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族長の秋

長い悪夢のようなこの小説を一気に読み終える。 ガルシア=マルケスと生前親しい交流のあったフィデル・カストロは、絶対的権力というものの赤裸々な真実を描いたこの小説については、敢えて公言を避けたという。 『百年の孤独』に引けを取らぬ圧倒的な読後感。

もっとも彼は、もう手遅れだというときになっても、彼にとって生きることが可能な唯一の生は、見せかけの生、彼がいるところとは反対の、こちら側からわれわれが見ている生だとは考えもしなかった。

われわれ貧しい者たちの住んでいるこちら側では、果てしなく長い不幸な年月や、捉えがたい幸福の瞬間が枯葉のように舞っていた。そこでも愛は死の兆しによって汚されていた。

しかし、愛は確かにあった。・・・われわれが決してみたされることのない情熱で愛していた生を、閣下は想像してみることさえしなかった。われわれは十分に心得ていることだけれど、生はつかのまのほろ苦いものだが、しかしほかに生はないということを知るのが恐ろしかったからだ。




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