レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ブラック・サンデー」是空版BDについて感じたことを記したいと思います。

「ブラック・サンデー」は、あのジョン・フランケンハイマー監督の最後の力作と言っていい作品だと思います。プロットを簡単に紹介しますと、パレスチナ過激派「黒い九月」のダリヤ・イヤドとベトナム戦争でべトコンの捕虜となったマイケル・ランダーが米社会に復讐すべきとライフルダーツ爆弾を飛行船に取り付け、スーパーボウル観客の上で爆破させようとする物語です。
最近知ったのですが、この映画小説の映画化で、著者はあの「羊たちの沈黙」で有名なトマス・ハリスなんですね。うーん、美しいです。
映画はトマス・ハリスらしいシーンは殆どありませんが、飛行船操縦者マイケルが時々狂ったようになる辺りはハリスらしいと思います。
この作品、60年初めの頃のフランケンハイマー監督作と比べると、例えば「五月の七日間」「大列車作戦」等と比較して全体に若干衰えた感じですが、この手の作品としてまだまだ結構楽しめる映画になっています。
特に、ライフルダーツ爆弾を搭載しマイアミ・オレンジボールへ向かう飛行船、それを追うヘリコプターシーン等サスペンスたっぷりでとても素晴らしく、以前のDVDと比較して迫力たっぷりです。手に汗握るシーンとはこのことでしょう。
このBDですが、全体に発色が良くクリアーになり、音質が良くなっています。特に銃器音質がよりクリアになっています。
加えて、一部ですが字幕も変更されており、例えばモサドのカバコフ(ロバート・ショー)とFBIコーリー(フリッツ・ウィーバー)のコンビが、マイアミビーチでファシルを仕留めるシーンは、コーリーに向かって、カバコフが言う「お前が撃たれればよかったな」と言う感じで、ピリリと気の利いた字幕になっています。
以前のDVDは、本当につまらない訳でしたがほぼ脚本通りの訳になったのは素晴らしいです。うーん、美しいです。
と言うBDです。
加えて、特典映像「ザ・ディレクターズ ジョン・フランケンハイマーの世界」約1時間も付き、なかなかお買い得だのBDと思います。 八点鍾




