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デジタル「強制」社会への警鐘・抵抗

臼井 豊 著
定価:税込 7,150円(本体価格 6,500円)
発刊年月    2025.09
ISBN    978-4-535-52854-3
判型    A5判
ページ数    456ページ

内容紹介

とどまるところを知らないデジタル「強制」社会に警鐘を鳴らし、「アナログな人間らしい生き方を選ぶ権利」を論じる挑戦的な本。

目次
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第1部 行き過ぎたデジタル化社会に警鐘を鳴らす胎動・息吹
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Ⅰ 「デジタルの強制」を阻止する「アナログ生活を求める権利」論

Ⅱ ロレンツによる「アナログ生活を求める権利」論の産声

Ⅲ 「アナログ生活を選好・選択する権利」という筆者の構想

Ⅳ 第1部執筆直後(2023年2月まで)の「極端なデジタル化」に
  関するニュース


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第2部 デジタル時代の新しい
    「アナログ生活を求める権利」論への期待
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Ⅰ 「アナログ生活を求める権利」が必要とされる時代背景と
  デジタル「強制」社会への危惧

Ⅱ 「デジタル技術と私たち人間・社会」のあるべき関係性・距離感

Ⅲ ドイツの「アナログ生活を求める権利」論の萌芽

Ⅳ グラウの唱える「アナログな存在であり続ける基本権」

Ⅴ 「デジタル時代の新しい基本権」を擁護する人たち

Ⅵ 連邦議会における「重要な労働条件に関するアナログ伝達方法の
  廃止」への抵抗の動き


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第3部 人間社会を脅かすデジタル化の現状・諸問題
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Ⅰ 日常生活に忍び寄るデジタル化

Ⅱ デジタル化社会の様々な問題


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第4部 「アナログ生活を求める権利」論の必要性・正当化・有用性と
    「アナログ」の価値再考
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Ⅰ 「アナログな存在であり続ける人間」の尊厳・自由・平等を
  死守するために

Ⅱ 「アナログ生活を選好・選択する権利」の正当化

Ⅲ 「アナログ生活を選好・選択する権利」が実際に役立ちそうな場面

Ⅳ 前向きな「アナログ」の見直し


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第5部 人間に優しい「デジタルサポート・プラス」な
    共生社会をめざして
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Ⅰ デジタル化社会における「多様性」を実現する「包摂」とは?

Ⅱ 優先すべき「デジタル化・技術の開発・導入」

Ⅲ ポスト・デジタル資本主義を見据えた新たなパラダイムの模索

Ⅳ アナログである人間の「あるがままを受け入れること」の
  尊さ・大切さ


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第6部 将来・未来世代のためにもデジタル化社会の行方を
    憂い連帯して抗う
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Ⅰ 将来・未来世代をも破滅へと導く原子力技術・デジタル技術の暴走

Ⅱ デジタル化により効率化されて浮いたお金は「宇宙開発・進出」へ

Ⅲ 将来・未来の私たちにミヒャエル・エンデ『モモ』が発していた警告

Ⅳ 「現代社会の行き過ぎたデジタル化」に対する「アナログの反乱」

 

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面白そうだと思ったので図書館で借りてみた。

筆者が同い年なのにもシンパシーを覚えた。

この本の「まえがき」は名文である。

筆者という人間をパソコンに例えれば、(任天堂が1983年に発売し社会現象にまでなったファミリーコンピュータよりも前の)1970年製造モデル、頭脳のCPU(スペック)も当時のままです。しかも55年間、酷使してきましたので、多くの部品が摩耗し、ガタがきていて、12年前には重要な部品も欠損しましたが、スペアがないので十分な修理すらできていません。さらに定期的なメンテナンスまで必要になり、しかも困ったことにそのサイクルが短くなってきました。コスト・パフォーマンスは、すこぶる悪くなっています。

 

また最近は社会のデジタル化が加速・拡大し、より大きな負荷がかかりますが、それでも頻繁にソフトウェアなどのバージョンアップまで容赦なく求められ、筆者のような低い性能のCPUでは、時間がかかりその処理の追いつかないことも増えてきました。それどころか、ときにはフリーズまでしてしまいます。ダウンロードを重ねすぎて、メモリの空き容量もとうとう残り少なくなってきました。何かアプリケーションソフトなどを削除しないといけないのでしょうか。

