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「マリアの恋人」恋愛物ですが、帰還兵が抱えるある問題を描いており…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「マリアの恋人」(1984)です。

1946年春、米陸軍兵士ビビック(ジョン・サベージ)は太平洋戦線で日本軍捕虜となり捕虜収容所で手荒く扱われたが、ペンシルベニアの故郷ブラウンズヴィルに帰還することが出来た。やがて幼馴染のマリア(ナスターシャ・キンスキー)と再会し結婚するが、彼の精神はズタズタで、新妻マリアを抱けない身体になっていた…

普通の帰還兵ラブロマンスと思って鑑賞したら、とんでもない隠れたテーマが描かれており面食らいました。いや、とても驚きました。中盤、ビビックが自分を抱けないことを理解したマリアが悶々と苦しむ辺りの描写は、ビックリするほどリアリティに溢れ、この手の映画をあまり見ていない"八点鍾"にとって画面を直視できない感じで、もっと明るい作品だと思っていたのに、こんな作品とは知りませんでした。

勿論、ハリウッド製映画なのでラストはある程度希望に溢れた造りになっていますが。

監督は、「暴走機関車」「シベリアーダ」のアンドレイ・コンチャロフスキー、ゆったりとした歩みで少々退屈しますが、中盤からはぎょっとするような展開でなかなかの力量を見せてくれます。

興味のある方は是非、ご覧ください。色々と考えさせてくれます。

そして、もう一つこの作品のタイトルバックには、ジョン・ヒューストン監督心的外傷後ストレス障害を描いた記録映画「Let There be Light (光が存在します様に)」が使用されており、この映像が何なのか理解していれば、どういう映画かすぐに理解出来たのですが、不勉強で分かりませんでした。

でも、ヒューストン監督ってこういう記録映画を製作していたとは惚れ直しますね。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。             八点鍾

 

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