柄谷行人年譜
1941年(昭和16年)
1948年(昭和23年)7歳
4月、尼崎市立上坂部小学校入学。
1954年(昭和29年)13歳
4月、私立甲陽学院中学校入学。
1960年(昭和35年)19歳
4月、東京大学文科Ⅰ類入学。ブント(共産主義者同盟)に入る。
1961年(昭和36年)20歳
3月、ブント解散。社学同(社会主義学生同盟)を再建する。その後、運動から離れる。
1962年(昭和37年)21歳
4月、東京大学経済学部進学。
1965年(昭和40年)24歳
3月、東京大学経済学部を一年留年して卒業。
4月、東京大学大学院人文科学研究科英文学専攻課程に入学。ゼミはフォークナー研究で著名な大橋健三郎氏。原真佐子と結婚。
1966年(昭和41年)25歳
5.6 「思想はいかに可能か」が第11回五月祭賞評の評論部門の佳作として『東京大学新聞』に掲載される。筆名は原行人。
1967年(昭和42年)26歳
3月、東京大学大学院人文科学研究科英文学専攻課程を終了。修士論文“Dialectic in Alexandria Quartet”を提出
4月、國學院大学非常勤講師に就任
5.15 「新しい哲学」が第12回五月祭賞の評論部門の佳作として『東京大学新聞』に掲載される。筆名は柄谷行人。この頃、中上健次を知る
12 月、「『アレクサンドリア・カルテット』の弁証法」を『季刊・世界文学』に発表
1968年(昭和43年)27歳
4月、日本医科大学専任講師に就任
1969年(昭和44年)28歳
5月、「〈意識〉と〈自然〉—漱石試論」が第一二回群像新人文学賞評論部門の受賞作として『群像』6月号に掲載される
10 月、「江藤淳論—天の感覚—」を『群像』11月号に発表
1970年(昭和45年)29歳
3月、「大江、安部にみる想像力と関係意識—自己消滅への衝迫力」を『日本読書新聞』に発表
4月、法政大学第一教養部専任講師に就任
6月、「『実践』とは何か—生存本質への〈畏れ〉」を『日本読書新聞』に発表
7月、「自然過程論」を『情況』8月号に発表
「〈文芸季評〉」を『季刊芸術』に連載(〜秋号・10月号)
8月、「錯乱をみつめる眼—古井由吉『男たちの円居』」を『文芸』10月号に発表
10 月、「自立論の前提」を『現代の眼』11月号に発表
「芥川における死のイメージ」を『國文學』11月号に発表
11.23 「思想体験の継承 国家・民族・神話」を『日本読書新聞』(アンケート)に発表
12 月、「読者としての他者—大江・江藤論争」を『國文學』1月号に発表
1971年(昭和46年) 30歳
1月、共著『現代批評の構造』を思潮社から刊行
ジョージ・スタイナー「オルフェウスとその神話—クロード・レヴィ=ストロース論」(翻訳)を「現代批評の陥穽—私性と個体性」を『現代批評の構造』に発表
3月、「閉ざされたる熱狂—古井由吉論」を『文芸』4月号に発表
4月、法政大学助教授に就任
4.9,10 「内面への道と下界への道」を『東京新聞』夕刊に連載
6月、「批評家の『存在』」を『文学界』7月号に発表
「発語と沈黙—吉本隆明における言語」を『國文學』7月号に発表
「高橋和巳の文体」を『海』7月号に発表
7月、「内側から見た生—『夢十夜』論」を『季刊芸術』夏号に発表
9月、「漱石の構造—漱石試論序章」を『國文學』九月臨時増刊号に発表
11月、「六十年以降の文学状況—精神の地下室の消滅」を『日本読書新聞』に発表
12 月、「真理の彼岸—武田泰淳『富士』」を『文芸』1月号に発表
「一頁時評」を『文芸』1月号から連載(〜12月号)
1972年(昭和47年)31歳
1月、「心理を超えたものの影—小林秀雄と吉本隆明」を『群像』2月号に発表
2月、『畏怖する人間』を冬樹社から刊行
3月、「サドの自然概念に関するノート」を『ユリイカ』4月号に発表
6.5 「淋しい『昭和の精神』」を『日本読書新聞』に発表
6月、「知性上の悪闘」を『國文學』臨時増刊号に発表
7月、「夢の世界—島尾敏雄と庄野潤三」を『文学界』8月号に発表
8月、「場所と経験」を『新潮』9月号に発表
「小川国夫『試みの岸』—省略のメタフィジック」を『文学界』9月号に発表
10 月、「私小説の両義性—志賀直哉と嘉村磯多」を『季刊芸術』秋号に発表
12 月、「芥川龍之介における現代—『藪の中』をめぐって」を「『國文學』臨時増刊号に発表、エリック・ホッファー著『現代という時代の気質』を柄谷真佐子との共訳で晶文社から刊行。「E・ホッファーについて」を『現代という時代の気質』に発表
1973年(昭和48年)32歳
2月、「マクベス論—悲劇を病む人間」を『文芸』3月号に発表
3月、「人間的なもの—今日の小説の衰弱について」を『海』4月号に発表
5.17 「平常な場所での文学」を『東京新聞』夕刊に発表
5.21 「マルクスへの視覚—堀立小屋での思考」を『日本読書新聞』に発表
7月、「『一族再会』について」を『季刊芸術』夏号に発表
8月、「時代との結びつき」を『群像』8月号に発表
「鴎外における歴史と自然」を『國文學』9月号に発表
8.16 「ものと観念」を『東京新聞』夕刊に発表
11 月、「無償の情熱—北原武夫」を『文芸』12月号に発表
12.4 「生きた時間の回復」を『東京新聞』夕刊に発表
「柳田国男試論」を『月刊エコノミスト』1月号から連載(〜12月号)
1974年(昭和49年)33歳
「寒山拾得考」を『文学界』2月号に発表
2月、「歴史と自然—鴎外の歴史小説」を『新潮』3月号に発表
3月、「マルクスその可能性の中心」を『群像』4月号から連載(〜9月号)
5月、「自作の変更について」を『法政評論』第一号に発表
12 月、「遠い眼・近い眼」を『群像』1月号に発表
1975年(昭和50年)34歳
2月、『意味という病』を河出書房新社から刊行
4月、法政大学教授に就任
「現実について—『日本文化私観』論」を『文芸』5月号に発表
6月、「自然について—続『日本文化私観』論」を『文芸』7月号に発表
9月、イェール大学東アジア学科客員教授となる(1977年1月ま で)
11 月、「思想と文体」(中村雄二郎との対談)を『現代思想』12月号に発表
1976年(昭和51年)35歳
1月、 ポール・ド・マンの要請で“Interpreting Capital”を執筆(未出版)
8月、ヨーロッパへ旅行(このときの家族旅行の様子は妻冥王まさ子の小説『天馬空を行く』に描写されている)
1977年(昭和52年)36歳
1月、「歴史について—武田泰淳」を『季刊芸術』冬号に発表
2月 帰国
