レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アンダーカバー 二つの顔を持つ女」(2024)です。

過激になるテロ組織ETA(バスク祖国と自由)の活動に悩まされていたスペイン警察は、志願した女性警察官アランチャ(カロリーナ・ユステ)を潜入させる。彼女はアバツゥール左派系のサークルに潜み、ETAから接触されるのをじっと待っていた。6年程経った頃、ようやくETAすら接触があり、やがてフランスから一人の過激派が来た…
欧州スペインの過激武装集団ETA対スペイン警察を描いたスペイン映画です。いや、この手の映画殆ど日本に入ってこないので、今回DVD、又は配信で公開されたのは大変うれしく思います。
映画はアクション満載のポリス映画かなと思いきや全然違い、1990年代から2000年辺りで、ETAが最も過激に活動していた頃をかなり丁寧に演出されており、それ故全体に地味な作りで、私が思うにこのスタイルで日本公開だと興行的には難しいと思いました。そういう意味で、たとえDVD公開でも大変ありがたいと思いました。
前半1時間は、当時のETAの活動と女性警官アランチャの訓練とじっとETAから接触を待っている様子を丁寧に描写して、フランスから過激派の男が到着してからは、結構サスペンスたっぷりですが、全体に地味な作りがちょっとと思いました。ハリウッドであればもっともっとアクションをテンコ盛りのように製作するでしょう。
勿論、武装警察隊とテロリストとの対決はありますが、激しい銃撃戦等は全くありません。この手の映画が大好きな私は、とても満足ですが。
特に、襲撃リストをテロリストの部屋から持つ出してコピーを取り、戻ってくる過激派男が部屋に入る前にリストを戻し、部屋から出るサスペンス、ヒッチコックスタイルそのものですが上手くこなしています。うーん、美しいです。
このブログ作成にアマゾンプライムにて鑑賞しています。 八点鍾





当ブログで紹介したスペイン映画