 

それなのに今後は、生成系AIを搭載したデジタル機器と接続することまで求められますから、もう廃棄処分に回される、あるいはサイボーグ化という進化(トランスヒューマニズム)、つまり「ホモ・デウス(神のヒト)」をめざしてテクノロジーによるエンハンスメント(機能増強)を求められるのも時間の問題でしょう・・・当然そのときには費用が必要となります。デジタル化社会は、私たちを「生産型・性能、不具合」で選別し、使いものにならなければ”用なし”と判断しますが。とにかく動く限りは酷使し続けてきます。以前に比べて効率性が増した分、余計に仕事の密度が上がったようにすら感じ、もうヘトヘトです(昔の方が楽でした)。そこで、このような「アナログな存在である人間らしさ」を軽視する 「生きづらい」デジタル化社会に対して、筆者は本書で、もうイヤだとカミングアウトすることにしました。たとえ今は最新のCPUを搭載している若い読者の皆さんであっても、安心はできません。いずれ同じ運命をたどることでしょう・・・・・・決して他人事ではなく、いつかは誰もが通る道です。

本書テーマのきっかけの一つは率直に言うと、便利で快適であったはずの「デジタル化社会」がいつの頃からか筆者にとってはこの上なく面倒くさい!ウザい(煩わしい)!と思うようになってきたからです。なぜこれまでの仕様で満足していたのに、十分な説明もなされずコンセンサスも得ないまま強引に新しいシステムにどんどん変更され、そのたびに分厚いマニュアルをデジタル機器で読むことを強いられて、右に倣えで「デジタルの奴隷」のごとく従わなければならないのか。そもそも書いてあること、言葉が話半分で訳も分からず、何をしているのか・されるのか、不安で仕方ありません。

 

これが実は、「効率性」・「利便性」という甘い言葉をささやきながら近づいてくる、正体不明のデジタルという存在なのです。私たちは、この 「人間を魅了しにしていく」存在がまず何者なのかをよく知り見極める必要があるでしょう(かたやこのデジタルは、気持ち悪いことに、私たち人のことを、個々人の趣味・嗜好までよく知っていて、下手をするとこれら私たちの分身である個人データをアルゴリズムにより分析し、スコアリングして可規化・格付け、つまり、さながら現化のパノプティコンのようにデジタル監視しているのです)。

そこで、デジタル技術には疎い一介の(民事) 法学研究者で、しかも法律問題でさえ専門から離れた―――国家権力による強制ではなく逆に国家権力を縛るための大切な「鎖」の役割を担う―――憲法や新たな法分野・領域であるデジタル・情報法なども関わってきます(そういう意味で「分野横断的」 で、さらに「学際的研究」も求められる、いわば「木も見て、森も見る」必要があるテーマです)が、それを承知で浅学の筆者は、今止めないと「社会のデジタル化」は燎原の火のごとくもう止められない・止まらない、だからこそ最後のチャンスなのではないかという危機感・意識の方が勝ったため、恥も外聞も捨て(いわば「人身御供になる覚悟」で)、EU(欧州連合), なかでも第2次世界大戦から決して忘れてはならない教訓を得て(デジタル) プライバシーなど人権保護の意識の高いドイツの議論を手掛かりに理論武装を試み。(本書のサブタイトルはより分かりやすく筆者の主張も込めて、 「アナログな人間らしい生き方を選ぶ権利」と表現しましたが) 「アナログ(言い換えれば人間らしい生活を求める権利」という法律上の「人間の自由・尊厳・平等」の御旗を掲げて、つまりデジタル化時代・社会ならではの(伝統的な権利のカタログの中にはない) 新しい権利を標榜して、日夜加速し拡大し続ける「デジタル化社会」に抗ってみようと思ったわけです。 というのも、筆者が専門とする法律分野は、迫害されるマイノリティの人たちの権利・利益を守るための闘いの歴史 「権利のための闘争」にほかならないからです。

この名文をAIに要約させたら、実に毒にも薬にもならない中立的でまったく面白くもない文章になってしまったのを見て、こんなところにもデジタル化の弊害を見てしまった。

もはや人間的な文章と言うのは、こういう心情を吐露するような「ぼやき」の分野にしかなくなってしまったのかもしれない。




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