3.28〜29 「文芸時評〈上〉〈下〉」を『東京新聞』夕刊に連載
「感じることと考えること」を『文芸』4月号に発表
8月、「地底の世界—『漱石論』再考」を『文体』創刊号に発表
9月、「マルクスの系譜学—予備的考察」を『展望』10月号に発表
「貨幣の形而上学—マルクスの系譜学」(二回目以降は「マルクスの系譜学—貨幣の形而上学」)を『現代思想』10月号から連載(〜1978年2月号)
10 月、「作品と作者の距離」を『國文學』11月号に発表
11 月、「アメリカについて」(安岡章太郎との対談)を『群像』1月号に発表
1978年(昭和53年)37歳
2月、「反動的文学者」を『群像』3月号に発表
7月、「風景の発見—序説」を『季刊芸術』夏号に発表
「唐十郎の劇と小説」を『海』8月号に発表
9月、「手帖」を『カイエ』10月号から連載(〜七九年12月号)
10 月、「内面の発見」を『季刊芸術』秋号に発表
「時評家の感想」を『文芸』1・2月合併号に発表
コラム「街の眺め」を『群像』1月号から連載(〜1979年6月号)
1979年(昭和54年)38歳
1月、「告白という制度」を『季刊芸術』冬号に発表
2月、「交通について」を『現代思想』3月号に発表
4月、『反文学論』を冬樹社から刊行
6月、「文体について」を『文体』夏季号に発表
「仏教について—武田泰淳の評論」を『武田泰淳全集』第一七巻の解説として発表
7月、「病という意味」を『季刊芸術』夏号に発表
「占星学のこと」を『言語生活』8月号に発表
9月、『小林秀雄をこえて』(中上健次との共著)を河出書房新社から刊行
10 月、「根底の不在—尹興吉「長雨」について」を『群像』11月号に発表
12 月、「児童の発見」を『群像』1月号に発表
「内省と遡行」を『現代思想』1月号から連載(〜1980年7月号)
1980年(昭和55年)39歳
3月、「ツリーと構成力」(寺山修司との対話)を『別冊新評』に発表
4月、「構成力について—二つの論争」を『群像』5月号に発表
5月、「続構成について」を『群像』6月号に発表
7月、「場所についての三章」を『文芸』8月号に発表
9月、イェール大学比較文学科客員研究員として翌年三月までアメリカに滞在
12月、「隠喩としての建築」を『群像』1月号から連載(〜8月号)
1981年(昭和56年)40歳
3月、帰国
4.6 「八〇年代危機の本質」を『毎日新聞』夕刊に発表
5.18 「言語・貨幣・国家—私的な状況論」を「日本読書新聞」に発表
7月、「アメリカから」を『文芸』8月号に発表
「中上健次への手紙」を『韓国文芸』に発表
8月、「小島信夫論」を『新潮現代文学全集三七小島信夫』に発表
「形式化の諸問題」を『現代思想』9月号に発表
「検閲と近代・日本・文学—柳田国男にふれて」を『中央公論』9月号に発表
「内輪の会」を『新潮』9月号に発表
「ある催眠術師」を『文学界』9月号に発表
9月、「安吾はわれわれの『ふるさと』である」を講談社版『坂口安吾選集』内容見本に発表
9.11 コラム「新からだ読本」(1)〜(12)を『読売新聞』夕刊に連載(〜9月24日)
10 月、「外国文学と私・歌の別れ」を『群像』11月号に発表
「六〇年代と私」を「中央公論」臨時増刊号に発表
11月、「外国文学と私・外国文学者の悲哀」を『群像』12月号に発表
12月、「『草枕』について」を夏目漱石『草枕』(新潮文庫)に発表
「サイバネティックスと文学」を『新潮』1月号に発表
「一頁時評」を『文芸』1月号から連載(〜11月号)
1982年(昭和57年)41歳
1月、「凡庸なるもの」を『新潮』2月号に発表
2月、「建築への意志・『言語にとって美とはなにか』を読む」を『野生時代』3月号に発表
「鏡と写真装置—予備的考察」を『写真装置』四号に発表
「丸山圭三郎『ソシュールの思考』—言語という謎」を『中央公論』3月号に発表
4月、「『反核アピールについて』再論」を『話の特集』5月号に発表
5月、「受賞の頃—ある錯乱」を『群像』6月号に発表
「伝達ゲームとしての、思想」を『翻訳の世界』6月号に発表
6.7 「制度としての『癌』意識—ソンタグ著『隠喩としての病い』にふれて」を『週刊読書人』に発表
8.12 「核時代の不条理」を『朝日新聞』に発表
1983年(昭和58年)42歳
「懐疑的に語られた『夢』」を『ユリイカ』4月号に発表
「言語・数・貨幣」を『海』4月号から連載(〜10月号)
4月、「ブタに生れかわる話」を『群像』5月号に発表
5月、「凡庸化するための方法」を『はーべすたあ』6月号に発表
7月、「文化系の数学」を『数学セミナー』8月号に発表
8月、「物語のエイズ」を『群像』9月号に発表
9月、コロンビア大学東アジア学科客員研究員になる(翌年3月まで)
10日 「モダニティの骨格」を「日本読書新聞」に発表
1984年(昭和59年)43歳
2月、メキシコ旅行
4月、アメリカより帰国
6月、「ポール・ド・マンの死」を『群像』7月号に発表
9月、「奇蹟的な作品」を森敦『意味の変容』付録「『意味の変容』ノオト」筑摩書房に発表
10月、「批評とポストモダン」を『海燕』11月号から連載(〜12月号)
12月、「無作為の権力」を『文芸』1月号に発表
「探究」を『群像』に連載(〜1988年10月号)
1985年(昭和60年)44歳
2月、「物語をこえて」を『國文學』3月号に発表
「日本文化の系譜学」(“Genealogie de la culture Japonaise ”)を中村亮二の訳でMagazine litteraire—1985 Marchに発表
4月、『批評とポスト・モダン』(ベネッセ・コーポレーション)
5月、『闘争のエチカ』(蓮實重彦との対話集)を河出書房新社から刊行
『ポスト・モダニズム批判—拠点から虚点へ』(笠井潔との対話集)を作品社から刊行
『内省と遡行』を講談社から刊行
8.13 「アジア・ブームの中で—日本のオリエンタリズム」を『読売新聞』夕刊に発表
10月、対話集『批評のトリアーデ』をトレヴィルから刊行
11月、『マルクスの可能性の中心』(講談社刊)で亀井勝一郎賞を受賞
1986年(昭和61年)45歳
1月、パリ・レコール・ノルマル・シュペリウールで講演 (“Postmodern and Premodern in Japan”)
2月、「注釈学的世界—江戸思想序説」を『季刊文芸』に連載(春季 号〜秋季号八月・未完)
4月、「柳田国男」を『言論は日本を動かす』第三巻(講談社)に発表
