レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「王妃マルゴ」(1994)です。

1572年8月18日パリ、その日淫蕩で知られた王女マルゴ(イザベル・アジャーニ)は新教徒ナヴァール王アンリと政略結婚することになった。母后カトリーヌはコリニー提督を父の様に敬愛する国王シャルルを見てコリニー提督の暗殺を企てる。暗殺は失敗するが新教徒達の仕返しを恐れてサン・バルテルミの虐殺を企てるのだった…
実はパトリス・シェロー監督「蘭の肉体」という映画を探していましたが、手に入らなくて仕方なくこの作品「王妃マルゴ」を購入し、拝見しました。
先に粗筋を紹介したように、日本でも世界史の時間で習う"サン・バルテルミの虐殺"を描いた映画で、ドロドロの内容なのでしまったと思いましたが、思いのほか良く出来ておりまずは安心しました。
この作品の特徴は、先ずは王妃マルゴを丁寧に描いています。全体に怖いぐらいの女性ですが、イザベル・アジャーニは丁寧に演じています。
でも、もっと興味深い人物は母后カトリーヌを演じたヴィルナ・リージでしょう。すべてはその子孫を未来永劫に残しておきたいと言う願いというより信念により、この惨劇が誘発させたと映画は描いています。
もう少し彼女が大らかな女性であれば、このような悲劇は起きなかったようにも映画は描いています。彼女はあのイタリア、メディチ家から嫁いだ方なのでやはりその出目にコンプレックスを抱いていたのかもしれません。
そういうところを、このパトリス・シュロー監督は丁寧に描いています。フランス、欧州の歴史に興味のない方はちょっと大変な映画ですが、見るべき価値のある作品だと思います。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鍾






味わいがよく似た映画です…