
北川景子主演のドラマ『あなたを奪ったその日から』が昨夜最終回を迎えた。
一つのドラマを最初から最後までリアルタイムで見たのは何年ぶりだろう。
下手すると『あまちゃん』以来かな?
それもこれも、初回放送日に北川景子が体調不良のため番宣に参加できず、その分を取り戻すため怒涛のようにツイートし始めたのがきっかけになっている。
第1回目を見たら続きが気になって、毎週見るようになり、とうとう最後まで見てしまった。北川もかつてないほど熱心に毎回ツイートしていた。
初日の感想にも書いたように、このドラマの見どころはとにかく熱演する北川景子で、既存のイメージを壊すくらいの気迫のこもった鬼気迫る表情が毎回見られた(去年の大河ドラマでも怪演を見せたようだがそっちはちゃんと見ていない)。
ストーリーも、ちょっと都合よすぎないか?と感じるところは散見されたが、最後まで視聴者を引っ張り続けた脚本の緻密な構成と牽引力は見事だった。
個人的に一番引っかかったのは、娘を殺され、あれほど暗い情念を抱えた母親(紘海)があれほど健やかに「奪った娘(萌子=美海)」を育てられるものだろうか? あれほど情愛に満ちた絆を築くことができるものだろうか?それはリアルではないのでは?という点だった。
それ以外の、玖村との偶然の接触から紘海が食品会社に就職して萌子の父親(旭)と接触するというくだりの「都合の良さ」は、ドラマとしてまあ許容範囲といえる。
さらに、玖村が旭に紘海の正体をバラすことによって紘海の娘(灯)死亡事故の真相が明らかになったり、最後にはみたび玖村のSNS投稿がきっかけになって世間に真相が明かされたりといった玖村のキーパーソンぶりは中々安直ギリギリの巧みな配置だと思った。
北川景子のドラマ代表作の一つになったと言ってよいのではないか。
彼女は今年公開される映画「ナイトフラワー」で、なんとドラッグ売人に手を染めるシングルマザー役(しかも関西弁)を演じるということで、ここに来て女優として勝負に来ている気配が漂っている。
監督の内田英治とは2023年のWOWOWドラマ『落日』(湊かなえ原作)でも一緒にやっていて(そっちは未見)、けっこういい作品なんじゃないかと期待している。
ちなみに2020年の内田監督映画『ミッドナイトスワン』の主演は今年『新幹線大爆破』でのんと共演した草彅剛。
最近大変な母親役しかしてない
— 北川景子/ Keiko Kitagawa (@KKeiko_official) 2025年6月16日