“Un esprit, deux XIXe siecle ”に「一つの精神、二つの十九世紀」(cahiers pour un temps)が中村亮二訳で発表。同論文は、のちに『現代思想』臨時増刊号「ポストモダンと日本」一九八七年一一月に掲載され、 “Postmodernism and Japan”The South Atlantic Quarterly 1988に収録される
5月、「伊藤仁斎論」(「文藝」1986年5月、8月)
10月、「精神の場所—デカルトと外部性」を『ORGAN』創刊号に発表
12月、『探究1』を講談社から刊行
パリ・ポンピドー・センターで蓮実重彦・浅田彰とシンポジウムに出席
1987年(昭和62年)46歳
4月、ボストンで「ポストモダンと日本」をめぐるワークショップに参加。日本では「現代思想」、アメリカではデューク大学プレスから刊行される
6月、群像新人文学賞選考委員になる
9月、「昭和を読む」を五回にわたってを『読売新聞』夕刊に連載(9月7〜11日)
「『貴種と転生』四方田犬彦—物語と歴史」を『新潮』10月号に発表
「個別性と単独性」を「哲学」創刊号に発表
11月、「一つの精神、二つの一九世紀」を『現代思想』臨時増刊に発表
12月、『「固有名をめぐって」を『海燕』に断続的に六回連載(〜 1989年12月号)
1988年(昭和63年)47歳
4月、デューク大学で講演(“On Transcendental”)
『内省と遡行』 (講談社学術文庫)
「ポストモダンにおける『主体』の問題」を『季刊思潮』創刊号に発表
10月、「ライプニッツ症候群—吉本隆明論」を『季刊思潮』二号に発表
11月、「堕落について—坂口安吾『堕落論』」を『新潮』12月号に発表
12月、野間文芸新人賞の選考委員になる
「死なない問題」を『海燕』1月号に発表
「ライプニッツ症候群—西田哲学」を『季刊思潮』No.3に発表
1989年(昭和64年・平成元年)48歳
3月、「<漱石> とは何か」(三好行雄との対談)を『國文學』4月号に発表
5月、カリフォルニア大学サンディエゴで講演(“On Conversion”)
「小説という闘争—中上健次の『奇蹟』を読む」を『群像』6月号に発表
『探究Ⅱ』を講談社から刊行
6月、「漠たる哀愁」を『海燕』7月号に発表
「近代日本の批評」を『季刊思潮』No.5に発表
7.3 「『日本』に回帰する文学」を『朝日新聞』夕刊に発表
9月、「死者の眼」を『群像』10月号に発表
「近代日本の批評」を『季刊思潮』No.6に発表
「他者とは何か」(三浦雅士との対談)、「柄谷行人年譜」を『國文学』10月号に発表
10月、『意味という病』 (講談社文芸文庫) 解説:スガ秀実
11月、「文学のふるさと」(島田雅彦との対談)を『新潮』12月号に 発表
12月、「死語をめぐって」を『文學界』1月号に発表
1990年(平成2年)49歳
1.8 「『歴史の終焉』について」を『読売新聞』夕刊に連載(〜12日)
3月、「歴史の終焉について」『季刊思潮』No.8に発表。この号で『季刊思潮』を終刊
5月、UCLA Irvine にProfessor in residenceとして滞在(〜6月)
「六十年」を『海燕』6月号に
6月、「やめる理由」を『すばる』7月号に発表
「大江健三郎について—「終り」の想像力」(笠井潔との対談)を『國文學』7月号に発表
9月、コロンビア大学東アジア学科客員教授としてニューヨークに滞在 (〜12月)
11月、「『謎』としてとどまるもの」を島尾敏雄『贋学生』(講談社文芸文庫)に発表
12月、「手紙」を『現代思想』1月号に発表
『近代日本の批評 : 昭和篇』(福武書店、共著)
1991年(平成3年)50歳
1月、湾岸戦争反対の活動をする
3月、『批評空間』(福武書店)を創刊
『日本近代文学の起源』再考」を『批評空間』に連載(〜6月・No.2)
「『湾岸』戦時下の文学者」を『文學界』4月号に発表
4月、「国家は死滅するか」を『現代思想』5月号に発表
5月、ロサンジェルスで開催されたANY会議で講演、パネル
「『批評』とは何か」(小森陽一・柘植光彦との座談会)を『國文學』6月号に発表
8月、比較文学会国際大会(青山学院)で講演「エクリチュールとナショナリズム」
9月、「俳句から小説へ—子規と虚子」を『國文學』10月号に
10月、「テクストとしての聖書」を『哲学』一一月号に発表
11.3 国際シンポジウム「ミシェル・フーコの世紀」(東大駒場)で「『牧人=司祭型権力』と日本」を発表
「双系制をめぐって」を『文學界』12月号に発表
「路地の消失と流亡」を『國文學』12月号に発表
12月、「夏目漱石論」(『群像』)を完成
1992年(平成4年)51歳
1月、「日本精神分析」を『批評空間』に連載(〜1993年4月)
五月までコーネル大学society for the humanitiesに滞在
『隠喩としての建築』を改稿する
3月、酒井直樹との共同講義
『探究1』(講談社学術文庫)刊行
4月、AAS(全米アジア学会)で講演(「日本のファシズムと美学」)
「現代文学をたたかう」(高橋源一郎との対談)ならびに「漱石論」を『群像』臨時増刊号に発表
5月、帰国。中上健次を見舞う
6月、大分県湯布院で開催されたANYの会議で発表、パネル
8月、勝浦の病院に中上健次を見舞う。12日、中上健次死去。22日、中上健次の告別式で葬儀委員長を務める
「中上健次・時代と文学」(川村二郎との対談)を『群像』10月号に発表
10月、「フーコーと日本」(レプレザンタシオン)を発表
11月、比較文学会国際大会で講演(「エクリチュールトナショナリズム」)
12月、雑誌『Social Discourse』(モントリオール大学出版)をダルコ・スーヴィンと共同編集、同誌に「非デカルト的コギト」を執筆
『探究3』を『群像』新年号から隔月連載(〜1996年9月号)
1993年(平成5年)52歳
1月、「坂口安吾・可能性の中心」(関井光男との対談)を『国文学解釈と鑑賞』二月号に発表
2月、「キューバ・エイズ・60年代・映画・文芸雑誌」(村上龍との対談)を『國文學』3月号に発表
「友愛論」(富岡多恵子との対談)を『文学界』3月号に発表
「漱石の戦争」(小森陽一との対話・92年8月末収録)を『海燕』3月号に発表
3月、「文学の志」(後藤明生との対話」を『文學界』4月号に発表
「新人賞選考委員として」を『海燕』4月号のアンケートに寄稿
「『意味の変容』論」(「森敦全集」第二巻)
「日本植民地主義の起源」(「岩波講座近代日本と植民地4」月報)
6.5 バルセロナで開かれたANY会議で講演、パネル
