄付しました。
人となりと今後の展望
-
仕事のスタイル:マネジメントを雇わず、基本的に一人で仕事を請けており、出演依頼をTwitterで受けることもあるフリーランススタイル。
-
プライベート(ボーイスカウト):インタビューアーの岩田氏とは、約30年前に同じボーイスカウト横浜31団に所属した先輩後輩の関係。音楽家としてデビュー後もボーイ隊の隊長を務めており、現在は顔を出していないものの、後輩の頼みで登録は残しています。「リーダーまでやらないと面白さが分からない」と語っています。
-
今後の展望と人生観:音楽、芝居、タレント活動のすべてを継続したいと考えています。目標を絞らず「いろんな方向に伸びていって、やじろべえのようにバランスを取っていけばいい」という哲学を持っています。「お前は何をやりたいかはっきりしないからダメだ」と言われることもあるが、「流されていく人生も捨てたもんじゃない」と語り、ジャンルにとらわれない独自の活動を肯定しています。
最新情報を求めてぐぐると今年は活動30周年ということで、いろいろ大変なことになっていると知った。
LD&K、日本コロムビア、エチケットレコーディングスなど1995~2000年に発売された楽曲から万遍なく選曲したベスト・オブ・ベス ト14曲入りLPと、モア・ベスト選曲26曲入りカセットテープ、さらにベスト・キラー・チューン7インチ・シングルに、そして、待望の、稀代 のソングライター、金剛地武志ワークスを編集した2枚組CD、以上4タイトルが、デビュー30周年を記念し、金剛地武志と世界一の ファンを自認する澤部渡(スカート)の監修により公式発売。
2025年12月3日発売 FJSP534 金剛地武志 yes,mama ok?/REVISIONARY-歴史と歪曲-
ディスク1は、アーチストへの提供曲、TV番組のテーマや映画のサントラなど、金剛地武志ワークス。ディスク2は、yes,mama ok?活動前夜のレア・トラックなど。目玉は97年のライブで、これこそがイエママだと破天荒ながらポップな演奏。また15秒にポップスの全てを詰め込んだかのCM曲の素晴らしさは特筆すべき。稀代のソングライター金剛地武志の世界を初めて145分に編集したコンピレーション・アルバム。
yes, mama ok? は、2025年にCDデビュー30周年を迎えます。これまで支えてくださったすべての皆さまに、心からの感謝を捧げます。時代が移り変わっても、音楽を通して届けたい想いは変わりません。30年の歩みを糧に、これからも自由でユーモアに満ちた音を奏でていきます。本当にありがとうございます。-金剛地武志、yes, mama ok?
今回収録されたこのすべてを通して私は「あっ、この人天才なんだ……」と改めて!強く!認識しました。ここに収録されたものの多くは、照れ隠しのようなやけっぱちのユーモアと正面を切った「いい曲」で我々の心を揺さぶるyes, mama ok?のそれの振り幅の内側でもあり、また、外側でもある。とにかく天才の所業です。みなさんもきっとそう感じることでしょう。金剛地武志はその歩みを止めていません。イケイケコンゴーチ!!!!-澤部渡(スカート)
DISC-1
1. ジュテーム [Baby Allstars]
2. 想い出のロックンローラー [〃]
3. イエスタディ・イエスアディ [〃]
4. さよならを教えて [〃]
5. セ・シ・ボン [〃]
6. 虹の彼方に [〃]
7. 脱走兵 [〃]
8. ダレボクレ [スネークマンショー・アンファン]
9. トレイル・ランナー カッコいい![yes,mama ok? feat.片岡知子]
10. 最後のLOVE LETTER(REMIX)[稲垣潤一]
11. All of Me x2 [Gemini XIII]
12. Comedy News Theme [金剛地武志]
13. Comedy News jingle1 [〃]
14. Comedy News jingle2 [〃]
15. Comedy News jingle3 [〃]
16. Comedy News BGM [〃]
17. ジェミニの落第ソルフェージュ [Gemini]
18. 双子の美人秘書 [〃]
19. 沖のニシン [〃]
20. キョホグレ (DEMO) [金剛地武志]
21. 5時の有楽町のテーマ (DEMO) [〃]
22. C1000タケダ レモンウォーター(DEMO) [〃]
23. タ・ス・ケ・テ! [〃]
24. イケイケコンゴーチ [〃]
25. MOW (DEMO) [〃]
26. また春に [〃]
27. 光速戦士スライダーマン [〃]
28. 「あのひとあの日」(DEMO)[〃]
29. 人形劇番組のテーマ [〃]
30. 青春短水路 [すいすいキャット]
31. 「静かに燃えて」テーマ [金剛地武志]
32. 佐野の工房 [〃]
33. 壁の絵 [〃]
34. レクイエム [〃]
DISC-2
1. TeNQ Europe edit [金剛地武志]
2. 円山スクランブルエッグスのテーマ [〃]
3. 表参道ヒルズX’mas 2014 [〃]
4. とりつくしま [〃]
5. Somewhere in Asia [〃]
6. 最高のブルース [yes, mama ok?]
7. Holy Sunday [〃]
8. My Sweet Little Boy [金剛地武志/こじまめぐみ]
9. Sugarless [〃]
10. ラジオスターの悲劇 [yes, mama ok?]
11. Le Tango Chat Noir [ヤング・ウェルテルズ]
12. Construction [金剛地武志]
13. 幕間 [〃]
14. からくり人形 [〃]
15. Erosion/Corrosion [〃]
16. La Foudre [〃]
17. Make Sail [〃]
18. 御花 [〃]
19. Dream Comes True [〃]
20. Melted Day [〃]
解説:金剛地武志、澤部渡 マスタリング:George Mori デザイン:KLOCA
これは聴くしかないっ。