レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「セコンド」(1966)です。

アーサー(ジョン・ランドルフ)は、東部スカーズデールに住む銀行幹部で美しい妻と何不自由しない生活を送っており、娘は結婚して西海岸で暮らしていた。そんな時、昔死んだと思っていた友人チャーリーからメモを貰った。興味を持ったアーサーは、彼を訪ねてある"会社"を訪問する。そこは3万ドル出せば、新たな人生を提供する会社だった。顔の整形、声帯、歯並び、指紋まで整形するという徹底したもので、自分の人生に不安を抱いていたアーサーは新たな人生を希望してウィルソン(ロック・ハドソン)に変身するのだが…
よくあるような話を丁寧に映像化したSFカルト映画です。と言うよりもアクションに冴えを見せるフランケンハイマー監督としてはとても地味な作品で、且演出タッチも重く、それだけ丁寧に映像化していますが、うーん全体に重く、ラストもぞっとするようなラストなので、フランケンハイマー大好きという人以外にはお勧めできません。又、特に「影なき狙撃者」が好きという人はご覧になった方が良いかと。
ウィルソンは変身して第二の人生を歩みだします。彼はアーティストとして生活を始めノラという女性と親しくなるのですが、やがて彼は"会社"から監視されていることに気付き行動を始めるのだった。まあ、この手の映画が好きな人であれば、どういうラストかは簡単に想像がつくと思います。
前述したように演出は、がっちりとしておりなかなか見せてくれます。サンタバーバラのバッカナリアパーティシーン等ちょっとアクの強い演出で驚きます。全体のトーンがもう少し明るいと印象が良くなると思います。
チャーリー役をマレー・ハミルトンが演じており、なかなか見せてくれます。ロック・ハドソンもいつも違い重厚というより重くて、タイトルロールをソール・バス、音楽ジェリー・ゴールドスミス、魚眼レンズを利用したショットが強い印象を残す異色作と言って好いと思います。作品はモノクロです。これが好いんですね。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鍾





あと「フィクサー」「さすらいの大空」「氷人来たる」ぐらいでしょうか…