フレドリック・ジェイムソンの立教大学講義でコメンテーターを務める
7月、「解説」を中上健次『地の果て 至上の時』(新潮文庫)に発表
8.3 熊野大学シンポジウム・「『千年』の文学—中上健次と熊野」に参加
『「小説」の位相』を中上健次『化粧』(講談社文芸文庫)に発表
9月、「韓国と日本の文学」を第二回日韓作家会議で講演
「差異の産物」を『新潮』10月号に発表
11月、「E・W・サイード『オリエンタリズム』」を『國文學』臨時増刊号に発表
「『マルクス』への転向」(インタビュー)を『海燕』12月号に発表
12月、「被差別部落の『起源』—「日本精神分析」補遺」、「中上健次をめぐって」(蓮實重彦・浅田彰・渡部直巳との座談会)」を『批評空間』No.12に発表
1994年(平成6年)53歳
1.3 「真に内発的であるために」を『東京新聞』夕刊に発表
コロンビア大学で講義(〜3月)
2月、「第三種の遭遇」を『すばる』3月号に発表
『戦前の思考』を文藝春秋社から刊行
3月、第二次『批評空間』を太田出版から創刊
「『戦前』」の思考を巡って」を『すばる』4月号に発表
「交通空間についてのノート」を『Anywhere』に発表
「カント的転回」を『現代思想』臨時増刊号に発表
『探究2 』(講談社学術文庫)
4.3 ボストンで開かれたAASで講演、パネル「差別をめぐるシンポジウム」
「神話の理論と理論の神話」(村井紀との対談)を『國文學』5月号に発表
5月、「『戦前』の思考を巡って」(インタビュー)を『すばる』6月号に発表
6月、「戦後文学の『まなざし』」(紅野謙介によるインタビュー)を『海燕』7月号に発表
モントリオールで開催されたANYの会議で講演、パネル
8.3 熊野大学シンポジウム「差異/差別、そして物語の生成」で浅田彰、渡部直巳ほかと参加、「三〇歳、海へ」を『中上健次全集』第三巻の「解説」に執筆
「中野重治のエチカ」(大江健三郎との対談)を『群像』9月号月号に発表
9月、「アレックス・デミロヴィッチと対話する(『情況』)
「差異/差別、そして物語の生成」(渡部直巳・浅田彰・奥泉光との座談)を『すばる』10月号に発表
10.20 「日本にも『小説』はある」を『読売新聞』夕刊に発表
11月にかけて、「柄谷行人『集中』インタビュー」のため、「『啓蒙』はすばらしい」(インタビュー・坂本龍一)、「共同体・世界資本主義・カント」(インタ ビュー・奥泉光)、「『柄谷的』なるもの」(インタビュー・金井美恵子)を受ける(翌年『文學界』2月号に掲載)
11月、デューク大学で開かれたグローバリゼーションをめぐる国際会議で講演
大江健三郎について『読売新聞』に発表
12月、「文学と思想」(蓮實重彦との対談)を『群像』1月号に発表
済州島で開かれた日韓作家会議で講演
1995年(平成7年)54歳
1月、福田恒存追悼「平衡感覚」を『新潮』2月号に発表
2月、「『もの自体』について」を『Anyway』に発表
4月、カリフォルニア大学アーヴァイン校で三日間のワークショップに参加。ジャック・デリダが、柄谷の提出した二論文、Ecriture and Nationalism, Non-Cartesian Cogitoについて発表。「世界と日本と日本人」(大江健三郎との対談)を『群像特別編集』に発表
ワシントンで開催されたAASで講演
4.21 妻冥王まさ子(柄谷真佐子)がカリフォルニア州サクラメントの病院で死去。23日、サクラメントで葬儀。
ソウルで開かれたANYの会議で講演、パネル
「中上健次とフェニミズム」を『すばる』7月号に発表
「いかに対処するか—柄谷行人氏に聞く」(石原千秋のインタビュー)を『國文學』7月号に発表
10月、「歴史における反復」を『批評空間』第 II 期7号に発表
「フォークナー・中上健次・大橋健三郎」を『フォークナー全集27』に発表
Architecture as Metaphor (MIT Press)を刊行
10.28 自由の森学園で講演
11.4 早稲田大学学生祭で講演
11.16 松江で開催された日韓作家会議で講演(「責任とは何か」)(『すばる』に掲載)
11.23 京都大学十一月祭の「京都学派」シンポジウムで大橋健三郎、浅田彰とパネル
12月、「柄谷行人特集」(『「解釈と鑑賞」別冊』)に「批評のジャンルと知の基盤をめぐって」(関井光男のインタビュー)を発表
1996年(平成8年)55歳
3月、『日本近代文学の起源』のドイツ語訳刊行。ケルンとフランクフルトで講演
4月、「表象と反復」をカール・マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』(太田出版)に発表
「解説」を冥王まさ子『天馬空を行く』(河出文庫)に発表
「20世紀の批評を考える」(スガ秀実・福田和也との座談会)を『新潮』5月号に発表
6月、『坂口安吾と中上健次』で伊藤整賞を受賞。小樽での授賞式に出席
「言葉の傷口」(多和田葉子との対談)を『群像』7月号に発表
7月、短歌の会で岡井隆と対談
9月、コロンビア大学で講義(「責任と主体」)(12月まで)
「戦後の文学の認識と方法」(大江健三郎との対談)を『群像』(創刊五十周年記念号)10月号に発表
10月、モントリオール大学で開催された「柄谷行人をめぐる国際シンポジウム」で講演
コロンビア比較文学科で公開講演(” Uses of Aesthetics”)
1997年(平成9年)56歳
4月、近畿大学文芸学部特任教授となる
6月、ロッテルダムで開催されたANYの会議で講演、パネル
『日本近代文学の起源』の韓国語訳刊行。出版を記念して、民音社と民族文学会に招かれ講演。「美学の効用—『オリエンタリズム』以後」を『批評空間』第 II 期14号に発表
7月、近畿大学文芸学部で講演(「菊池寛の『入れ札』」)。慶応大学で同講演
「死とナショナリズム」を『批評空間』第 II 期15号から連載(〜1997年12月)
ミシガンで開催されたアメリカ中西部日本学会に招かれて講演(「日本精神分析」)
「親に責任はあるか—神戸小学生殺人事件にふれて」を『中央公論』11月号に発表
「東大は滅びよ—「改革」の虚妄」(スガ秀実との対話)を『情況』第2期9号に発表
11月、韓国慶州で開催された日韓作家会議で講演
ソウルの「創作と批評」社『批評空間』のための座談会を、ペク・ナク・チョン、チェ・ウォン・シク両教授と行う
12月、女性と戦争学会(大阪市)で講演(「責任と原因」)
フォークナー生誕100年を記念する紀伊国屋ホールでのイヴェントで講演(「フォークナーと中上健次」)
