レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ワン・バトル・アフター・アナザー」(2025)です。

オタイメサ移民収容所から移民達を解放する革命セクト「フレンチ75」に所属しているゲットー(レオナルド・ディカプリオ)は移民達を解放し、責任者ロックジョー警部(ショーン・ペン)を笑い者にする。ゲットーはパーフィディアと恋仲になり、やがて妊娠し娘シャーリーンを出産する。が、パーフィディアは娘に関心が薄く武装銀行強盗の失敗で逮捕され、彼女が口を割り、セクトメンバーは殆ど逮捕される。ゲットーは娘と共に名前を変え、身を隠すのだが…
冒頭の移民収容所襲撃シーンから始まるこの作品、物凄い映画になっています。私、昨年末に見たノワールスリラー映画「神は銃弾」と言うとんでもない作品を思い出しました。そのスタイル、タッチが良く似ています。
但し、キャスト、シナリオ、バジェット等そのすべてが「神は銃弾」より上回っており、映画としては此方が勝っています。監督はあのポール・トーマス・アンダーソン、個性的な監督でなかなかの力量の持ち主だと思います。
この監督がこの手の映画を製作するとは思いませんでした。又、とても良くリサーチしているらしく、怖い程その雰囲気がスクリーンから漂っています。が「神は銃弾」は怖くないけど描写がグロいので…
特にラスト、アップダウンの激しい自動車道で"ブラインドサミット"(見えない山頂)を利用した罠を仕掛けて、追手を射殺する辺りのサスペンスはなかなか見せてくれます。うーん、美しいです。
こういうの大好きです。フォード・シェルビーGT500がもったいないですが。
観客を選ぶ、尖がり過ぎたノワールスリラー映画ですがとても良く出来ています。
八点鍾
追記 この手の映画を見ていると米国って大丈夫なのか心配になってきます。何かズタボロのような感じで…