1998年(平成10年)57歳
1月、コロンビア大学で講義 (4月まで)
2月、エッセイ「日韓作家会議について」を『すばる』に発表
3月、「借景に関する考察」を『批評空間』第・期17号に発表
23日、24日の両日、ラトガーズ大学で講演(「アンディー・ウォーホールについて」)
「ハイパーメディア社会における自己・視線・権力」(浅田彰、大澤真幸、黒崎政男との座談会)を『科学と芸術の対話』(NTT出版)に発表
4月、近畿大学文芸学部大学院研究科の教授になる
5月、『坂口安吾全集』全17巻(関井光男との共編・筑摩書房〜2006年・完結の予定)、
『Meiange』『坂口安吾全種月報』に「坂口安吾について1〜17」を連載(〜1前掲)
6月、「未来としての他者」を『現代思想』7月号に発表
「仏教とファシズム」を『批評空間』第・期18号に発表
8月、「坂口安吾の普遍性をめぐって」(関井光男との対談)を『「国文学解釈と鑑賞」別冊・坂口安吾と日本文化』に発表
「批評の視座 批評の『起源』—カント/マルクス」を『國文學』9月号に発表
「トランスクリティーク」を『群像』9月号から連載(〜1999年4月号)
12月、中国北京での「東アジア知の共同体」に関する会議に出席
1999年(平成11年)58歳
1月、『ヒューモアとしての唯物論』 (講談社学術文庫) 解説:東浩紀
3月、ボストンで開催されたアジア学会 AAS(Association for Asia Studies)で講演、マサオ・ミヨシとハリー・ハルトゥーニアンとパネル
「マルクス的視点からグローバリズムを考える」(王暉との対談)を『世界』3月号に発表
4月、ロンドン ICAで講演 (”On Associationism”)
5月、アソシエ21創立記念講演
6月、「坂口安吾とフロイト」を坂口安吾『堕落論』(新潮文庫)に発表
「トランスクリティークと小説のポイエティーク」(島田雅彦との対談)を『國文學』7月号に発表
7月、「世界資本主義からコミュニズムへ」(島田雅彦・山城むつみとの座談)を『批評空間』第 II 期22号に発表
9月、「貨幣主体と国家主権者を超えて」(市田良彦・西部忠・山城むつみとの座談)を『批評空間』第 II 期23号に発表
10月、アソシエ21関西の創立記念講演
東洋大学井上円了記念学術センター主催の坂口安吾をめぐるシンポジウムで講演(「坂口安吾について」)、「江藤淳と死の欲動」(福田和也との対談)を『文學界』11月号に発表
11.7 「アソシエ21関西」の設立集会で講演
12月、『可能なるコミュニズム』を太田書店から刊行
「資本・国家・倫理」(大西巨人との対談)を『群像』1月特別号に発表
「建築と地震」を『Anywise』に発表
群像新人文学賞、野間新文芸新人賞の選考委員を辞任
2000年(平成12年)59歳
1月、「柄谷行人が語る『コミュニズム一歩手前』の状況論」を『広告』2月号に発表
コロンビア大学比較文学科で講義(「カントとマルクス」)(5月まで)
2月、『倫理21』を平凡から刊行
「世界資本主義に対抗する思考」(山城むつみとの対談)を『新潮』3月号に発表
3月、『批評空間』第Ⅱ期休刊
5.1 「安吾とフロイト」を坂口安吾『堕落論』新潮文庫の解説として発表
論文"Uses of Aesthetics"、Boundary 2, Duke University Press, 2000 に発表
ハーバード大学で講演("Introduction to Transcritique")
6月、ニューヨークで開催されたANY会議で講演("Thing-in-itself as Others")、パネル
山口菜生子と結婚。
6.10 法政大学国際文化学部創立記念で講演(「言語と国家」)、ベネディクト・アンダーソンとパネル
6.30 エル大阪でNAM(New Associationist Movement)結成大会、講演
渡米
8月、パリで王寺賢太・三宅芳夫よりインタビューを受ける
9月、グローバリゼーションと文学の危機をめぐる国際会議が韓国で開かれ、出席
「言語と国家」を『文學界』10月号に発表
10月、東京で「柄谷行人を励ます会」に出席
「プロレタリア独裁について」を『別冊思想・トレイシーズ1』に発表
『NAM原理』(共著)を太田出版から刊行
12月、「文学と運動—2000年と1960年の間で」(インタビュー)を『文學界』1月号に発表。「2001年の文学 時代閉塞の突破口」(村上龍との対談)を『群像』新年号に発表
2001年(平成13年)60歳
1月、「未来への希望の地−日本の可能性の中心(マイケル・リントンとの対話・英語)」を『広告』2・3合併号に発表
コロンビア大学で講義(「マルクスとアナーキストたち」)(5月まで)
「飛躍と展開−2000年に向かって」(インタビュー)を『文學界』2月号に発表
2月、フロリダ大学で講演(” Introduction to Transcritique”)
「トランスクリティークとアソシエーション」(田畑稔との対話)を『季刊・唯物論研究』に発表
3月、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校で講演
プリンストン大学で講演とパネル
『〈戦前〉の思考』(講談社学術文庫)から刊行
4月、『NAM生成』を太田出版から刊行
6月、帰国
6.16 京都精華大学でNAM京都のシンポジウム
6.30 早稲田大学大隈講堂でシンポジウム(「NAM生成をめぐって」)
7.1 一ツ橋講堂でNAM全国大会
7.7 紀伊国屋ホールで「批評空間社設立記念シンポジウム・新たな批評空間のために」のパネル
7.9 渡米し、9・11の一週間前までニューヨークに滞在
10月、『トランスクリティーク』を株式会社批評空間社から刊行
『批評空間』第 III 期創刊号発行
10.11 禁煙開始
11.10 麻布高校で講演
11.28 京都大学学園祭で坂上孝、浅田彰らとパネル「マルクスとアソシエーショニズム」
「カントとマルクス—『トランスクリティーク』以後へ」(坂部恵との対談)を『群像』12月号に発表
12月、「入れ札と籤引き」を『文学界』新年号に発表
京都の花園大学で行われた坂口安吾研究会の大会で講演(「坂口安吾とアナーキズム」)
2002年(平成14年)61歳
1月、「入れ札と籤引き(完結)」を『文學界』2月号に発表
「『日本精神分析』再論」を『批評空間』3号に発表
4月、近畿大学人文科学研究所が創設され、所長となる
『必読書150』(渡部直己・浅田彰ほか共著)を太田出版から刊行
『柄谷行人初期論文集』を批評空間社から刊行
4.6 ワシントンで開催されたAASの大会で講演 ("Iki and Love")
9月、シンガポール大学で講演("Architecture and Association")
「『日本精神分析』をめぐって」(インタビュー)を『文學界』10月号に発表
11月、韓国嶺南(ヨンナン)大学で講演
2003年(平成15年)62歳
1月、カリフォルニア大学ロサンジェルス校で講義 (3月まで)
2月、カリフォルニア大学サンディエゴ校で 講演 ( "On Associationism")
3月、カリフォルニア大学アーヴァイン校で講演 ("On Transcritique")
4月、帰国。ワイマールのバウハウス 大学で講演 ( "Architecture and Association")
5月、Transcritique on Kant and Marx (『トランスクリティーク』の英訳)をMIT Pressから刊行
6月、福田和也と対談を『en taxi 』第2号に発表
小林敏明と対談を『週間読書人』に発表
7月、新宿「風花」で古井由吉の朗読会のゲスト。「マクベス論」を朗読
9月、「建築とアソシエーション」を『新潮』10月号に発表
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジで朗読「アンチノミー」
近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジと同大阪コミュニティカレッジで講義「近代文学の終わり」
10月、カントとフロイト−トランスクリティーク」(『文學界』11月号)
10.25 近畿大学国際人文科学研究所大阪コミュニティカレッジで浅田彰と講義
11.24 京都大学一一月祭で浅田彰、大澤真幸と討議「21世紀の思想」
2004年(平成16年)63歳
1月、コロンビア大学で講義「近代文学の終わり」(4月末まで)
2月、「帝国とネーション−序説」(『文學界』3月号)
6.7 新橋ヤクルトホールで福田和也とパネル(「21世紀の世界と批評」)
7月、「資本・国家・宗教・ネーション」を『文學界』8月号に発表
8月、「翻訳者の四迷—日本近代文学の起源としての翻訳」を『國文學』9月号に発表
10月、「絶えざる移動としての批評」(浅田彰・大澤真幸らとのシンポジウム)を『文學界』9月号に発表
10.16 高澤秀次、大澤真幸と紀伊国屋ホールでパネル(「思想はいかに可能か」)
10.30 近畿大学国際人文科学研究所大阪コミュニティカレッジで浅田彰と講義
11.13 近畿大学国際人文科学研究所大阪コミュニティカレッジで浅田彰と講義
11.23 京都大学一一月祭の「デリダ追悼—Re-Membering Jacques Derrida—」で、浅田彰、鵜飼哲とパネル
12月、「反復の構造」(インタビュー) を『世界』1月号に発表
12.11 近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジで関井光男と講義
(『日本近代文学の起源』の改訂版をめぐって」)
2005年(平成17年)64歳
1月、コロンビア大学で講義 ("Reading Marx")(4月末まで、)
3.14 カリフォルニア大学ロサンジェルス校で開催された会議 "Rethinking Soseki's Theory of Literature" で発表
4.13 コロンビア大学で講演 ("Revolution and Repetition")
『朝日新聞』の書評委員となる
5.26 韓国高麗大学で講演 ( "The Ideal of the East")
5.28 韓国高麗大学で講演 ("Architecture and Association")
「革命と反復 序説」をクオータリー『at』0号(太田出版)に発表
7.16 新宿「風花」で、古井由吉の朗読会のゲスト 朗読
9月、「革命と反復・第一章永続革命の問題」を『at』1号に発表
12月、「革命と反復・第二章『段階の飛び超え』とはなにか」を『at』2号に発表
2006年(平成18年)65歳
1.19 近畿大学で最終講義
3月、近畿大学文芸学部特任教授、国際人文科学研究所所長を辞任
「革命と反復・第三章 封建的とアジア的と」(「at」3号)
4月、クロアチアとスロベニアで講演( "Toward World Republic")
『世界共和国へ』(岩波新書)を刊行
6月、浅田彰、萱野稔人、高澤秀次と「世界共和国へ」をめぐっての座談会(「at」4号)
7月、「丸山真男とアソシエーショニズム」(「思想」8号)
インタビュー「グローバル資本主義から世界共和国へ」(「文学界」8月号)
9月、「『世界共和国』へに関するノート」(「at」5号~2008.12)
10.27 マサチューセッツ大学で講演
10.31 シカゴ大学哲学科で講演
12.2 朝日カルチャーセンター新宿で講演
2007年(平成19年)66歳
1月、佐藤優と対談「国家・ナショナリズム・帝国主義」(「世界」1月号)
3月、「超自我と文化=文明化の問題」(「フロイト全集4」月報)
インタビュー「可能なる人文学」(「論座」3月号)
4月、東京に引っ越す
5.24 北京の清華大学で講演
6.7 フォーラム神保町で講演
7.14 朝日カルチャーセンター新宿で講演
8月、新宿「風花」で古井由吉と朗読会
10月、スタンフォード大学で講演。論文 World Intercourse: A Transcritical Reading of Kant and Fruedを発表
11.10 第1回「長池講義」(八王子)いとうせいこう、高澤秀次
12.8 立命館大で講演(国際関係学部20周年式典)
2008年(平成20年)67歳
1.12 朝日カルチャーセンター講演「世界システムとアジア」
2月、大塚英次と「新現実」5号で対談
3.29 朝日カルチャーセンター講演「世界システムとアジア2」
5月、小嵐九八郎から「政治を語る」インタビュー(図書新聞)
5.11 有度サロン(静岡舞台芸術公園楕円堂)で講演「理念について」
5.18 有度サロン(静岡舞台芸術公園楕円堂)で講演「革命と反復」
5.21 フォーラムin札幌時計台で講演「中間団体論」
6月、「石山修武と私」(石山『建築がみる夢』)
6.21 第二回長池講義
8.9 熊野大学シンポ(東浩紀、浅田彰、小林敏明、高澤秀次)
10月、論文Revolution and Repetition、黒井千次、津島佑子と座談会(「文学界」11月号)、『定本 日本近代文学の起源』 (岩波現代文庫)
10.20 トロント大学で講演
10.22 ニューヨーク州立大学バッファロー校で講演
11月、「死ぬまでに絶対読みたい本」(「文藝春秋」12月号)
11.1 第3回長池講義
11.16 有度サロンで磯崎新と講演
11.23 東京国立近代美術館でパネル
11.27 早稲田大学「なぜデモをしないのか」
12月、マサオ・ミヨシ追悼エッセイ(「新潮」1月号)
12.16 京都造形芸術大学大学院アサダアキラ・アカデミアで講演
12月、インド・ネパール旅行
2009年(平成21年)68歳
1.24 朝日カルチャーセンター「権力について」
2月、「カント再読」(『岩波講座哲学03』月報10)
3.28 第4回長池講義
「国家と資本―反復的構造は世界的な規模で存在する」(「朝日ジャーナル」)
5.28 トルコのエルジェス大学で講演
6.3 イスタンブールのビリギ大学で講演
6.20 朝日カルチャーセンター「『柄谷行人政治を語る』をめぐって」
9.5 第5回長池講義
9.11 メキシコ国立自治大学で講演
10月、「世界危機の中のアソシエーション・協同組合」(『月刊社会運動』355号)
12.5 朝日カルチャーセンター
12.8 ロンドンのテート・ブリテンで講演「資本主義の終り?」
2010年(平成22年)69歳
1月、磯崎新、浅田彰編『Any:建築と哲学をめぐるセッション1991-2008』(鹿島出版界)
1.30 関西よつ葉会で「アソシエーションをめぐって」講演
2.27 近畿大学東京コミュニティカレッジ「世界史の構造について」
3.13 第6回長池講義「アジア共同体をめぐって―トルコと日本を中心に」
5.27 大谷大学「世界史の構造」講演
6月、『世界史の構造』(岩波書店)
7月、福岡伸一との対談「科学の限界」
7.5 インタビュー「人類的視点を持っていれば悲観的になる必要はない」(朝日新聞Globe)
8月、苅部直との対談「『世界史の構造』について」(週刊読書人)
8.24 インタビュー「『世界史の構造』について」(朝日新聞)
9月、大澤真幸、岡崎との「ありうべき世界同時革命」(「文学界」10月号)
インタビュー「平和の実現こそが世界革命」(「世界」10月号)
9.11 第7回長池講義
10月、奥泉光、島田雅彦と「世界同時革命 その可能性の中心」(「群像」11月号)
大澤真幸、苅部直、島田裕巳、高澤秀次との座談「可能なる世界同時革命」(「atプラス」06号)
10.26 ダブリンで講演
11月、ソウルで講演
12.12 有度サロンで山口二郎と対談「日本国憲法第9条を実現すること!資本・国家・戦争に依存しない<社会>の形成に向けて」
2011年(平成23年)70歳
1.15 朝日カルチャーセンター湘南「『世界史の構造』余滴」
1.18 近畿大学文芸学部で奥泉光、いとうせいこうと公開座談
1.20 インタビュー(毎日新聞)
3月、「資本=ネーション=ステートをいかに超えるか」(2010年11月ソウルでの講演)を「世界別冊」に発表。山口二郎との対談「イソノミアと民主主義の現在」(「文学界」4月号)
3.12 第8回長池講義「中国の左翼」
「哲学の起源」を「新潮」7月号から連載開始(~12月号)
6月、インタビュー「反原発デモが日本を変える」(週刊読書人)
6.5 磯崎新、山口二郎、いとうせいこう、大澤真幸と講演「震災・原発と新たな社会運動」(紀伊国屋ホール)「atプラス」09号
6.18 朝日カルチャーセンター湘南「自然と人間」
9月、『55人が語るイラク戦争 9.11後の世界を生きる』(岩波書店)にインタビュー収録
9.4 朝日カルチャーセンター湘南で合田正人と対談
9.11 新宿原発集会で「デモが日本を変える」スピーチ
9.29 鵜飼哲、小熊英二と「デモと広場の自由」のための共同声明
10月、『「世界史の構造」を読む』(インスクリプト)
10.15 第9回長池講義「原発とエントロピー」(たんぽぽ舎スペースたんぽぽ)
10.23 港区立エコプラザ、アースデイマネー誕生記念講演会「自然と人間」
10.26 大谷大学で講演
11月、「資本主義は死にかけているからこそ厄介なのだ」(講演記録)「atプラス」10号
11.4 毎日新聞夕刊インタビュー
11.26 朝日カルチャーセンター新宿で尾関章と講演「汎科学論 3.11後の知」
12.17 駒場キャンパス講演(中国問題)
2012年(平成24年)71歳
1月、「ふくしま集団疎開裁判」に「世界市民法廷」の応援文「新たな“東京裁判”を」を寄稿。
2月、「<世界史の構造>のなかの中国―帝国主義と帝国」(「atプラス」11号)
3月、『政治と思想1960-2011』(平凡社ライブラリー)
「120年前と今」(「文藝春秋」3月臨時増刊号)、「『トランスクリティーク』としての反原発」(「小説トリッパー」春号)、ロングインタビュー(週刊読書人3.9)、
3.11 「3.11東京大行進」と「原発ゼロへ!国会囲もうヒューマンチェーン」に参加
3.18 「なぜ古典を読むのか」(朝日新聞)
3.30 東京堂書店で刊行記念講演
6.29 大飯原発再稼働に反対し「野田首相の退陣を要求する声明文」記者会見で発表
8月、「中上健次の死」(「別冊太陽」)、「人がデモをする社会」(「世界」9月号)
9月~11月 北京の清華大学で講義。中央民族大学、社会科学院、上海大学などで講演
9月、「秋幸または幸徳秋水」(「文学界」10月号)
10月、『脱原発とデモ』(筑摩書房)に「デモは手段ではない」など収録
11月、『哲学の起源』(岩波書店)
「二重の転倒、二重の回帰」(エルンスト・ブロッホ『希望の原理1』解説)
12月、「普遍宗教と哲学」(『親鸞教学』)、「日本精神分析再考」(IRSジャック・ラカン研究)、インタビュー(週刊読書人)
2013年(平成25年)72歳
1.15 インタビュー朝日新聞夕刊
2月、台北と台南で講演
國分功一郎との対談「デモクラシーからイソノミアへ」(「atプラス」15号)
『哲学の起源』で紀伊國屋じんぶん大賞2012受賞
2.20 「国家に頼らず自立の道を」(大阪日日新聞)
3.30 第10回長池講義「二つの遊動性」
4月、「中国で読む『世界史の構造』」を「現代思想」5月号に連載開始(~10月号)
6月、「キム・ウチャン教授との対話に向けて」を公式ウェブサイトに発表
「憲法9条を実行する」を『これからどうする未来のつくり方』(岩波書店)に収録
「ド・マンは何かを隠したのか」(『思想』第7号)
7.3 キム・ウチャン教授とトークイベント(東京国際ブックフェア)
9月、「遊動論―山人と柳田国男」を「文学界」10月号に連載(~12月号)
10.18 「縄文未来塾」で講演
11月、赤坂憲雄との対談(「atプラス」18号)
12月、「高谷史郎と写真装置」(東京都写真美術館)、いとうせいこうとの対談(「文学界」1月号)
2014年(平成26年)73歳
1月、『遊動論 柳田国男と山人』(文春新書)
2.15 磯崎新、福島亮大とトークセッション「聖地捏造あるいはテーマパーク」
3月、『世界史の構造』英訳版デューク大学出版局から刊行
4.18、19 デューク大学で「世界史の構造」英訳版出版記念シンポジウム
8月、『知の現在と未来』(共著、岩波書店)刊行
11.10、12、13 台湾で講演
12月、『現代思想』1月臨時増刊号「総特集 柄谷行人の思想」
2015年(平成27年)74歳
1月、「網野善彦のコミュニズム」(「現代思想」2月臨時増刊号)
3.21 早稲田大学中川武最終講義記念シンポ
9月、「思想の散策」連載(「図書」9月号~2017年4月号)、韓国延世大学の国際会議で憲法9条について講演
11月、鹿島茂、酒井啓子、堀茂樹と座談「テロと戦争の時代を生きる」(「ふらんす」12月号)、「カントにおける平和と革命」(「思想」12月号)
11.16 第11回長池講義「憲法9条について」(たんぽぽ舎)
2016年(平成28年)75歳
1.13 東京都北区市民連合シンポジウムで講演「憲法9条の今日的意義」
2.27 第12回長池講義「モアのユートピアについて」(長池公園自然館)
6月、「9条もう一つの謎」(「世界」7月号、大澤真幸との対談)
10.8 「坂口安吾の現代性」(「文学界」2017年1月号、佐藤優との対談)
11.11 中国広州中山大学で講演「Dの研究」
11.14 香港で柄谷行人研究国際シンポジウム
2017年(平成29年)76歳
4.13 オハイオ州立大学で講演
4.21 カリフォルニア大学ロサンジェルス校で講演「帝国と帝国主義」
5月、『ネーションと美学』英訳版刊行
5.22 カリフォルニア大学ロサンジェルス校で講演「歴史的段階としての新自由主義」
9.28 コロンビアのバジェ大学で講演「資本としての精神」
10.7 ドイツ、ライプツィヒ大学で講演「憲法9条について」
9月、『哲学の起源』英訳版デューク大学出版局から刊行
12.21 中谷芙二子のコマンドゥール叙勲式で祝辞(銀座メゾンエルメス)
2018年(平成30年)77歳
1月、『意味という病』(講談社文芸文庫ワイド版)
1.26 東京堂書店で苅部直と公開対談「批評、書評、そして坂口安吾」
4月、『内省と遡行』 (講談社文芸文庫)
5月、『世界史の構造』仏訳版
「私ではなく、風が―津島佑子の転回」(「群像」6月号)
『世界史の構造』仏語訳版
5.18 北川フラムと対談「柳田国男」(代官山クラブヒルサイドサロン)
6.23 ジュンク堂書店池袋本店特設コーナー「柄谷行人書店」オープニングイベント
8.1 インタビュー「柄谷行人書店について」(朝日新聞夕刊)
8.25 講演「柳田国男と実験の史学」(ジュンク堂池袋本店)
9.23 高円寺再開発反対デモに参加
11.10 新宿「風花」で古井由吉呼びかけによる喜寿祝いの会
2019年(平成31年・令和元年)78歳
1.12 「ひもとく 歴史の実験」(朝日新聞)
2月、『世界史の実験』(岩波新書)
2.16 朝日カルチャーセンター新宿で公開講座「力と交換様式 Dの研究」
3月、ロングインタビュー(週刊読書人)
6.6 「震災を機に原点の文学へ」(中日新聞ほか)
8.24 第13回長池講義「力と交換様式」(たんぽぽ舎)「文学界」12月号で発表
11月、『戦後思想の到達点 柄谷行人、見田宗助 自身を語る』(NHK出版)
11.5~8 イェール大学比較文学科で「霊と交換様式」についてのセミナー
11.30 駒場で「近代文学の終り」をめぐる国際シンポジウム
12.1 第14回長池講義(「柄谷行人と韓国文学」ジョン・ヨンイルと講演)「文学界」3月号に発表
2020年(令和2年)79歳
1月、『哲学の起源』(岩波現代文庫)
11月、『柄谷行人発言集 対話篇』(読書人)
2021年(平成3年)80歳
1月、『ニュー・アソシエーショニスト宣言』
「思想家の節目」(「文学界」2月号)
「柄谷行人のまなざし」(「市民の科学」11号)
2月、「2020コロナ禍日記リレー」(「新潮」3月号)
3月、『柄谷行人対話篇Ⅰ 1970-83』(講談社文芸文庫)
ロングインタビュー(週刊読書人)
4.13 「コロナ禍で揺れる世界に語る、新たなる社会変革の可能性」(ウェブサイト「じんぶん堂」)
4.14 インタビュー「NAMを検証し再考する」(毎日新聞夕刊)
5.19 インタビュー「資本と国家への対抗に機運」(朝日新聞夕刊)
5.29 「はじまりを歩く」に協同組合についてのコメント(朝日新聞)
9月、「霊と反復」(「群像」10月号)
2022年(令和4年)81歳
3月、ロングインタビュー「可能性としてのアソシエーション」(「談」no.123)
9月、アメリカ「ニューヨーカー」誌で『哲学の起源』が論じられる
Adam Gopnik “Can’t we come up with something better than liberal democracy?”
「力と交換様式をめぐって」(「文学界」10月号)
10月、『力と交換様式』(岩波書店)
10.20 インタビュー「交換が生む霊的な力とは」(朝日新聞)
11月、インタビュー(週刊読書人)
12.8 2022年度バーグルエン哲学・文化賞受賞
2023年(令和5年)82歳
1.1 2022年度朝日賞受賞 27日授賞式
2月、ウェブサイト「じんぶん堂」で回想録連載開始
インタビュー「希望がないように見える時こそ、中断された未成のものとして希望が向うからやって来るんです」(「ele-king臨時増刊号」)
3月、2005年から務めた朝日新聞書評委員を退任
3.18 高谷史郎、近藤康太郎と公開座談会「ダムタイプと来るべき未来の社会」
4月、追悼エッセイ「大江健三郎と私」(「群像」5月号)
4.12、19 「じんぶん堂」回想録短縮版を朝日新聞に載せる
4.27 バーグルエン哲学・文化賞受賞式
5月、『力と交換様式を読む』(文春新書)
6月、「バーグルエン賞授賞式での挨拶」(「文學界」7月号)